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D’station Racing 2025スーパーGT第2戦富士 決勝レポート

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D’station Racing 2025スーパーGT第2戦富士 決勝レポート

D'station Racing

Race Report - 2025.4.14

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2025 AUTOBACS SUPER GTRound 2 FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIALMAY.3 - 4 Qualify :1st / Race:2nd


トップ快走中にまさかのトラブルも、最小限に留め2位表彰台

 4月に岡山国際サーキットで行われた開幕戦では、トップを走りながら接触され、24位という悔しい結果で終えていたD’station Racing。捲土重来を期する第2戦の舞台は、静岡県の富士スピードウェイだ。ゴールデンウイークの恒例の一戦で、今季は3時間というレース距離で争われた。

 そんな第2戦に向け、D’station Racingはたしかな自信をもっていた。3月に行われた公式テストではベストタイムこそ伸びていなかったものの、ダンロップとともに開発してきたタイヤにたしかな手ごたえがあり、開幕戦でもそれは証明されていた。岡山での悔しさを晴らすべく、チームは一丸となってD’station Vantage GT3を仕上げ、5月4日(土)の予選日に臨んだ。

 爽やかな五月晴れのもと迎えた午前9時からの公式練習では、まずは藤井誠暢が8周ををこなし、チャーリー・ファグに交代。22周を走り1分36秒618というベストタイムを記録。4番手というポジションで公式練習を終える。 この時点ではわずかにタイムが伸びない部分があったことから、チームは午後2時から行われた公式予選に向けてセットアップを修正。Q1のB組に藤井をアタッカーに据え出走した。

 ここで藤井は、変更したセットアップとダンロップタイヤのパフォーマンスで好タイムを記録。それまでのベストを大きく上回る1分35秒674を記録し、トップでQ2進出を果たした。D’station Vantage GT3のパフォーマンスはQ2でも衰えることなく、ファグがアタッカーを務めると1分34秒820を記録。#61 BRZを下し、ポールポジションを獲得してみせた。

 明けた5月4日(日)は、午後2時11分から決勝レースの火ぶたが切って落とされた。D’station Vantage GT3のスタートドライバーを務めた藤井はポールからレースをリードしていったものの、同じダンロップを履く#61 BRZが僅差で続いてくる。今回履いていたタイヤはレースで使用するのは初めてで、藤井は注意深くマネージメントしながらもトップをキープ。32周でピットインすると、そのままステアリングを握り第2スティントを戦っていった。

 中盤、レース序盤に導入されたフルコースイエローのタイミングでピットインしたライバルが藤井の前に出ていたものの、地力の速さで勝る藤井、そして#61 BRZは次々とライバルをオーバーテイク。52周目にD’station Vantage GT3はふたたびトップに浮上した。

 しかし直後の55周目、セクター3を走る藤井はタイヤの警告灯が点いていることを感じ取る。一時はエラーかと思われたが、最終コーナーで左リヤにトラブルが発生した。藤井は急遽ピットロードに入り、チームも即座に対応。ファグに交代しタイヤ交換と給油を行った。

 これで順位は11番手となったが、そこからファグは快調なペースで走行を続け、87周目にはトップに戻った。ただ、ピットインからチェッカーまで燃料がもたず、99周目には3回目のピットインを実施。給油を行った。

 これでD’station Vantage GT3の順位は3番手となり、そのままレース終了か……とも思われたが、ファイナルラップにドラマが起きる。トップを走っていた#61 BRZがストップし、ファグは2位でチェッカーを受けることになった。

 予選までの速さ、決勝でのペースを考えれば、優勝も十分に可能だったレースだった。タイヤトラブルは悔しいところではあるが、そのトラブルへの早急な対処で遅れを最小限に留めたことが2位に繋がった。チーム力の着実な成長を感じさせるレースとなった。

