現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【スズキ次期ワゴンR】2027年フルモデルチェンジへ。スペーシアと決別し「脱・肥大化」で狙う名車復権

ここから本文です

【スズキ次期ワゴンR】2027年フルモデルチェンジへ。スペーシアと決別し「脱・肥大化」で狙う名車復権

掲載 140
【スズキ次期ワゴンR】2027年フルモデルチェンジへ。スペーシアと決別し「脱・肥大化」で狙う名車復権

スペーシアとの差別化で狙う“元祖”の復権

スズキを代表する軽ハイトワゴン「ワゴンR」のフルモデルチェンジ時期が、当初予想されていた2026年後半から、2027年前半へとずれ込む可能性が高まっている。現行の6代目モデルは2017年に登場しており、発売からすでに9年以上が経過した長寿モデルだ。いよいよフルモデルチェンジが迫っているが、次期型には「軽ハイトワゴンの元祖」として、市場を切り開いた独自の存在価値を改めて提示することが求められている。
【画像4枚】次期ワゴンRのデザイン大刷新!? 2027年登場で「スーパーハイト」と決別する独自の進化とは

【日産 次期型スカイライン】ハコスカ顔と420ps V6ツインターボ復活!? 伝統と電動化が交差する70周年の集大成

累計1000万台の偉業と、立ちはだかる「スーパーハイト」の壁

1993年に誕生した初代ワゴンRは、「高い全高と広い室内空間」という新たな価値を提案し、「軽ハイトワゴン」というカテゴリーそのものを確立した名車である。国内のみならずインドをはじめとする海外市場でも販売される世界戦略車として成長し、2025年6月にはついに累計販売台数1000万台を突破するという偉業を成し遂げた。

しかし、現在の国内軽自動車市場を取り巻く環境は大きく変化している。「N-BOX」や身内の「スペーシア」といった、後席の居住性やスライドドアを重視した軽スーパーハイトワゴンが市場をけん引しており、スズキ内での販売の中心もすでにスペーシアへと移行済みだ。

ユーザーニーズの変化はワゴンRの国内販売台数にも如実に表れており、2023年の8万2213台から、2024年は7万9718台、そして2025年には7万2274台と、緩やかな減少傾向が続いているのが現状だ。そのため、次期ワゴンRの開発においては「スペーシアとの差別化」が最大のテーマになると考えられる。

スーパーハイトとは違う。次期型が目指す「ハイトワゴン本来の魅力」

次期ワゴンRは、スーパーハイトワゴンの後追いをするのではなく、「軽ハイトワゴン」ならではの持ち味を極限まで磨き上げる方向性が有力視されている。それは、スーパーハイトワゴンにはない「軽量なボディ」「優れた燃費性能」、そして「取り回しやすいボディサイズ」という武器だ。都市部での扱いやすさや経済性を重視するユーザーに向け、独自のポジションをより明確に打ち出してくることになりそうだ。

新世代フェイスへ大刷新!? 次期型のデザイン&装備予想

次期型では、デザインや機能面でも大幅な進化が期待されている。エクステリアについては、一部で薄型LEDデイタイムランニングライトとバンパー側に配置したヘッドライトを組み合わせる新世代フロントマスクの採用が囁かれている。スズキの最新デザイン言語を取り入れることで、従来以上に先進的なスタイリングへと進化すると予想される。

また、安全・快適装備の底上げとして、待望の電動パーキングブレーキの採用が有力視されている。これにより全車速追従式アダプティブクルーズコントロールの機能向上が期待できるほか、衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援などを含む最新世代の「スズキ セーフティ サポート」の搭載も見込まれ、安全性能は着実に進化するだろう。

さらに、パワートレインは660cc直列3気筒エンジンをベースにした改良型マイルドハイブリッドの組み合わせが有力だ。クラストップレベルの燃費性能を目指し、ワゴンR最大の武器である「経済性」をさらに高めてくるはずだ。

スーパーハイトワゴンの台頭によって販売の主役こそ譲ったものの、「扱いやすさ」「低燃費」「軽快な走り」というワゴンR本来の魅力は今なお色あせていない。電動化や最新の先進装備で弱点を克服し、軽ハイトワゴンの価値を再定義するモデルとなる次期ワゴンR。2027年前半とみられるフルモデルチェンジは、名車復権への重要な一歩となりそうだ。

【ル・ボラン編集部より】 スペーシアに主役を譲り、肥大化路線と決別する次期ワゴンRの英断を支持したい。初代が提示した「生活を豊かにする道具」という本質を見つめ直し、スズキの真骨頂である「雑味のない軽快な走り」を突き詰める方向性は好印象だ。肥大化を極めたスーパーハイトに対するアンチテーゼとして、あえて本来の軽さを武器に据える「引き算の美学」は実にスズキらしい。安全装備のアップデートで実用度を高め、30数年の歴史が導き出した「現代の国民車」の最適解となるか、期待が高まる。

