■無限が解釈した“さらに過激な”1台
ホンダが提案する次世代コンパクトEV「Super-ONE(スーパーワン)」は、2025年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2025」で初めて実車が公開され、その完成度の高い造形と遊び心あふれるキャラクターで大きな話題を集めました。
【画像】超カッコいい! これがホンダの新たな「小さいスポーツカー“過激仕様”」です!
もともと海外イベントに「Super EV Concept(スーパーEVコンセプト)」として登場したモデルを、市販化を強く意識したかたちに磨き上げたのが現在の姿で、環境性能だけに寄らない「運転する楽しさ」を前面に押し出している点が特徴です。
開発のキーワードとして掲げられた「e:Dash BOOSTER」は、日常の移動を少し特別な体験に変えるという意思表示であり、専用のBOOSTモードによる演出やサウンド、表示系の切り替えなどが、その世界観を分かりやすく伝えています。
コンパクトな車体に張り出したフェンダーを組み合わせたスタンスは、かつての「シティターボII」を思い起こさせるという声もあり、ホンダらしい挑戦的なデザインの系譜が感じられます。
そんなスーパーワンに対し、モータースポーツの名門である無限が独自の解釈を加えたカスタマイズ案として「MUGEN Super-ONE Prototype(無限 スーパーワン プロトタイプ)」を提示し、2026年1月の「東京オートサロン2026」で披露しました。
同車はスーパーワンが持つスポーティさを、さらに一段押し広げた存在として注目を浴びています。
最大の見どころは、すでにワイドな印象を与えるボディを、あえてもう一段階強調してみせた点です。
前後には角張った造形のオーバーフェンダーが備わり、フロントにはピクセル調の大きな無限ロゴが映えるスポイラーが組み合わされました。
ボンネットもブラックアウトされた専用品で、ダクトの存在が走りのイメージをいっそう強めています。
リアに目を向けると、大型のカーボン製ウイングがまず視線をひきつけます。さらにフロントからサイド、そしてリアへと連続するデザインのディフューザーが装着され、空力パーツとしての機能性だけでなく、スタイリングの統一感にも配慮されていることが分かります。
外観だけを見ると大幅にワイド化されたように感じられますが、実際の拡張は片側数ミリに抑えられており、構造変更を必要としない範囲に収められている点から、将来的な市販化を視野に入れた現実的な提案であることが読み取れます。
足もとの車高やトレッドの設定はかなり攻めた印象で、そこに無限らしいシャープなデザインの鍛造ホイールが組み合わされ、赤く塗られたブレーキキャリパーがスポーティなアクセントを添えています。
スーパーワンそのものが掲げる「移動を楽しみに変える」という思想に、無限の解釈を重ね合わせたこのプロトタイプは、EVであってもクルマ趣味の心を刺激できることを示す好例だと言えます。
量産モデルの具体的な時期や仕様はまだ見えてきていませんが、こうした提案が積み重なることで、スーパーワンのキャラクターはより立体的になっていくはずです。
日常と非日常の境目を軽やかに行き来できるコンパクトEVとして、そしてカスタマイズの素材として、今後どのような広がりを見せるのか、引き続き注目していきたいところです。(くるまのニュース編集部)
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