北米のスポーツカーレースを統括するIMSAは、8月4~6日にウィスコンシン州エルクハート・レイクに位置するロード・アメリカで開催するウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦のエントリーリストを発表した。このレースでは、最高峰GTPクラスにプロトン・コンペティションのポルシェ963がデビューする。
6月の第5戦ワトキンス・グレン6時間レース以来となる、5クラスすべてのレースが行われるロード・アメリカ。7月26日付で発表されたエントリーリストには、46台の車両が記載されている。なお、今戦の決勝レースは2時間40分で争われるため、1台につき2名のドライバーがエントリーしている。
引き渡しからわずか1週間、ポルシェ963での初レースに臨むプロトン「1周1周が大事」とティンクネル
注目はGTPクラスにデビューを果たすプロトン・コンペティションのカスタマー・ポルシェ963だ。ゼッケンは59、ステアリングを握るのはハリー・ティンクネルとジャンマリア・ブルーニで、このふたりは7月7~9日に行われたWEC世界耐久選手権第5戦モンツァ6時間レースでも、WECに出場するプロトンのポルシェ963をデビューさせている。
IMSAにおいてプロトンは、JDCミラー・モータースポーツに次いで2番目のポルシェのカスタマーとなる。これにより、GTPクラスはポルシェ963が4台、キャデラックVシリーズ.R、アキュラARX-06、BMW Mハイブリッド V8がそれぞれ2台という、4メーカー・10台のLMDhマシンによって争われることになる。
この他、ロード・アメリカ戦のエントリーリストの変更点としては、アシュトン・ハリソン/マリオ・ファーンバッハー組のレーサーズ・エッジ・モータースポーツ・ウィズ・WTR・アンドレッティの93号車アキュラNSX GT3 Evo22が加わり、リック・ウェア・レーシングのオレカ07・ギブソンは欠場となる。
ベン・キーティングはポール・ループ・シャタンとともにPR1/マティアセン・モータースポーツの52号車でLMP2クラスを戦い、ジョシュ・バードンはフェリペ・フラガの代わりにライリーの74号車リジェJS P320・ニッサンでLMP3クラスへと参戦する。
タワー・モータースポーツの8号車オレカ07における、ルイ・デレトラズの相方は未定となっている。ジョン・ファラーノは5月のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカでの負傷後、再びコックピットに戻る準備ができていないようだ。
TDSレーシングのオレカ35号車には、5月に負傷したフランソワ・エリオーに代わってジョン・ファルブが再び乗り込むこととなった。
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