2020年11月2日、一部報道にて生産終了が報じられたトヨタ クラウンが一部改良。トヨタの公式発表ではないが、もしかすると今回の改良で最後…? なんていう考えも頭をよぎってしまう。トヨタの、いや日本のフラッグシップセダンもその凋落の波には勝てないのか? MIRAIへのバトンタッチということなのか?
ほか、キャデラック エスカレード、日産NV350キャラバン、MINI、アウディなど、特別仕様車、ニューモデル、限定車情報を一挙放出。
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※本稿は2020年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2020年12月26日号
■トヨタ クラウン(一部改良・11月2日一部改良)
2018年7月の登場から2年が経過しているクラウンが11月2日に一部改良を受けた。今回の改良の主なポイントは、内外装の質感向上と先進安全機能の向上の2点。
トヨタ クラウン
内装では、インパネ中央のディスプレイを従来の8インチタイプから、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイへと変更。T-Connect SDナビゲーションシステムが全車標準装備となる。加えて、本革シートの採用グレードを拡大した。
外装では、「RSアドバンス」「RSアドバンス Four」に新デザインの18インチアルミホイールを採用。ボディカラーは、プレシャスホワイトパール、プレシャスメタル、エモーショナルレッドIIの3色が追加された。
写真のRSアドバンスにはスパッタリング塗装を施した専用デザインの18インチアルミホイールを装備。ボディカラーはプレシャスホワイトパールなど3色が追加された
先進安全面では、予防安全装備「トヨタセーフティセンス」の機能を拡充。
体調急変などでドライバーの無操作状態が継続している場合、徐々に車両を減速させ自車線内に停車させる「ドライバー異常時対応システム」をトヨタ車初採用。
さらに、アダプティブ・クルーズ・コントロールには、AI技術によってカーブの大きさを推定し、ステアリングの切り始めで速度抑制を開始する「カーブ速度抑制機能」を採用。
内装では、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイ採用のT-Connect SDナビゲーションシステムが新採用
衝突被害軽減ブレーキは、交差点右折時の対向直進車と右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能となり、さらに低速時に自車直前の歩行者や自転車運転者、車両を検知し加速を抑制する「低速時加速抑制機能」、緊急時のドライバー回避操舵をきっかけに操舵をアシストする「緊急時操舵回避支援機能」が新たに追加された。
●価格:489万9000円~(グレード構成・価格表はギャラリーにて)
■キャデラック エスカレード(フルモデルチェンジ・11月12日発表)
キャデラックのフラッグシップラグジュアリーSUV、「エスカレード」の新型モデルが日本で発売された。
写真はエスカレードのラグジュアリー仕様「プラチナム」
5代目となる新型は、今年2月にアメリカでデビュー。ボディサイズは全長5382×全幅2060×全高1948mmで、ホイールベースが+121mm、全長が+187mm従来より拡大したことに合わせ、フロアの低床化によって広々とした室内空間を実現。3列目シートは40%もレッグルームが拡大。2列目&3列目シートへの乗降性も向上した。
また、走りに関しては、リアに新開発の独立懸架サスペンションを採用した点もトピックで、これにより乗り心地や操縦性、ステアリングの応答性が飛躍的にアップ。パワーユニットは最高出力426psを発生する6.2L V8ガソリンエンジンを搭載。これに10速ATとセレクタブル4WDが組み合わされる。
また内装では、対角線の長さが38インチ超という大型の「湾曲型OLEDディスプレイ」を採用したのが特徴。
「ラグジュアリー」と「スポーツ」の2グレードを設定。
●価格:1490万円~
■日産 NV350キャラバン プレミアムGX ブラックギア(特別仕様車・11月10日発売)
日産のNV350キャラバンに特別仕様車「プレミアムGX ブラックギア」が設定され、発売された。
4ナンバー商用バン・ロングボディのキャラバンをベースに内外装をカスタマイズした、アウトドアユースに似合う特別仕様車が登場。価格はベース車の約22万円高
現行モデル初となるプライベートユースをコンセプトにした特別仕様車で、専用の新色「ステルスグレー」など3色のボディカラーを設定。
フロントグリルなどはブラック、フォグランプにオレンジの加飾が施され、15インチアルミホイールも装備。内装もブラック基調に仕上げられている。
●価格:319万2200円~
■MINIコンバーチブル サイドウォーク・エディション(特別仕様車・10月30日発売)
MINIコンバーチブルに特別仕様車の「ミニコンバーチブルサイドウォーク・エディション」が設定され、発売された。
MINIコンバーチブルがベースのオシャレな特別仕様車が登場。納車は11月以降が予定されている
