突然の発表 ケリングへ転身?
フランスの自動車大手ルノー・グループの最高経営責任者(CEO)であるルカ・デ・メオ氏が辞任を発表した。高級ブランドのグッチやイヴ・サンローランなどを所有する企業の経営を引き継ぐとの報道もある。
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イタリア出身のデ・メオ氏(58歳)は、5年前にスペインのセアト・クプラからルノーに移籍し、『Renaulution』と呼ばれる事業計画をいち早く立ち上げ、新型のEVおよびSUVの投入、アルピーヌの高性能車ブランドへの転換などを推進。同社の業績回復に貢献した。
ルノー・グループは、デ・メオ氏が「自動車業界以外での新たな挑戦」を決めたと発表し、取締役会も7月15日付の退任に合意したと付け加えた。同氏はそれまでは現職を継続する。「策定された後継者計画に基づき」、新しいグループCEOの人選がすでに始まっているという。
フランスの新聞『ル・フィガロ』紙と英国の『フィナンシャル・タイムズ』紙は、デ・メオ氏がフランスの高級ブランド専門持株会社ケリングの新たなCEOに就任すると報じている。
ルノーが発表した声明の中で、デ・メオ氏は「人生には、自分の役目が果たされたと気づく時が来る」と述べ、「結果がすべてを物語っています。これは当社の歴史上最高の成果です」とした。
「当社は強力なチームと機敏な組織を擁しています。また、次世代製品のための戦略的計画も準備できています。そのため、今がバトンを渡す時だと判断しました」
デ・メオ氏はまた、「変革を遂げ」、「将来に向けて準備の整った会社」を離れる時期がきたのだと感じていると付け加えた。
ルノー・グループの会長、ジャン・ドミニク・セナール氏は、デ・メオ氏を「卓越したリーダー」と評し、「全社員一同、長年にわたる彼の功績と、共に乗り越えてきた数々の困難に感謝しています」と述べた。
欧州の自動車産業を支えたデ・メオ氏
デ・メオ氏の退社は大きな驚きだ。ステランティスのCEOに就くとの噂が立った昨年末には、「まだやるべき仕事がある」とルノーを去る意向を否定していた。
ルノーのCEOであるだけでなく、デ・メオ氏は欧州自動車工業会(ACEA)の会長も務めており、最近では安価な中国車に対抗する小型の都市型車の開発を提唱していた。
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