ブリヂストンは2025年3月7日、2025年のモータースポーツ活動計画を発表した。2025年も、4輪レースでは「POTENZA」ブランドのタイヤを中心に、トップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで国内外の様々なモータースポーツをサポートする。
ブリヂストンは、モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を契機に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化している。その一環として、2025年3月1日付で新たなモータースポーツマネジメント体制を構築し、次のステージへ向けてモータースポーツ活動を経営体制の面からも強化していく。
ブリヂストンのモータースポーツ担当の今井弘常務役員は、「ブリヂストンは、レースを走る実験室として、原材料調達からリサイクルまで、タイヤを創る、使う、原材料に戻すというバリューチェーン全体のサステナブル化をモータースポーツからいち早く推進し、会社全体へ波及させていきます。その実現に向け、これまで培ってきたグローバルのモータースポーツの知見やオペレーションの経験を活かし、次のステージへ新体制でモータースポーツ活動を進化させていきます」とコメントしている。
■スーパーGT
2024年は、GT500クラスでブリヂストンタイヤ装着チームが9年連続でシリーズチャンピオンを獲得した。2025年は、GT500クラスでは12チーム、GT300クラスでは4チームにタイヤを供給する。
■スーパー耐久シリーズ
国内最大級の参加型モータースポーツのスーパー耐久シリーズでは、ブリヂストンは2024年からオフィシャルタイヤ・サプライヤーとしてレースを支えており、引き続き「POTENZA RACING TIRE」を供給しレースをサポートする。ST-Qクラスにおいては、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を足元から支えていく。
■インディカー・シリーズ
北米最高峰のフォーミュラカーレースで、ブリヂストングループは、「Firestone」ブランドで2030年までこのレースのオフィシャルタイヤ・サプライヤーとなる。なお、2000年から始まった「Firestone」ブランドタイヤの独占供給は2025年で26年目を迎える。
また、「インディ NXT by Firestone」は、インディカーの次世代育成カテゴリーにあたるレースで、ブリヂストンは1991年から2013年までこのカテゴリーをサポートしてきており、2023年から2030年まで再びこのレースのオフィシャルタイヤサプライヤーとなる。
■ Indy Autonomous Challenge (IAC)
北米・欧州で開催される完全自動運転車によるレース。世界中から14の大学、数100名の大学生を中心とする10チームがプログラムしたAIドライバーで参戦。ブリヂストンは2021年から「Bridgestone」ブランドタイヤを独占供給している。
■トヨタGAZOOレーシング GR86/BRZカップ
ナンバー付きのレース参戦車両「GR86」と「BRZ」で行なわれるJAF公認ワンメイクレースで、国内複数のタイヤメーカーがタイヤを供給している。
プロドライバーも参戦するプロフェッショナルシリーズには「POTENZA RE-10D」タイヤを供給する。
■その他
マツダのワンメイク・レースであるマツダ・グラスルーツモータースポーツには、2025年も「POTENZA Adrenalin RE004」のタイヤをワンメイクで供給する。
全日本ジムカーナ選手権シリーズは、「POTENZA RE-71RS」、「POTENZA RE-12D TYPE A」および「POTENZA RE-11S」のタイヤを供給する。
入門者向けラリーとして日本全国で開催されるラリー競技「トヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジ」には、同競技で使用可能タイヤとして認定されている「POTENZA RE461R Kai TYPE A」、「POTENZA RE480R」を供給する。
女性限定のレースシリーズ 「KYOJO CUP」には、ブリヂストンがオフィシャルタイヤ・サプライヤーとして、開幕戦よりレースと20名のドライバーをサポートする。
■ブリヂストン ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)
BWSCは、太陽光による限られた電力で、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの、約3000 kmを走破する世界有数のソーラーカーレースだ。世界中から大学生を中心とするチームが参戦するこのイベントを、ブリヂストンは2031年までタイトルスポンサーとして支えている。
2025年に開催する大会では、「ENLITEN」技術を搭載し、ソーラーカーに求められる低転がり抵抗、耐摩耗性、軽量化や耐パンク性を確保しながら、再生資源・再生可能資源比率(MCN比率)の高い新開発の専用タイヤを投入する。サポートチームについては、別途発表を予定している。
■ブリヂストン FIA エコラリーカップ
2023年からFIAの車両の電費効率を競うラリー競技「ecoRally Cup(エコラリーカップ)」をタイトルスポンサーとしてサポートしている。
「ecoRally Cup」は1大会当たり300~800kmの距離を2~4日かけて走破する大会で、1日毎に3、4カ所のチェックポイントを設け、設定された区間タイムにどれだけ近づけたか、また規定内のエネルギー量をどれだけ効率的に使用できたかを競う。一般公道を使用し、かつ一切の改造が禁止されたゼロ・エミッション車(BEV、FCV)のみが参加可能だ。2025年は12か国、14回の開催が予定されている。
■ POTENZA Circuit Challenge (PCC)
初めてサーキットを走る初心者に、プロドライバーからレッスンを受けながらサーキットで走ることの楽しさを感じてもらうことを目指した、参加型走行イベント。2025年は全4回開催予定。
また、初中級者向けのイベント「POTENZA Circuit Meeting」も引き続き開催する。
ブリヂストン モータースポーツ公式サイト:https://ms.bridgestone.co.jp/
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みんなのコメント
筑後地方という九州発祥のタイヤメーカーである事をとても誇りに思います。
あらゆる九州のクルマのニーズに、
これからもしっかりと応えて頂きたい。
俺も5000万のお小遣いとか貰いたいねぇ