11月19日(土)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』の競技3日目が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位で最終日に駒を進めた。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、前日から3つ順位を上げ総合6番手につけている。そんなデイ3を戦った選手たちの声が、各チームから届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合5番手
「うまくいっているというか、そうしようとしている。トリッキーだよ。(Mスポーツ・フォードでの)僕たちの最後のラリーだが、それでも今年見つけることができていないフィーリングを掴みたいと思っている(SS10)」
ラリージャパンでトヨタの1-2-3-4は実現するか「不可能ではない」と勝田。ラトバラ「タカは達成する必要がある」
「午前中については満足しているとは言えないが、スーパー・スペシャルステージについてはかなり満足している。実際、かなり楽しいものだったよ(SS12)」
「カッレ(・ロバンペラ)がなぜウエットタイヤを選んだのかわからない。おそらく彼らには別の考えがあるんだろう。ここにはたくさんの人々が来ている。ラリーにとって素晴らしいイベントであることは間違いない(SS16)」
※SS走行後のWRC公式インタビューより
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合17番手
「ありがたいことにダメージはそれほど大きくなく、昨日はチームがマシンを修理するのに素晴らしい仕事をしてくれた。おかげで今日は快適に感じた。長い一日だったが、僕たちは少なくともチームの2台のマシンが確実に戦えるようにここにいる。でもこのポジションではあまりできることがなかった」
「タイヤでギャンブルをしたりして、情報を集めたりすることはできたかもしれないが、ここの天気は今年特有のものだと思うし、来シーズンも同じ天気に見舞われることはないと思う」
「まだいくつか滑りやすいコンディションの場所があったが、うまく対処できたと思うよ。今日の唯一の収穫は、僕たちにはペースがあったということだ。また長い一日となる明日のことを楽しみにしている」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合4番手
「昨日の午後はペースを改善できたけれど、今日も一日を通じて同じように続けることができた。ありがたいことにコンディションは少し楽になった。タイヤフィッティングゾーンではマシンバランスを変更した。それではるかに良くなって、スプリットに望みが持てた。だが、残念ながらステージ途中の雨で僕のタイムは台無しになった」
「でも僕たちはポジティブな方向へ向かっている。こうしたコンディションのなか、何度か大きくアンダーステアになった瞬間があったけれど、僕たちは乗り越えることができた」
「明日の戦いは熾烈になるだろう。今日の勝田(貴元)は印象的だったしね。ギャップはもっと大きくなるはずだったけれど、今週末は僕のペースが出ていないので、日曜日にはもう少し良い調子が出せるよう願っている」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合3番手
「今日も引き続きトリッキーな一日だった。午前中はもっと路面が乾き、グリップするようになるだろうと思っていたが、雨の後ということで路面はまだ湿っていて、ヌルヌルとかなり滑った。そのような路面に対してはベストなセットアップではなかったが、うまく乗り切ることができたよ」
「ドライコンディションでループを走り、きっと楽しめるだろうと思いきや、突然雪が降り始めるなど、今日の天候にはかなり悩まされた。午後2本目のステージの最後の数キロは、タイヤの温度が下がってしまったので、本当に難しかった」
「今後のプランは、チームのために現在の順位を持ち帰ることだ。明日は天気が回復しないようなので、とにかく道の上に留まり、フィニッシュすることに集中したいと思う」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合首位
「今日もかなり複雑なコンディションの一日だった。路面は昨日よりはずっと乾いていたが、それでも完全なドライではなかったし、決して楽なコンディションでもなかった」
「できる限りリスクをコントロールしようと試みたが、このようなステージでは、わずかに滑っただけでも問題が発生する可能性があるため簡単ではなかった。とにかく集中力を保ち、タイム差をマネージしようとした」
「午後2本目のステージで霙が降ってきたときは信じられない気持ちだったけど、ありがたいことに何とか問題なく走り切ることができた。明日もまた一筋縄では行きそうになく、ステージの厳しさも理解しているので大変な一日になると思うし、戦いはまだ続く」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合2番手
「自分たちにとってはポジティブな一日だった。今日もクレイジーなコンディションで、午前中は雨こそ降っていなかったが、森の中の道は非常に滑りやすい状態だった」
「午後は雨が少し降るかもしれないと予想していたが、何と小雪が降ってきた。そのため、自分たちよりも前にスタートしたライバルよりも、タイムを失ってしまったんだ。幸い順位には影響しなかったが、冷静さを保たなければならない瞬間だったよ」
「チームのターゲットであるワン・ツー・スリー体制はまだキープしているし、貴元も順位を挽回してきている。この順位を保つためにはまだ長い距離を走らなければならないが、現時点では良い状況だと思う」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合6番手
「ラリージャパン Day3を終えて総合6番手。今日は4つのステージでトップタイム! これで今週は7つ目のステージウイン」
「多くの方に応援に来ていただいているので、明日の最終日も自分の力を見せられるよう頑張ります!」
※X(旧Twitter)より
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