デザインコンペで選ばれた“虹色のバカラル”
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)克服に向けた闘いのなか、ベントレーは希望のシンボルである虹色で彩った「マリナー バカラル」を公表した。
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ベントレーのビスポーク部門「マリナー」が手掛けた2シーターの新型車、バカラル。生産台数わずか12台という稀少なモデルはカスタマーの要望に応じて1台ずつがハンドメイドで製作される。マリナーの誇るコーチビルディングの技を惜しみなく投じる12台はすでに完売。すべてビスポークとなるため幅はあるものの、車両価格はおよそ150万ポンド(約2億円)といわれる。
バカラルのローンチに際してベントレーはツイッターを通してデザインコンペ「Design Your Own Bacalar(あなただけのバカラルをデザインしよう)」を実施していた。広く応募した作品のなかから今回選ばれたのが“虹色のバカラル”だ。
COVID-19対策で地域コミュニティの支援を続けてきたベントレーが虹色のバカラルに込めた思いは強い。鮮やかな赤や目の覚めるような緑、力強い青など、一本の虹はベントレーの誇る多彩なカラーパレットで構成している。“ベントレー レインボー”はいま、工場再開の日を待っている。
ベントレー レインボーを構成する7色についてご紹介したい。
ベンテイガ V8とともにデビューした「ドラゴンレッド2」
スピード感と存在感を漂わせる洗練されたメタリックの赤。最初のバージョンが採用されたのは2012年、コンチネンタルGT V8だ。より深みと豊かさを増して進化した「2」は、ベンテイガ V8のローンチ時の訴求カラーとして登場した。
アルミニウム粉末が煌めく「オレンジフレイム」
レモン色のシトリックや赤紫のマゼンタと並び、ビビッドな彩りを放つオレンジフレイム。マイカとアルミニウム粉末を調合し、1コート+クリアコートでペイントした上で鏡面仕上げを施す。ベントレーの筋肉質な曲線やシャープな輪郭を際立たせるオレンジフレイムはベンテイガ スピードと共にデビューした。
マリナー バカラルを象徴する「イエローフレイム」
ベントレーのコーチビルディングへの回帰を象徴するマリナー バカラルのボディカラーとして登場。顔料は、穀物産業の“やっかい者”とされてきた副産物であるもみ殻の灰を再生したもの。複雑に移ろう色合いはバカラルのプロポーションをくっきりと浮かび上がらせる。
都会の街中に似合う「アップルグリーン」
ベントレーがビスポーク車向けにラインナップしているポップなグリーン。瑞々しくモダンな雰囲気を創りあげる。
現代的で若々しい「ジェットストリーム2」
角度によって温かみのある銀器に見えたり、ひんやりとして優雅な海にも見える淡い青色。クローム仕上げのブライトウェア(光沢パーツ)部分を黒でまとめた人気のオプションパッケージ「ブラックラインスペシフィケーション」にひときわ似合うカラーリングだ。
レディの夜会服から生まれた「シークインブルー」
いまやベントレーを象徴するカラーのひとつ、シークインブルー。元々は顧客の彼女が愛用する夜会服に使われていたスパンコールの色に合わせてオーダーした特別色だった。フロップ性(光の角度や観察する位置によって明度や彩度、色相が変化する)があり深い影を作るメタリックブルーは、たっぷりと水を湛えた湖面のように豊かな表情を作る。2017年に3代目コンチネンタルGTとともにラインナップに加わり、今ではトップ10に入る人気ボディカラーとなっている。
鮮やかな花弁を思わせる「アズールパープル」
濃密で青みがかったアズールパープルは、「セントポーリアの花に似合う色」というオーダーのもと生まれた。自信に溢れた華やかな色合いは、ベンテイガとコンチネンタルGTにラインナップしている。
ベントレーはいま工場再開の日を待っている。現在はクルーの3Dプリントマシンを使って3万個超のフェイスシールドを作成し、ケアセンターやNHS(国営医療サービス事業)、地域コミュニティーサービスを含むチェシャー州のケア部門に提供。同時に生命維持に必要な個人用防護具(PPE:手袋、フェイスマスク、保護メガネ、シートカバー)も寄付している。
また、「Meals on 22 inch Wheels(22インチホイールでの食事)」と銘打ったデリバリーサービスも拡張し、社員がコミュニティーの中に必要なアイテムを届ける試みも行っている。
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