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【MotoGP】バニャイヤが遂に昔の”フィーリング”諦める「求めていたモノはもう無いとわかった」吹っ切ったあとはフランス初日3番手

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【MotoGP】バニャイヤが遂に昔の”フィーリング”諦める「求めていたモノはもう無いとわかった」吹っ切ったあとはフランス初日3番手

 MotoGP第6戦フランスGPの初日を3番手タイムで終えたドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤ。彼は序盤戦を終え、今あるバイクに適応しなくてはと考えを改めたという。

 バニャイヤは今シーズン、開幕からチームメイトのマルク・マルケスに後れをとっており、サテライトチームのアレックス・マルケス(グレシーニ)に対しても負けが込んでいる状況にある。

■マルク・マルケス、レコード更新しフランスGP初日を支配。クアルタラロ地元で光る2番手タイム|MotoGPフランスGPプラクティス

 フランスGPでも初日のプラクティスではマルク・マルケスがコースレコードを更新するトップタイムを記録しており、バニャイヤは3番手タイムで依然としてチームメイトのことは上回ることができていない。

 とはいえ、バニャイヤは初日の走りには良い感触を掴めているようだ。

 今シーズンはこれまで、2024年に11勝を挙げたときのようなフィーリングを取り戻そうとしてきたが、それを転換し、今あるバイクに適応することが大事だと考えを改めたことが3番手タイムにつながったという。

「6戦目にして長い事バイクに探し求めていたものがもう無いんだというのがやっとわかったよ。つまり僕は求めているパフォーマンスを別の形で探さなくてはならないんだ」

「今シーズンはコーナー進入のブレーキングの部分で大きな変化を感じていたんだ。今日は適応して、理解しようとしていたんだけど、なんとか上手くいったみたいだ」

「良い金曜日だった。進歩には満足している。明日はさらに一歩前進できるだろう」

「もちろんコーナー進入時のブレーキングの強みという最大の強みがもうないというのはクレイジーなことだけど、仕方がないよ。努力していかないとね」

「(以前の)フィーリングを取り戻そうとして様々なことをこれまでに試してきた。でも一歩下がって状況を理解し、適応を試みて良いフィーリングへ向かっていくほうが良いときもあると思う。それが今の僕がやろうとしていることだ」

「2020年からそういうスタイルで走ってきたから、これは簡単なプロセスじゃないよ。これまでバイクは変わってもブレーキの感覚はほとんど同じだったけど、今シーズンは違うんだ。あのフィーリングを取り戻すことができていない。それでも作業は続けていて、どう変えるべきかを理解しようとしている。チームもドゥカティも素晴らしい仕事をしてくれている。このことを受け入れて、別の方法で速くなれるようにする必要があるんだ」

 なおフランスGPではチームメイトのマルク・マルケスが、ヘレステストで使用していたアップデート版シャシーを使用している。バニャイヤはこれを使用していないが、十分に試す時間がとれていないこともあり、まだ使うつもりはないという。

 またバイクのフィーリングが取り戻せないのならば、GP24に戻すことが考えられるが、バニャイヤは「それは良い考えじゃない」と否定している。

 そして2日目以降に向けては、初日に試したライディングを継続していき、自分のモノにしたいと語った。

「自信があるわけではないけど、それがより競争力を高めるための唯一の方法だ」

 さらにバニャイヤは、チームメイトが今は最速のライダーだと認めており、相手を倒せれば嬉しいと付け加えた。

「アメリカズGPでは最速のドライバーがコースから消えたから勝つことができたんだ。だから、実際に戦った上で、今の最速ライダーつまりマルクを倒せたら嬉しいだろうね」

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みんなのコメント

4件
  • まーさん
    開発とテスト制限あるから大変ね。昔ならレースの合間にニューパーツを本人がテストして翌週には実戦とか出来たけど。
  • ツヨッシー
    ペッコはドゥカワークスとの契約が今シーズンで終了だったか。もう時期ストーブリーグが始まるので、ワークスとの再契約を確立するためにも、他ライダーよりも良い成績が必要。マルクが目の上のタンコブになってしまったので、その次の位置を狙うしかなくなった現状。ライバルはアレックスとディジャ、モルビデリあたり。アルデゲルはまだ早いかもしれんが後半戦の化け方次第。他メーカーライダーからの移籍は開発的に無いと思う。結局は850化するための人選が優先されそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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