【画像4枚】次期ワゴンRのデザイン大刷新!? 2027年登場で「スーパーハイト」と決別する独自の進化とは

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
【キャンペーン】8月の毎週金・土・日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「美しいデザインは今も色褪せない…」国産車で初の280馬力を達成。現在も高い人気を誇る37年前の日産のスポーツカー[Z32型 フェアレディZ]
「美しいデザインは今も色褪せない…」国産車で初の280馬力を達成。現在も高い人気を誇る37年前の日産のスポーツカー[Z32型 フェアレディZ]
月刊自家用車WEB
7年ぶり全面刷新のアウディ新型「A6アバント」に試乗 「4気筒でもいい」と思える「上級グランドツアラー」
7年ぶり全面刷新のアウディ新型「A6アバント」に試乗 「4気筒でもいい」と思える「上級グランドツアラー」
くるまのニュース
【マクラーレン McL 6GT】超軽量カーボン×V8×本格MT。創始者の夢を継ぐ新型車、2028年市販化へ向け初公開
【マクラーレン McL 6GT】超軽量カーボン×V8×本格MT。創始者の夢を継ぐ新型車、2028年市販化へ向け初公開
LEVOLANT
トヨタ「センチュリー クーペ」が狙う世界の頂点。「日本の至宝」が描く量産化のシナリオ【最新予想CG】
トヨタ「センチュリー クーペ」が狙う世界の頂点。「日本の至宝」が描く量産化のシナリオ【最新予想CG】
LEVOLANT
【世界初公開】BEV版に続く本命! メルセデス・ベンツ「Cクラス」が大幅刷新、全車電動化&最新「MB.OS」で新世代へ
【世界初公開】BEV版に続く本命! メルセデス・ベンツ「Cクラス」が大幅刷新、全車電動化&最新「MB.OS」で新世代へ
LEVOLANT
VWの血を引く本物のポルシェ。924生誕50年、トランスアクスルが導いた理想の重量配分と哲学
VWの血を引く本物のポルシェ。924生誕50年、トランスアクスルが導いた理想の重量配分と哲学
LEVOLANT
待望の6速MTとセンターロック採用。ポルシェ911カレラS(992.2)軽量化パッケージが北米限定で登場
待望の6速MTとセンターロック採用。ポルシェ911カレラS(992.2)軽量化パッケージが北米限定で登場
LEVOLANT
ホンダ・ストリームとボディサイズもコンセプトもまったく同じの究極後出しジャンケン! トヨタ・ウィッシュ14年の歴史を振り返る
ホンダ・ストリームとボディサイズもコンセプトもまったく同じの究極後出しジャンケン! トヨタ・ウィッシュ14年の歴史を振り返る
WEB CARTOP
なぜ日産は「スカイライン」を残す決断を下したのか? 車種削減の中でもブランドを牽引する“ハートビートモデル”に選ばれた理由
なぜ日産は「スカイライン」を残す決断を下したのか? 車種削減の中でもブランドを牽引する“ハートビートモデル”に選ばれた理由
VAGUE
【スズキのDNA】カタナやガンマは例外だった!? GT380からハヤブサへ受け継がれる「堅実かつ実直」なバイク造りの真実
【スズキのDNA】カタナやガンマは例外だった!? GT380からハヤブサへ受け継がれる「堅実かつ実直」なバイク造りの真実
WEBヤングマシン
伝説の復活は直6ツインターボで。歴代最強600馬力を叩き出すダッジ新型「チャージャー スーパービー」
伝説の復活は直6ツインターボで。歴代最強600馬力を叩き出すダッジ新型「チャージャー スーパービー」
LEVOLANT
【世界初公開】伝説のマクラーレンF1の再来か。ゴードン・マレー新作「S1」は690psのV12×6速MTで64台限定
【世界初公開】伝説のマクラーレンF1の再来か。ゴードン・マレー新作「S1」は690psのV12×6速MTで64台限定
LEVOLANT
【フェラーリ CZ26】1000馬力のPHEVに70年代の美学を。SF90ベースの至高のワンオフモデル誕生
【フェラーリ CZ26】1000馬力のPHEVに70年代の美学を。SF90ベースの至高のワンオフモデル誕生
LEVOLANT
7年ぶり全面刷新のメルセデスベンツ新型セダン「CLA」に試乗 「3代目」はどのような進化を遂げたのか
7年ぶり全面刷新のメルセデスベンツ新型セダン「CLA」に試乗 「3代目」はどのような進化を遂げたのか
くるまのニュース
軽クロスオーバー人気の火付け役、スズキ ハスラー(MR52S/MR92S)中古車購入ガイド
軽クロスオーバー人気の火付け役、スズキ ハスラー(MR52S/MR92S)中古車購入ガイド
グーネット
【現役デザイナーの眼:スズキ・ジムニーノマド】全体から伝わる本格SUVらしい機能美 ブランドイメージを築く重要な役目
【現役デザイナーの眼:スズキ・ジムニーノマド】全体から伝わる本格SUVらしい機能美 ブランドイメージを築く重要な役目
AUTOCAR JAPAN
右も左も同じクルマだらけ!! 記録を塗り替えた「爆売れグルマ」5選
右も左も同じクルマだらけ!! 記録を塗り替えた「爆売れグルマ」5選
ベストカーWeb
パワー向上は序章にすぎない。ランボルギーニ・レヴエルトSVは「GT3直系の空力と足回り」で標準車をどう凌駕したのか
パワー向上は序章にすぎない。ランボルギーニ・レヴエルトSVは「GT3直系の空力と足回り」で標準車をどう凌駕したのか
LEVOLANT

みんなのコメント

140件
  • tom********
    ハイトワゴン系もスライドドアにするというダイハツの方針とは違い、ヒンジドアを継続するというのは正解だと思います。
    地方の足として、少しでも安い車を求める層はあります。また、後席は乗せないのでスライドドアは不要という人もいるはずです。
  • ms********
    とにかくセンターメーターは止めてくれ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

143 . 0万円 182 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2 . 8万円 222 . 4万円

中古車を検索
スズキ ワゴンRの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

143 . 0万円 182 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2 . 8万円 222 . 4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村