2019年シーズンからパワーユニットサプライヤーをホンダへと切り替えたレッドブル。彼らはシーズン前半で2勝を上げるなど強さを見せていたが、後半戦に入り失速してしまった。
元々、レッドブルはベルギーGPやイタリアGPといった高速サーキットでの勝利を期待していなかった。しかし、レッドブルが強さを発揮すると予想されていたシンガポールGPでフェラーリ2台の後塵を拝したことは、彼らに大きな驚きをもたらした。
■レッドブル代表、フェルスタッペンの残留に改めて自信「彼は焦っていない」
そしてロシアGPと日本GPでもレッドブルは表彰台を逃してしまった。日本GPでは1周目にマックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触した事で、ライバルと戦うこともできなかったのだ。
しかしレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、こうした状況についてチームの“真の”進歩を表すものではない、と考えているようだ。特にシンガポールGPではセットアップを間違えたことで期待を下回る結果になったという。
「シンガポールは奇妙なレースだったよ。目標に達しなかったんだ」と、ホーナーはmotorsport.comに語った。
「我々はマシンが持っているはずのポテンシャルを引き出せていなかった。それからレース後にその原因を理解した」
「ロシアGPについて言えば、我々の予想から大きく外れるものではなかった。それ以来起こったことといえば、フェラーリが進歩するのを目にした、ということだ」
「だが残りのレースでは、競争力のある状態に戻ってくることができるだろう。12カ月前より接近していることを、これまでにも見てきたからね」
シンガポールGPでの苦戦について訊くと、ホーナーは「思うに、主としてセットアップの問題だ。レースの後にその事を理解したと思う」と答えた。
「シンガポールはメルセデスの2台を倒して表彰台をなんとか確保できる場所だったから残念だよ。だが我々のポテンシャルを最大限活用しているとは感じられなかった」
2019年はホンダとレッドブルが組んで最初のシーズンだが、レッドブルは今季を2020年にさらなる成功を収めるための“移行の年”と捉えている。
ここまでは浮き沈みのある2019年シーズンとなっているレッドブルだが、ホーナーによるとチームは次なるステップを踏むことに集中しており、チームは”良い位置”にいると感じているようだ。
「今年、つまり移行期たるシーズンに、我々は”勢い”をつけている」
「ホンダはエンジンの改良に取り組んでいる。我々はフロントウイングの規定変更によって、他のライバルよりも確実に大きな影響を受けた。だがその点を理解し、我々は自分たちのやり方で取り組んできた。今はこのクルマの開発後期段階から2020年型に向けて、良い勢いを築きつつあると感じている」
また来季に向けて良い材料はあるのかを訊かれたホーナーは、次のように語った。
「多くの良い材料があると思う。今年はとても良い移行の期間となっている」
「さくらとミルトンキーンズの(ホンダの)エンジニアと共に仕事に取り組んでいるが、彼らは本当にうまく協調している。上手くいけば、その効果を来年から目にすることになるだろう」
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