創業120周年を迎えるハーレーダビッドソン オンライン形式で新型車を発表

　新型コロナウィルスの感染拡大の影響から2021年より世界同時配信のデジタルコンテンツで新車発表を行っているハーレーダビッドソン社（以下H-D）ですが、2023年１月18日に“ハーレーダビッドソン120周年を祝して”と題した映像がYouTube上で配信されました。

　1903年にウィリアム・Ｓ・ハーレーとアーサー、ウォルター、ウィリアムのダビッドソン兄弟によって創業された同社は映像タイトルにあるとおり今年で120周年を迎えるのですが、やはり目玉となるのがアニバーサリーモデル。Web上で公開された映像内でも、まずはこれらのマシンが大々的に発表されています。

　映像のナビゲーターとして冒頭にH-D社代表のヨッヘン・ツァイツ氏が登場した後、120周年を祝うモデルが発表されるのですが、その特徴が“エアルームレッド”の特別色とアールデコ調のイーグルのメダリオン。1920年代のハーレーのタンクに描かれたイーグルとダイヤモンドパターンのグラフィックが金属で巧く表現されています。

　ちなみにこのアニバーサリーモデルは６機種がラインナップされており、ウルトラリミテッドアニバーサリーが1300台、ヘリテージクラシック114アニバーサリーが1700台、ファットボーイ114アニバーサリーが3000台、トライグライドウルトラアニバーサリーが1100台、ストリートグライドスペシャルアニバーサリーが1600台、ロードグライドスペシャルアニバーサリーが1600台と、それぞれが世界限定で発売され、シリアルナンバーがガソリンタンク・コンソールに刻印されます。

　その中でも注目のモデルとなる“CVOロードグライドリミテッドアニバーサリー”は、よりプレミアム感が高められた仕様となっており、アニバーサリーブラックとエアルームレッドという特別色を２トーンで配色。差し色としてゴールドリーフがあしらわれたスペシャルモデルらしく価格も647万6800円とハイエンドな設定になっています。

　また映像は120周年を記念したH-Dアパレルの紹介や同社が近年、力を注ぐトライクシリーズの“FREEWHEELER(日本非発売)”や同じく３輪の“ロードグライド３”の紹介に続き、ナイトスターとナイトスタースペシャル、そして日本で高い人気を誇るブレイクアウトのニューモデルが紹介されているのですが、そのブレイクアウトは2023年１月26日から29日までの期間に東京渋谷区の“代官山T－SITE”内の特別会場にて日本仕様のジャパンプレミアとして限定展示が決定。

　タンクが５ガロンタイプになり、ミルウォーキーエイト117エンジン（排気量1923cc）が搭載されたニューモデルの実車に跨り、撮影なども可能とのことなので、お近くの人にとって最速で2023年H-Dニューモデルに触れるまたとない機会となっています。

　この他にも映像内ではパンアメリカやストリートグライドスペシャル、ロードグライドにオプションパーツを装着した“Empire collectionパッケージ”の紹介へと移るのですが、この中で紹介された一連のモデルたちが2023年H-Dの主力ラインナップであることは間違いなさそうです。

　映像では最後に120周年を記念したイベント、“ホームカミング”の予告的な内容となっているのですが、2023年７月13～16日はH-D本社がある米国ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催され、その他にもスタージスやデイトナ、ハンガリーの首都であるブタペストでも記念イベントが開かれる予定とのことです。今回の映像のリンク先をクリックして、是非、ご覧ください。

　2023年に節目となる120周年を迎えるハーレーダビッドソン社ですが、今回の映像を見る限り、今年のニューモデルにも大いに期待です。