LCRホンダの中上貴晶は、怪我を押して母国戦の日本GPを16位で完走。ポイント獲得はならなかったが、詰めかけたファンの期待に応える走りを見せた。
中上は第8戦オランダGPで喫したクラッシュによって右肩を負傷し、その後状態は徐々に悪化。日本GPの初日走行後には、レース棄権も視野に入れているほど非常に厳しい状況である旨の発言を行っていた。
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しかし中上は2日目の予選も奮闘し、そのままレースに出場。身体の感覚が無くならないまでも、強い痺れを抱えて24周のレースを走りきった。
「正直、非常に厳しいレースで最初から最後までパフォーマンスは予想の域を出なかったです」と、中上は自身のパフォーマンスについて語った。
「レース後半は(身体に)痺れが出てしまっている状況でした。後半は痺れが強くなっていて、どうやってマシンをゴールまで運んだのかも覚えてないです」
「自分が(コースを)通る度に旗を振ってくれるのが目に入っていて、まずは今週末ずっと応援してくれたファンの方々に感謝の気持ちでいっぱいです」
「(厳しい状態の中)チームもずっと寄り添ってくれていて、自分がベストを尽くしていることを分かってくれていたので、感謝しています」
日本GP終了後、中上は痛めている右肩の手術を行い、終盤3戦を欠場する。つまりこれがMotoGP2年目のラストレースとなったわけだが、中上の視線は既に来シーズンに向けられている様子だった。
「これで僕の今シーズンは終わりになりますが、悔いは無いです。来週には手術ですが、明日から来シーズンに向けて進んで行きたいです」
「今シーズンは特にアッセンの後はパフォーマンスが落ちてしまいましたが、序盤はとても良かったと思います。改善を目にすることができましたし、ムジェロでの5位などもありましたからね」
「もちろん、こうした形でシーズンを終えるのは残念ですが、悪いシーズンではなかったと思います」
中上はそう2019年シーズンを振り返った。また肩の負傷という面では、2018年末に左肩の脱臼癖を手術したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が思い浮かぶが、中上はマルケスが行っていたリハビリなどの情報を共有しており、それを活かしたいと話した。
「マルクとは(前戦)タイGPの時に話しましたが、(自分の怪我は)彼の経験した物とは大枠では似ていても、全く違うものでした。ですけど、彼のリハビリの仕方だったり、どのくらい時間が掛かったとか、いつから動き始めたかといった点を事細かく教えてくれました」
「(マルケスは)あれだけの(柔軟性のある)身体を持っていても時間がかかっているので、しっかり理解した上で質の良いリハビリを心がけて、バレンシアとヘレステストの分まで走れるよう、しっかり準備して強くなって戻ってきたいです」
「それも参考にしながら、リハビリをしっかりやっていきたいなと思っています」
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