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【かつてはサファリの名で活躍】歴代日産パトロール振り返り!クロカンの原点がフラッグシップSUVに昇り詰めるまで

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【かつてはサファリの名で活躍】歴代日産パトロール振り返り!クロカンの原点がフラッグシップSUVに昇り詰めるまで

1980年から2002年までは日本名『サファリ』で活躍

日産車で最も古いネーミングを持つのが、世界の厳しい環境下で活躍するフラッグシップSUV『パトロール』だ。グローバルでは、2024年9月に7代目となる新型モデルが発表され、昨年11月よりアラブ首長国連保やサウジアラビアなどを含む、中東地域での販売が開始されている。

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現状では海外専売モデルとなっているが、かつては日本での販売実績もあり、1980年から2002年までは日本名『サファリ』で活躍した。そんなパトロールの歴史を振り返りつつ、最新モデルの謎に迫ってみた。

日産パトロールの誕生は政府が、太平洋戦争後の1950年に発足した警察予備隊向けの小型4輪駆動車開発と製造を、自動車メーカーに打診したことに始まる。最終選考に残った日産、トヨタ、後に三菱重工業の一部を担う中日本重工業の3社が最終テストを受けた結果、『三菱ジープ』が採用された。

その際に生まれたのが、日産パトロールと後にランドクルーザーを名乗ることになる『トヨタBJジープ』であり、同時期に生まれた純国産クロカンの原点なのだ。1951年に完成したジープタイプの日産パトロールは市販化され、国家地方警察や官公庁などを中心に販売。1960年まで生産され、主にビジネスカーとして活躍していくことになる。

クロカンらしいスタイルになった第2世代

第2世代は、1960年に登場。スタイリングの脱ジープ化が図られ、クロカンらしいスタイルに仕上げられていた。デザインの独自性が強まったことに加え、ボディラインアップもソフトトップ、ハードトップ、ワゴン、海外向けのトラックまで拡大。

さらに消防車専用モデル『ファイヤーパトロール』が設定されたことで、日本での認知度も高まった。またインドでは、『ジョンガ』の名でのクックダウン及びライセンス生産が行われた。

より乗用車ライクな進化を見せ、日本では『サファリ』の名を名乗った3代目は、1980年に登場。刑事ドラマ『西部警察』に登場する『特別機動車両サファリ4WD』のベースとなったのも、この3代目モデルだ。新たな機能として、ディーゼルエンジンとATが採用されたのも大きなトピックであった。同車は4代目登場後も、一部仕様の生産が継続され、2002年まで現役であった。

快適性が高まり、クロカンとしての魅力がアップ

1987年に登場する4代目は、サスペンションにリジット+コイルスプリングを採用した初のモデル。ワゴン仕様では前後コイルサスとし、バンやトラック仕様では後輪がリーフ仕様を基本とした。またパワーステアリングも標準化するなど、運転がしやすく、乗り心地が向上したことで、乗員の快適性が高まり、クロカンとしての魅力を高めていた。

1997年に登場した5代目は、近代化と共に、高性能化が図られたのが大きな特徴。最上位のエンジンは、ガソリン仕様の4.8L直6DOHCと、ディーゼル仕様のインタークーラー付き3.0L直4DOHC直噴ターボを搭載。ボディタイプは、前後輪コイルサスを採用する3ドアと5ドアのボディに加え、前輪コイルサス+後輪リーフサスの2ドアピックアップを用意した。

日本では3代目サファリとして販売されたが、SUVの主体が乗用車ベースのクロスオーバーSUVにシフトしたことを受けて、2002年に販売を終了。これらの進化が、その後のパトロール上級化の原点となった。

5代目モデルのもうひとつの特徴が、世界的には歴代最長寿モデルとなり、2024年まで生産と販売を継続されたことだ。パトロールの本流であるヘビーデューティ向けモデルとして、厳しい環境下でクロカンを愛用するユーザーたちに支持され続けていた。

2015年にはニスモ・モデルも登場

2010年に登場した6代目は、従来のパトロール像を大きく変えるターニングポイントになった。海外専売モデルとして道を歩みだすだけでなく、メインターゲットを中東の富裕層に変更し、高級車路線を歩みだしたのだ。このため、ボディも全長が5mオーバーの巨大なものになった。

ボディタイプは5ドア仕様のみに。パワートレインは、ふたたびガソリンエンジンのみにとし、シリーズ初のV型エンジンを搭載。5.6LのV8と4.0LのV6が設定された。メカニズムでは、サスペンションを前後共にダブルウイッシュボーンとし、シリーズ初の独立懸架式となった。

さらに4WDシステムも電子制御式のオールモード4×4を初搭載している。走行モード切替えやヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロールなどの機能も追加され、ドライバーサポート力も高められた。

シリーズの新たな取り組みとして忘れてならないのが、2015年に投入された『パトロール・ニスモ』だ。なんとパトロールをベースに、ニスモがチューニングを施したハイパフォーマンスモデルであり、エンジン性能もベースの+28hpとなる428hpを発揮した。日本未発売モデルではあるが、スーパーGTの救護用車両として活躍しているため、その存在自体は有名だ。

アルマーダ、QX56、そしてQX80

パトロールの上級化を受け、地域による役割も変わった。北米向けでは、一部仕様変更し、2代目日産アルマーダとして投入。さらにより豪華な仕様として、日産のラグジュアリーブランド『インフィニティ』の2代目QX56に。同車は後のQX80に名称を変更した。

最新世代でも、パトロールの北米仕様は、3代目アルマーダとしてデビュー。砂漠の走行までを含むパトロールとはトランスミッションのチューニングを変更するなど、市場にマッチした改良も加えているが、基本的には双子のような存在となる。

最新型インフィニティQX80のベースであり、基本構造を共有しているが、外装デザインが専用化される上、内装や装備もより豪華に仕上げられるなど差別化が図られている。

すっかり日本とは無縁となった感のあるパトロールだが、海外向けも日本で製造供給されていたものが多く、最新世代も日産車体九州製となっている。それだけに日本での復活を期待したくなるのは、筆者だけではないはずだ。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN

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みんなのコメント

3件
  • ivq********
    プロナードじゃね
  • jba********
    初代パトロール売ってけど、ランクルの55と同じくらいカッコ悪かった。一番しょぼかったのはダイハツロッキー初代と初代パジェロだった。
    とはいえ、コツコツ継続して作り続けていたから王者ランドクルーザーを抜くことができた。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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