2019年はカーリンからFIA F2に参戦し、2勝を挙げた松下信治。彼は今季MPモータースポーツに移籍し、新天地で同カテゴリー5年目を迎える。
F1を目指す26歳の松下にとって、今季はF2でランキング4位以上に入り、スーパーライセンスポイントを合計40点にすることが最低限の目標となるだろう。
■「ライバル達を驚かせる」F2で5年目迎える松下信治、新天地での活躍誓う
ホンダがレッドブルやアルファタウリと共にF1を戦っている今、彼は何としてもF1へステップアップするチャンスをものにしたいと意気込んでいる。
MPモータースポーツとの契約が発表される前、オランダのロッテルダムにある同チームのファクトリーを訪問した松下は、motorsport.comに対し次のように語った。
「僕自身は(F1にステップアップする)準備ができています。あとは“チケット”が必要です」
「僕がしなければいけないことはいたってシンプルです。良い仕事をしてタイトルを獲得すること、最低でもスーパーライセンスを獲得することです」
「こういう言い方はしたくありませんが、そこから先は僕のコントロールできることではありません。全てのタイミングが合う必要があります。とにかく僕にできることは、F2で良い仕事をすることです」
「僕は4歳の頃からF1を夢見てきました。今はホンダがF1に参戦していますが、これは日本人ドライバーにとってもチャンスです。メーカーのつながりなしでF1に行くのは難しいですから。でも、今はホンダがF1にいて、僕はホンダのドライバーです。そこに1%でも可能性があるのならば、僕は諦めずに挑戦したいです」
F2で5シーズン目を送ることが決まった松下だが、当初は日本に再び戻り、ホンダのドライバーとしてスーパーGTとスーパーフォーミュラを戦うのではないかと噂されていた。現に昨年12月に行なわれたスーパーフォーミュラのルーキーテストではThreeBond DragoCORSEから参加した。
松下は、実際にホンダからスーパーGTとスーパーフォーミュラの参戦オファーを受けていたことを明らかにした。しかし、彼は最終的にF1にたどり着けるかどうかに関わらず、国際的な舞台で活躍したいという想いが強く、F2でレースを続けることを選んだと語った。
「確かにそれは僕にとって大きな決断となりました」
「もちろん、僕の現時点での目標はF1です。ただそれと同時に、僕は世界で活躍するドライバーになりたいんです」
「例えば、インディカーやフォーミュラEといったインターナショナルなカテゴリーにも挑戦したいですし、そこで世界クラスのドライバーたちと競い合いたいと思っています」
「スーパーGTやスーパーフォーミュラも、もちろん素晴らしい選手権ですし、レベルも高いです。ただ、レースは(基本的に)日本でしか開催されないですし、そのほとんどが日本人ドライバーです。やはり僕にとって魅力的なのはヨーロッパのレースですし、それが今回の決断に至った理由です」
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