Maserati MC20
マセラティ MC20
異色のハイパーEV「イスパノ・スイザ カルメン/カルメン ブローニュ」を詳細画像と動画で味わう:後編
“とびきり最高”なプロダクトデザインに選出
マセラティが2020年に発表した新型スーパースポーツ「MC20」が、レッドドット・アワードで「ベスト オブ ベスト」の称号を与えられた。
レッドドット・アワード(Red Dot Award )は、iF デザイン・アワード、IDEA(International Design Excellence Awards)と並び世界3大デザイン賞といわれる。毎年、「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーション デザイン」「デザイン コンセプト」部門それぞれにウィナーを選出している。
マセラティの新時代を切り拓くクルマ
今回の受賞をうけて、マセラティのダヴィデ・グラッソCEOはこのように語っている。
「我々のミッションは、マセラティの新時代を切り拓いたモデルとして後年まで語り継がれるクルマを開発することでした。そして、MC20の完成をもってその目標は達成できたと考えています。マセラティは生まれながらにして革新的で、情熱に溢れ、そして独創的なデザインを特徴としてきました。この新しいスーパースポーツカーは、これらの価値をすべて体現し、ブランドの歴史に新しいフェーズを書き加えました」
同社のデザイン部門を率いるクラウス・ブッセも次のようにコメントした。
「我々はこの独創的なプロジェクトにチーム全体で心血を注ぎ、マセラティの新章となるクルマを作り上げてきました。この栄誉ある賞で、それが認められたことを大変光栄に思っています」
マセラティ史上初の跳ね上げ式ドアを採用
MC20は、イタリア・トリノにあるマセラティのチェントロ・スティーレ(スタイルセンター)でデザインされた。マセラティ初の跳ね上げ式バタフライドアを採用し、アッパーボディとアンダーボディそれぞれに違うテーマを持たせるというユニークな2層構造デザインを特徴としている。
アッパーボディはあくまで彫刻的なエレガンスを追求、アンダーボディは機能美を徹底するという方針を採りながら、エアインテークやエアダクト自体の配置や形状もデザインのひとつとして落とし込んでいる。
カブリオレ仕様も追加予定
これらのデザインすべてが空力性能に裏付けられているのもMC20の特徴だ。ダラーラの協力を得て2000時間以上に及ぶ風洞実験、1000回以上もの流体力学シミュレーションを実施し、新時代のスーパースポーツカーに相応しい空力ボディを作り上げてきた。
MC20はクーペ、カブリオレの2バリエーションを想定しているのに加え、将来的なフル電動化も見据えた設計となっている。すでに2020年9月より予約受付を開始。生産は、マセラティ本社に隣接する工場(Viale Ciro Menotti=ヴィアーレ・チロ・メノッティ)が担当する。
本格的なデリバリー開始を前に、MC20は第36回Festival Automobile International(国際自動車フェスティバル)の「2021年の最も美しいスーパーカー」や、英国『GQ』誌の「スーパー・スポーツカー・オブ・ザ・イヤー」、中国の「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」など、受賞の報が相次いでいる。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント