レースクイーン業界のレジェンド、美波千夏と立花サキが語る「東京オートサロン」への想い

今年も大盛り上がりで来場者32万人越えを記録した「東京オートサロン」。まだまだ余韻も冷めない方も多いこのイベントに欠かせないのが美女コンパニオンだ。彼女たち目当てに来場したファンも多いこのイベントでは各ブースでカメラを持った人で大賑わいだった。

そしてこのコンパニオンを務める彼女たちの中には、レースクイーン（以下RQ）として活動している子も多く、その現役RQの中で人気No1を決めるコンテストが「レースクイーン大賞」である。第1回目は2011年に行われ、毎年このオートサロンの開催中にイベントホールで発表されている。

その初代グランプリに輝いた「美波千夏」と、2代目グランプリの「立花サキ」というRQ業界のレジェンド2人がパーソナリティーを務めるFM秋葉原「サキとちなつのmy way!!」の収録現場で取材を行い、RQ時代やオートサロンについての話を聞いた。

--- まず最初にRQになろうと思った経緯は？

【美波】車の免許を取ってからRQに興味を持っていまして、当時所属していたモデル事務所の社長に勧められて、オーディションを受けて合格したのがNISMOのAUTECHです。

【立花】元々メイクアップアーティストになりたいと思いOLを辞めてメイクの学校に行ったんですが・・・私には向いていないと気付き（笑）学校を辞めたんです。そして当時のモデル事務所に入り、いろいろなチームのオーディションを3・4回受けて合格したのがGOOD SMILEさんです。

【立花】千夏ちゃんとは、その前のオートサロンで同じGOOD YEARブースで一緒で、千夏ちゃんはもうこの時から注目されていてRQ1年目から大人気でした！

【美波】私・・・その時はヤンキーぽくって（笑）、茶髪で眉毛細くて化粧濃くて・・・もう恥ずかしいな（笑）

【立花】私の1年目は初音ミクのブームが起きている時期もあり、コスチュームもかわいくてそれに助けられた感じがします。

【美波】これはお世辞でもなく、RQたちが憧れる『初音ミクのRQ』というブランド価値を上げた要因の1つとして、サキちゃん人気の貢献度も大きかった思っています。

【立花】えーー！そんなことないよーー！

謙虚に笑う彼女らだが、当時の状況を知るRQファンなら納得しているのではと思われる。
2人には以下が共通している。
(１)2010年にSUPER GTでRQデビューした同期。
(２)同一チームに3年間所属して同チームで卒業。
(３)まだまだ人気がある時期にRQを引退。

【美波】これ以上のチームは私にないと思っていましたので、引き際も大事で、‟惜しまれつつ辞めるのも美学”だと思っていました。

【立花】RQデビューしたチームで卒業が出来る事は光栄な事です。

さすがレジェンドの2人。言葉に説得力と重みがある。

--- RQから見たオートサロンというイベントとは？

【美波】私たちの原点はこのイベントでもあります。毎年出たい場所でもあり、数ある展示会の中で1番の花形だと思います。

【立花】車好きな方が多く来場されて、このイベント後にはTwitterのフォロワーも増えたりと華やかなイベントです。

--- レースクイーン大賞のグランプリ受賞について

【立花】あの時は賞金や賞品がなかったよね～（笑）

【美波】そうそう！今はＯＯ賞とかたくさんあって羨ましい！当日の発表前はもう胃がキリキリして・・・強力なライバルがたくさんいて、私的には絶対にあの子が選ばれると思っていたんですよ。

【立花】えっー誰誰・・・。

【美波】○○ちゃん。

【立花】あああっーー！

【美波】絶対に私は無理だと思っていたので、自分の名前が呼ばれた時にビックリしたのは今でも鮮明に覚えています。

--- 最後にRQとして人気が出るポイントは？

【美波】GT第2戦（5月）の富士スピードウェイがキーポイントです！関東圏での初開催で来場者や取材陣も多く訪れて、新規のファンをどれだけたくさん獲得が出来るか、RQとして人気のバロメーターが上がるかなど、RQとしても勝負のレースです。


今年のSUPER GT第2戦は5月3・4日に富士スピードウェイで行われるので、RQ人気の動向にも注目しながら観戦してはいかがだろうか。

■美波千夏（Twitter：@chinatsu_minami）
2010～2012年 SUPER GT AUTECH レースクイーン

■立花サキ（Twitter：@saki19881110）
2010～2012年 SUPER GT GOOD SMILE RACING ミクサポターズ
2011～2012年 D1グランプリ ドリフトエンジェルス