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アウディは2021年も新車ラッシュ! 今後日本にやってくる注目のニューモデルとは

掲載 更新 16
アウディは2021年も新車ラッシュ! 今後日本にやってくる注目のニューモデルとは

■2021年、アウディのEV「e-tron」シリーズの車種が拡大

 アウディジャパンは毎年この時期、新年の記者発表会を開催している。2021年も1月13日に「アウディ・ニューイヤー・プレスカンファレンス」と称しておこなわれた。

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 開催された場所は、同年1月14日より5月末までの期間限定で東京・南青山にオープンした次世代型ブランドストア「Audi House of Progress Tokyo」。

 ここはアウディブランドの歴史や哲学、アウディモデルのデザインに込められた想いなどを新しい方法で体験することができ、さらにe-tronやRSモデルなど最新モデルの試乗をおこなうこともできるスポットだが、新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言を鑑み、今回の発表会はAudi House of Progress Tokyoからオンラインで配信されることになった。

 冒頭、アウディジャパン社長であるフィリップ・ノアック氏から、2020年の販売台数について説明があった。それによると、アウディの2020年世界販売台数は169万2773台で、前年比マイナス8.3%だった。

 また日本市場では2万2304台で、前年比マイナス8%となったが、輸入プレミアム市場全体ではマイナス15%以上だったため、そのなかでは落ち込みは少なく済んだという。また2020年上半期は9285台(前年同期比マイナス18%)と大幅に落ち込んだが、下半期は1万3019台(前年同期比プラス1%)と急速に回復している。

 2020年の特徴としては、認定中古車(アウディ アプルーブド オートモービル=AAA)の伸長だ。1万3925台と過去最高を記録している。新規の顧客を獲得するのに中古車は重要なため、今後も力を入れていくという。

* * *

 その後、ノアック社長から2021年に日本上陸する予定のニューモデルが発表されたので、詳しく見ていこう。

●e-tron GT

 まず紹介されたのは「e-tron GT」だ、このモデルはアウディブランド初となる、ドイツで製造されるピュアEVで、アウディの高性能車部門であるアウディ・スポーツが開発を担当した。すでに2020年末にネッカーズルム工場にあるベリンジャー・ホ-フェの生産ラインからロールオフされており、まもなく世界初公開される予定とのこと。

 前後にモーターを搭載した4WD「クワトロ」モデルで、トータルの最大出力は590psを発生。0-100km/h加速は約3.5秒、0-200km/hは12秒、最高速度は240km/h(リミッター)と発表されている。

 満充電での航続可能距離はWLTPモードで約400km。ポルシェ「タイカン」と同様、800Vシステム対応しており、充電時間が従来よりも大幅に短縮されるという。

 ボディサイズは全長4960mm×全幅1960mm×全高1380mm。市販バージョンもほぼ同じスペックで登場する可能性が高い。日本では2021年後半に発表される予定だ。

●Q4 e-tron/Q4 Sportback e-tron

 続いて紹介されたのは、「Q4 e-tron/Q4スポーツバック e-tron」だ。

 市販バージョンはe-tron GT同様、まだ世界初公開されていない。ノアック社長によると「10か月以内、遅くても18か月以内に日本導入したい」ということなので、2021年末、もしくは2022年前半に日本で登場する予定だ。

 Q4 e-tronとQ4スポーツバック e-tronはピュアEVで、VWグループのモジュラー電動化プラットフォーム「MEB」をベースに作られた最初のアウディモデル。

 リアアクスルの電気モーターは150kW(約204ps)で310Nmの最大トルクを発生、またフロントの電気モーターは最大75kW(約102ps)で、150Nmの最大トルクを発生。2つの電気モーターで225kW(約306ps)のシステム出力を発生し、駆動方式はアウディらしいクワトロ(4WD)となる。WLTPモードでの航続距離は279マイル(約450km)だ。

 アウディは2025年までに、世界のもっとも重要な市場で20以上の全電動駆動モデルを提供し、販売台数の約40%を電動化モデルで達成する予定だという。

■フルモデルチェンジで4代目となった「A3スポーツバック」も2021年に登場

 2021年に日本にやってくるアウディ新型モデルは、ピュアEV「e-tron」シリーズだけではない。注目の人気モデルも数多く登場する。

●A3スポーツバック/A3セダン/S3

 日本でも人気の高いプレミアムCセグメントハッチバック「A3スポーツバック」も2021年前半に登場する。

 4代目となる新型A3スポーツバックは、先代モデルと比較して全長と全幅がそれぞれ約30mm拡大され、全長4340mm×全幅1820mm×全高1430mmとなる。ホイールベースは2640mmで、全高およびホイールベースは先代と変更はない。荷室容量は380リッターから1200リッターを確保するという。

 A3スポーツバックのスポーティバージョン「S3」も登場予定。先代S3よりも最高出力で20ps、最大トルクで20Nmそれぞれアップした310ps・400Nmを発生する2.0TFSIエンジンを搭載。7速Sトロニックと組み合わせ、クワトロ(4WD)で0-100km/h加速は4.8秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスを誇る。

 またフルモデルチェンジを果たし2代目に進化した「A3セダン」も2021年中に日本に上陸する予定だ。

 新型A3セダンは全長4495mm×全幅1816mm×全高1425mmと、先代に比べて全長は40mm長く、全幅は20mm広く、全高は10mm高くなっている。ホイールベースは2636mmと共通だ。トランクスペースはVDA式で425リッターと、先代モデルと同じスペックとなる。

●Q5/Q5 Sportback

 プレミアムミドルサイズSUV「Q5」の改良新型モデルは2021年後半に登場予定だ。

 大きく変更されたのはエクステリア。八角形のシングルフレームグリルは、よりフラットで幅広い形状に変更され、高さを増したサイドインテークには台形をモチーフとしたデザインが採用されている。またLEDヘッドランプ上部には新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトが組み込まれている。

 またニューモデルとして「Q5スポーツバック」が登場する。

 このモデルはアウディにとって「Q3スポーツバック」「e-tronスポーツバック」に続き3車種目のクーペSUVで、スリーサイズは、全長4689mm×全幅1893mm×全高1660mm、ホイールベースは2819mmとなる。兄弟車である「Q5」よりも全長は7mm長くなっているが、全高と全幅、ホイールベースは変わらない。Cd値は0.30だ。

●Q2

 コンパクトSUVの改良新型「Q2」は2021年後半に日本にやってくる予定だ。

 アウディQ2は2016年に登場したコンパクトSUVで、世界中で大きな成功を収めている。エクステリアでは、フロントとショルダーラインの特徴となっている多角形のモチーフをリアエンドにも適用した。バンパーには大きな五角形が組み込まれたディフューザーインサートが一体化されている。

 改良新型Q2には、上位モデルと同等のドライバーアシストシステムも搭載する。標準装備されるアウディプレセンスフロントシステムは、レーダーを使用して車両前方を監視し、事故を回避したり、事故の程度を軽減したりするもの。車線逸脱警報も標準装備している。

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みんなのコメント

16件
  • 現行のAudiはデザインで全て終わってる。どっから見てもダッサい。
    見た目がよろしくないクルマを持つ意味が分からない。
  • アウディの販売、新車:認定中古車で約10:7 なんだな。

    新車少なすぎなのか認定中古車多すぎなのか知らんが、たぶん新古車も非常に多そうだが、これは多くのディーラー、認定中古車販売でメシ食ってる感じやね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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