■ホンダ「“4人乗り”軽トラ」が斬新すぎて“反響殺到”!
現在のホンダの軽商用車といえば、「N-VAN」のような実用的で洗練されたモデルが思い当たります。
【画像】超カッコイイ! これがホンダ「“4人乗り”軽トラ」です!(19枚)
しかし過去には、現代の常識では考えられないユニークなクルマが存在しました。
それが、1970年からわずか3年間だけ販売された軽トラック「バモスホンダ」です。
「バモス」というと後年のワンボックス型を想像する人も多いですが、初代にあたるこのモデルは「屋根もドアも持たないフルオープンボディ」を採用した、規格外のクルマでした。
「乗る人のアイデアによって用途が無限に広がる」というコンセプトのもと、2人乗り、4人乗り、荷台まで幌で覆ったフルホロの3タイプを設定。
ボディサイドにはドアがなく、代わりに転落防止用のガードパイプが1本渡されているだけというスパルタンな構造です。
これに対し、当時を知るファンからは「冬は死ぬほど寒かったけど独特の感性があって好きだった」「ウルトラマンタロウに出ていて懐かしい」といった声が寄せられる一方、現代のクルマ好きからも「これホンダだったんだ! 街中で見て驚いた」と、そのインパクトは今も健在です。
オープンボディゆえの対策として、キャンバス製の防水シートや防水メーターを採用しており、泥などで汚れたら「車内をそのまま水洗いできる」というタフな機能性も備えていました。
車重わずか520kgの軽量ボディに最高出力30馬力の360cc空冷2気筒エンジンを搭載し、最高時速は90km。
フロントにはスペアタイヤや大型バンパーを備え、軍用車や本格オフローダーのような無骨なオーラを放っていました。
しかし、このワイルドな外観に反して駆動方式は後輪駆動(2WD)のみで、悪路走破に不可欠な4WDモデルはありませんでした。
警備用や農林業などの需要を見込んでいたものの、市場は「見た目はジープ風なのに悪路は走れない用途不明のクルマ」と困惑。
当初の月産2000台という計画に対し、約3年間の総販売台数はわずか2500台にとどまりました。
後に改正された保安基準を満たせなくなったこともあり、極度の販売不振のまま生産終了となります。
当時の新車価格は約31万円~36万円でしたが、現在は中古市場で200万円以上の値がつくことも珍しくありません。
商業的には失敗に終わったものの、ネット上では「今の時代にEVで復活したら絶対ヒットする」「果樹園の集果用や山の管理に今すぐ欲しい」といった実用的な再販を望む声や、「トライクが走れるならバモスも復活できないかな?」と可能性を探る声が絶えません。
「昭和だから許された遊び心が最高」「またこんな挑戦的なクルマを出してほしい」といったファンの言葉通り、バモスホンダはホンダの技術的探求心と遊び心を象徴する愛すべき“迷車”として、これからも語り継がれていくことでしょう。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
大昔の車の話を今持ち出してきて、そこまでしたいのか‥とあきれてしまう。日本で発売しない車の話も持ち出すし。