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デコトラが絶滅危惧種なんて不見識にもほどがある! じつは令和は大デコトラ時代だった

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デコトラが絶滅危惧種なんて不見識にもほどがある! じつは令和は大デコトラ時代だった

 この記事をまとめると

■デコトラは日本の文化だ

令和時代にも細々生き残っていた! 一世を風靡した「水中花シフトノブ」のいま

■最近はデコトラを見かけないといわれているがイベントは常に大盛況だ

■1イベントで数百台集まることも多くデコトラの数は令和が1番多いといわれている

 令和のいまもデコトラは減っていない!

 自動車のカスタムが盛んな外国とは異なり、なにかと改造車に厳しい風潮があるわが国。元来真面目な国民性がそうさせているのだろうが、とかく改造車に厳しい批判を投げかける人が多い。

 そんな世界において、なぜかデコトラは日本の文化として知られている。真面目な国民性でありながら、改造車であるデコトラに好感を抱く人は多いのだ。それは1970年代に大ヒットを記録した、映画『トラック野郎』シリーズの影響が強いのはいわずもがな。真面目が何よりも一番であるのはいうまでもないが、多少道を踏み外した行為や遊び心もまた、生真面目な日本人に必要な部分であるように思えてならない。だからこそ、この映画もヒットしたのではないだろうか。

 そんなデコトラであるが、最近では見ることが少なくなったと巷ではいわれている。しかし、じつのところはそうでもない。むしろ、デコトラの数自体は明らかに増えているといえるのだ。

 ならば、なぜ世間では減ったと感じてしまうのだろうか。その理由は単純明快で、ただ昭和のようなド派手な装飾を施したデコトラで仕事をする人が減ったというだけ。デコトラ文化は、カタチを変えて生き続けているのである。

 どんな世界においても、時代に沿った変化が求められる。時代についていけなくなってしまえば、その文化は自ずと衰退してしまうだろう。デコトラの世界も同様に、派手なトラックで仕事をすることが難しくなった時代に合わせて、大きな変化を遂げた。ド派手なデコトラはプライベートで所有し、仕事車は荷主や顧客を刺激させないような、派手さではなく美しさを重視した飾り方へとシフトしたのである。

 デコトラのイベントの数は増えている

 荷物を積むためのボディ(荷台)をオーダーメイドで製作したり、燃料タンクやバッテリーケースなどの目立たない部分を架装したり、純正パーツにメッキをかけてみたり。それだけであれば、荷主や一般の人たちからはデコトラだと認識されないかもしれない。仮に改造車であることに気付いていたとしても、荷主や顧客は傷だらけでメンテナンスもされていないような汚いトラックよりも、手入れが行き届いた美しいトラックを歓迎するに違いない。そして、愛好家たちの間ではむしろそのような仕様のデコトラが人気を博しているのである。

 時代は、変わる。デコトラの世界でも同様に、派手さから美しさへと方向性が変わっている。昭和の時代では飾りのスタイルに大差はなかったが、近年ではド派手なデコトラやシンプルなデコトラ、そしてクラシカルなデコトラなどが存在しているため、デコトラ界では一種の派閥さえできている。

 そんなデコトラたちが集まるイベントは毎月のように全国各地で開催されているのだが、そのイベントの数がもっとも多いのは昭和でも平成でもなく、令和である。そして、昭和の時代では100台も集まれば大盛況だったのだが、近年における大きなイベントでは500台以上ものデコトラが集まっている。その事実を踏まえても、デコトラの数そのものは明らかに増えているのである。

 YoutubeやSNSなどでデコトラが減ったと訳知り顔で語る人もいるようだが、そういう人たちはデコトラのことをなにもわかっていない。むしろ、減ったと思わせているのは「素人を刺激しないようにシンプルに飾る」というデコトラ愛好家たちの思惑どおりなのだから、大成功だといえるだろう。そうして姿を変えながら生き続けている日本独自のデコトラ文化は、これからも絶えることなく続いてゆくだろう。

文:WEB CARTOP トラック魂編集部

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