■新型日産スカイラインどんな車に?
「日産はスカイラインを諦めない!」そんな宣言があったのは2021年6月。新型車「ノートオーラ」の報道発表会の檀上でした。
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「日本経済新聞で『スカイライン開発中止』と『日産の象徴、開発に幕』というような記事が報道されておりますけれども、そのような意思決定をした事実は一切ございません。日産自動車は決してスカイラインを諦めません。ということでこの場をお借りして申し伝えておきたいと思います」
当時の星野朝子副社長はそう宣言したのでした。
しかし、あれから4年の歳月が過ぎた今でも…残念ながら新型スカイラインは登場していません。
「V37型」と呼ばれる現行型スカイラインがモデルチェンジしたのは2014年2月のこと。途中でパワートレインが入れ替わるなど大規模な改良がおこなわれているものの、さすがに登場から10年が経っていれば通常ならモデルチェンジを実施してもおかしくないタイミングです。
しかし次期モデルの見通しもないまま現行モデルを引っ張っている現状をみると、「本当は諦めているんじゃないの」というのが多くの人の疑わざる気持ちではないでしょうか。何を隠そう、筆者(工藤貴宏)だってそう思っていましたから。
そんな中、まさかのビッグニュースが飛び込んできました。日産自動車が2025年5月13日に発表した経営再建計画 「Re:Nissan」のなかに「本取り組みで開発される車種には、新型日産スカイライン、新型日産グローバルC SUV、新型インフィニティコンパクトSUVが含まれます」と書かれているのです。
「…えっ?新型日産スカイライン??」めちゃめちゃ不意打ちをくらった気分です。まさか経営再建計画の中に「新型スカイライン」の開発が明記されるなんて。本当に諦めてなかったんですね。
となると気になるのはやはり「次期スカイラインが一体どんなクルマなのか?」です。
しかしながら正式情報はまだありません。そこで今回は、次期スカイラインがどんなクルマなのかを予測してみましょう。
まずパッケージングですが、今まで通りのセダン…というのはちょっと考えづらいところ。いま世界的にセダン離れとなっていて、日本だけでなく北米においても欧州においてもプレミアムセダン市場は縮小傾向。となれば大胆に方向転換して、SUVクロスオーバーになると考えるのが自然ではないでしょうか。
参考になるのはトヨタ「クラウン」です。クラウンは現行世代から従来通りのコンベンショナルなセダンだけの展開をやめ、複数モデルで構成するとともにクロスオーバーSUVを中心としたラインナップに大きくシフト。しかも、販売の中心はもっともクラウンらしくないと思える「クラウンスポーツ」です。
もし筆者が日産の商品企画担当者なら、スカイラインもその方向へと舵を切ることでしょう。普通のSUVよりも背が低く、走りを磨いたスポーティなモデル。まさにクラウンスポーツのようなキャラクターであれば“スカイライン”という名前(ブランド)を受け入れる人も多いのではないでしょうか。
何を隠そうスカイラインには、かつてV36型の世代に「スカイラインクロスオーバー」というクロスオーバーSUVモデルが存在しました(2009年デビュー)。当時は時代を先取りしすぎて大ヒットには至らなかったのですが、いまなら時代もついてこられるはず。
まさにスカイラインクロスオーバーの後継的なモデルが、次のスカイラインの主力となってもおかしくはないのです。
問題はパワートレインやプラットフォームをどうするかですが、合理的な判断をすればこれまでのようなエンジン縦置きの後輪駆動ではなくなるかもしれません。この先を見据えると電動化ナシもあり得ないでしょう。
残念ながら今の日産にはスポーティなクルマに使えるような後輪駆動の新しいプラットフォームは存在せず、新規プラットフォームとして後輪駆動用が登場する確率もそう高いとは言えないでしょう。となれば、エンジン横置きのプラットフォームで作り上げることになります。
後輪駆動ではないスカイラインを受け入れにくい気持ちはわからなくもありません。しかし、機械式の後輪駆動ではなくても後輪駆動のテイストを作り上げることはできます。
前後の車軸に回転差をつけて後輪へのトルク配分を積極的に増やせる電子制御による4WDもそのひとつだし、後輪をモーターで駆動する4WDだってそう。
たとえばクラウンスポーツやレクサス「RX」など、昨今のトヨタの電気式4WDは後輪を積極的に駆動力として活用することでエンジン横置きのFFベースながら後輪駆動車のようなコーナリングの気持ちよさを作り出しています。
電動化の日産ですから、次期スカイラインはそういうクルマ作りをしても全くおかしくないでしょう。
以上、「新型スカイラインを開発する」ということを除けば正式な情報に基づいたものではないのであくまでも予想に過ぎません。
しかし、スポーティなクロスオーバーSUVでモーターを活用することで後輪駆動の気持ちよさを実現する、という可能性は十分に高いように思えます。そんなスカイラインなら、新世代のスカイラインとして魅力的に感じるように思えるのは、筆者の気のせいでしょうか。デビュー時期は、どんなに早くても3年先になるでしょう。
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みんなのコメント
稚拙過ぎて小学生の作文を読んでいるようだ
物書きの端くれなら、もう少し語彙力磨いたらどうだろう