 この表彰台を繋げるには、残りのシーズンが重要となる。次戦の舞台は、ひさびさのSUPER GT開催となるマレーシアだ。D’station RacingにとってはこれまでもGT World Challengeで経験をもっているコースでもある。次戦も上位を目指し、チーム一丸となって戦っていく。


COMMENTS:


Team Owner:Satoshi HOSHINO

ポールポジションからスタートすることができたので、もちろん優勝を狙っていました。ただそんなに甘くはないと思っていましたが、藤井選手の走りが本当に素晴らしかったですね。過去最高とも言って良いかもしれません。タイヤにトラブルが起きてしまいましたが、そこでも早く気付いたことで最小限のロスに留めることができたと思いますし、早急に対処したことが表彰台に繋がったと思っています。それにしても、レースは最後まで諦めてはいけませんね。山あり谷ありのレースだったと思います。今シーズンの2戦目で表彰台に立つことができたので、この流れを次戦に繋げたいと思いますし、また良い成績を残したいと思います。応援ありがとうございました!


Director:Kazuhiro SASAKI

なんと言ってもタイヤのトラブルがもったいなかったですね。タイヤについてはレース前から少し心配があったのですが、こういうかたちになるとは思ってもいませんでした。しかし、それでも盛り返して2位という成績を残すことができたのは本当に良かったです。もともと富士スピードウェイは自信もあり、クルマもすごく速かったですし、優勝したかったんですけどね。とはいえ2位で表彰台に登ることができたので、良かったのではないでしょうか。次戦はひさびさの開催となるマレーシアでのレースですが、しっかりと良いクルマを作っていけば、チャンスはあると思っています。今回の2位を繋げられるよう、次戦含めシーズンを通じて頑張っていきたいと思っています。


Supervisor:Tetsuya TANAKA

今回表彰台に上がることができたのは、タイヤのパフォーマンスに尽きると思います。トラブルこそありましたが、それ以外は本当に速かったです。またピット作業も完璧な仕事をこなすことができました。トップ争いをした#61 BRZは最終的にトラブルで残念な結果になってしまいましたが、結果的にそれが我々の2位に繋がることになりました。今回のレースはまた、次のセパン戦を含めたシーズンを戦うにあたり、タイヤのパフォーマンスなどいろいろな方向性が見えたことも大きいですね。2位という結果もそうですが、それ以上に収穫があったレースになったのではないでしょうか。レース終盤は一時表彰台も難しいかと思いましたが、この結果を残せてうれしく思っています。


Driver:Tomonobu FUJII

公式予選ではポールポジションを獲ることができましたが、冬の間にダンロップタイヤの皆さんと取り組んできたことが予選で機能した結果だと思います。ただレースは初めてのタイヤだったのでマネージメントしていましたが、2番手の#61 BRZも同じようなペースで、ダンロップの強さを感じた序盤戦となりました。タイヤトラブルについてはいろいろな要素があるので原因は分かりませんが、ロスを最小限に抑えられたのは本当に良かったです。チームも対応してくれたので感謝ですね。結果的にコース上でのペースは本当に良かったですし、とにかく良いタイヤがあったことが2位という結果以上にポジティブです。チーム、チャーリー選手、ダンロップさんに感謝しています。


Driver:Charlie Fagg

レースでは終盤のスティントを戦うことになったけれど、僕自身としてはレースはすごく楽しく走ることができたし、クルマはすごく速かった。タイヤもうまく機能していたと思うね。D’station Racingのみんな、そしてダンロップタイヤに心から感謝しているよ。もちろんタイヤにトラブルがあったことは残念だし、表彰台の頂点に立てれば最高だったけれど、それでも2位には満足しているよ。ファイナルラップには少し運もあったね。#61 BRZのチームには同情するよ。難しい開幕戦の後でのこの結果なので、タイトル争いでも良いポイントを獲得することができたと思う。この勢いを次のマレーシアでも維持できるようにしたいと思っているよ。チームのみんなに感謝したいね。

[オートスポーツweb 2025年05月05日]

文:AUTOSPORT web

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