この特別仕様車は、深い海の色や海辺の空をイメージし、人々を魅了する「ディープ・ラグナ・ブルー・メタリック」を専用外装色として用意したモデル。このほかに4色が設定され、ボンネットのストライプや幾何学パターンのルーフなどが特徴になっている。
●価格:461万円~
■アウディRS Q3/RS Q3スポーツバック(フルモデルチェンジ・12月8日発売)
今年7月にフルモデルチェンジしたアウディQ3シリーズのハイパフォーマンスモデル、新型RS Q3/RS Q3スポーツバックが登場。12月8日に発売される。
写真はRS Q3スポーツバック。外観は21インチアルミホイールや専用デザインのエアロが特徴
新型では400ps/48.9kgmを発生する2.5L直5ガソリンターボエンジンを搭載。
これに7速DCTとクワトロシステムが組み合わされる。さらにRSシリーズならではの力強い内外装デザインが採用されている。
●価格:838万円~
■アウディQ2 35TDIスポーツ(追加モデル・11月4日発表)
アウディQ2に、2LディーゼルTDIエンジンを搭載する「35TDIスポーツ」が追加設定され、発売された。
アウディのコンパクトSUVであるQ2に2Lディーゼルエンジン搭載車が追加設定された
搭載される2Lディーゼルエンジンは150ps/48.9kgmを発揮。組み合わされるギアボックスは7速DCTで、駆動方式はFF。WLTCモードによる燃費は16.0km/Lとなる。
グレード構成は35TDIスポーツのみで、ナビパッケージや先進安全装備など充実した装備内容となっている。
●価格:489万円
■レンジローバー/レンジローバースポーツ/レンジローバーイヴォーク「50thコレクション」(特別仕様車・11月2日受注開始)
レンジローバー誕生50周年を記念した特別仕様車「50thコレクション」が3モデルに設定され、レンジローバーで20台、レンジローバースポーツで60台、レンジローバーイヴォークで150台が販売される。
写真はレンジローバーイヴォーク「50thコレクション」。ボディカラーは4色が設定される
レンジローバーは限定グレードの「ウェストミンスター」がベース、レンジローバースポーツは直6ディーゼル搭載車がベース。レンジローバーイヴォークは新型導入後で初の特別仕様車となっている。
●価格:749万円~
■マセラティ ギブリ ディーゼル ファイナル・エディション(特別仕様車・11月4日発売)
マセラティは、2021年以降の電動化への移行に伴い、ディーゼルモデルを2020年モデルで生産を終了する。そこで、最終生産を記念した特別仕様車「ギブリディーゼルファイナル・エディション」が24台限定(外装色3色、各8台ずつ)で発売された。
ディーゼルモデル生産終了を記念した特別仕様車が24台限定発売。価格は標準モデルの25万円高
このモデルは、日本未導入の19インチホイールやレッド塗装のブレーキキャリパーなど、合計約164万円相当の装備を装着している。
●価格:950万円
■マセラティ ギブリ/レヴァンテ/クワトロポルテ「ロイヤルエディション」(特別限定車・11月10日発売)
マセラティのギブリ、レヴァンテ、クワトロポルテの3車種に、1980年代に発売されたクワトロポルテロイヤルにインスパイアされた限定車「ロイヤルエディション」を設定し、限定25台で発売。
3車種に特別限定車を設定
今回発売する限定車は、外装には特別色の2色を設定。高級ブランド「エルメネジルド・ゼニア」が開発したナッパレザーで仕上げた内装と美しく調和している。また、レヴァンテには、21インチホイールが装着される。
●価格:1465万円~
■ポルシェパナメーラ「ターボS E-ハイブリッド」「4 E-ハイブリッド」(追加モデル・10月20日予約受注開始)
ポルシェパナメーラに「ターボS E-ハイブリッド」と、「パナメーラ4 E-ハイブリッド」が追加された。
パナメーラの最上級プラグインハイブリッドモデル「ターボS E-ハイブリッド」は700psを発揮
ターボS E-ハイブリッドは、571psの4L V8ツインターボに、136psのモーターの組み合わせでシステム出力700psを発揮。
4E-ハイブリッドは、330psの2.9L V6ツインターボに電動システムが組み合わされ、463psのシステム出力を発揮する。
●価格:1528万円~
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みんなのコメント
日本語読解能力ゼロの連中ばかりだから、中日新聞報道見て、直後は「クラウン廃盤!」「ついにクラウンセダン販売中止!」って、今にもクラウン消えそうな後追い報道ばかりだった。
今はようやく、「クラウンの次期モデルは伝統的セダンスタイルを改め、SUV風の新スタイルになるらしい」で落ち着いたけど。
そもそも、人口減少・収入減少の令和ニッポンで、しかもミニバンとSUV全盛のなか、600-700万円するクラウンがいまだにベストセラーランキングに名を連ねてるのはすごいことだし、実際のところトヨタにもディーラーにも引き続き儲けのタネ。
それを、自動車メディア、アホみたく「クラウン売れてない!輸入車セダンに流れてる!」って思い込みと決めつけだけで過ごしてるからこうなる。