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【コルベット日本価格、妥当か?】新型、1400万円 アメ車の正規輸入、なぜ大きく値上がりするのか

日本初公開で注目の1台、価格も気になる

text:Kenji Momota(桃田健史)

【画像】あなたはどっち派? 新型/先代コルベット 内外装を比較【ディテール】 全56枚

「新型コルベット。いいけど、値段が高過ぎじゃないか?」

東京オートサロン2020(2020年1月10日~12日:千葉県幕張メッセで開催)で日本初公開となった、新型シボレー・コルベット。

今回で第8世代(C8)となり、コルベット史上最大の進化としてリアミドシップ化された。

パッ見が「まるでフェラーリか!?」と見えるため、これまでアメ車に見向きもしなかったイタリアンスポーツカーファンからも「一度乗ってみるもの手かも?」といった声が出てきた。

また、日本仕様として、これまたコルベット史上初となる右ハンドル車が設定されたことで、ホンダNSXや日産GT-Rなど、日本のハイパフォーマンス車からの乗り換え需要も考えられる。

こうした中で、東京オートサロン2020の発表現場で実車を見た人たちの会話や、ネット上での書き込みをみてみると、「スーパーカーっぽくてかっこいいし、フェラーリやランボルギーニと比べると、価格は半値以下だから、確かにお手軽なのかもしれない。けれど、アメリカ現地での販売価格を考えると、これって高過ぎじゃないのか?」という声があるのも事実だ。

これって、本当に高過ぎなのだろうか?

単純計算では、3LTは北米仕様の約1.8倍

日本では2021年春からデリバリーが始まる予定の、C8コルベット。東京オートサロン2020では、来場した購入予定者に対する商談のため、予価を提示した。

日本でのエントリーモデルとなる2LTが1180万円で、上位グレードの3LTには1400万円の値札がついた。

一方、アメリカ現地での価格はいくらだろうか?

GM(ゼネラルモーターズ)シボレーの公式ホームページを見ると、2LTのベース価格が6万7295ドル、3LTが7万1945ドルと明記されている。

本稿執筆時点(2020年1月14日)の円ドル相場は約110円なので、2LTが740万2450円、3LTが791万3950円となり、日本仕様は、2LTが約1.6倍、3LTが約1.8倍となる。

日本仕様と北米仕様との細かい違いもあるだろう。右ハンドル仕様ということもあるだろう。当然ながら輸送費用もかかるだろう。

それにしても、北米仕様に比べて2倍近くなるのは、高過ぎるのではないかと感じるのは、至極当然だと思う。

では、こうした値付けはどうして起こるのか?

ここからは、一般論として輸入車の価格が決まるプロセスについて解説していきたい。

為替設定をどう見るか?

ここからは、一般論として輸入車の価格が決まるプロセスについて解説していきたい。

輸入価格で最も大きな影響があるのが、為替だ。異なる通貨を持つ国どうしで輸入、または輸出すると為替による差益や差損が生じる。

自動車メーカーなど、製造業で輸出入を行う企業の場合、決算報告では「想定以上に円ドル相場が円高に振れたため……」といった表現があるように、会計年度毎で為替の目安を設定している。

C8コルベットの場合、北米仕様と日本仕様を比較すると、見かけの為替相場は、1ドル約177円となる。

戦後(1949年)から高度成長期(1971年)にかけて、日本では対ドルで固定相場制として1ドル360円時代が続いたが、それでC8コルベットを計算すると、約2849万円とフェラーリ級の価格に跳ね上がる。

為替や株価は「生き物」と言われるように、世界の経済や政治の動向に大きく左右されるため、先読みすることが極めて難しい。

そのため、企業は為替の想定に苦慮するのだが、特に日本での販売総数が少ないアメ車の場合、正規輸入業者として為替変動リスクに対する配慮がある程度大きくなるのは当然であるが、それにも限度があるべきだ。

一方で、個人輸入や、いわゆる並行輸入の場合、為替相場に連動した価格設定をすることで、正規輸入に比べて、本国各地に近い価格で商品を手に入れることができる。

ただし、商品に対する補償などでのリスクを追うことになるのは当然だ。

逆に言えば、正規輸入車を扱う正規ディーラーは、ユーザーに対してベストサービスに務めることが責務となる。

戦略としてイニシャルコストをどう見るか?

為替リスク対策を基盤として上で、最も重要となるのが企業としての戦略だ。

例えばドイツ車の場合、日本での販売台数が増えたのは、本国価格との差を少なくするという戦略的な価格設定があったからだ。

また、日本車の場合、トヨタ・プリウスPHVのように、北米仕様価格が日本仕様よりかなり安くすることで、北米でのプラグインハイブリッド車の普及を目指すという戦略もある。

このような企業戦略が打てる背景にあるのは、販売台数の増加見込みだ。

アメ車の場合、日本での市場規模は極めて小さく、販売台数も限定的であり、一気に販売台数が伸びるとは言い切れない。

そうした中で、アメ車の日本法人側が本国本社と交渉する上で、補修部品を含めた、新モデルを輸入する際のモデル全体としてのイニシャルコスト(初期費用)が割高になることが想像できる。

以上の内容を加味した上で、C8コルベットの価格が高過ぎるかどうかは、購入する当事者自身が判断することになる。

今後、販売台数が増え、また為替が安定すれば、GM本社の戦略もよりアグレッシブになり、C8コルベット日本仕様の販売価格に反映されることを期待したい。

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