この記事をまとめると
■アメリカでは仮ナンバーが紙でできている
交通違反でも射殺される可能性はゼロじゃない! アメリカで取り締まりを受けたら行動には要注意!!
■購入したらそのまま乗って帰る仕組みが主流という事情からこのような仕様となっている
■一部の州では最近、電子ペーパーを使用したナンバーも導入されつつある
アメリカでは紙のナンバープレートが一時的に使用できる!
南カリフォルニアをドライブしていると、ペラペラと風になびく紙のライセンスプレート(ナンバープレート)を装着したクルマを見かける(写真のケースではフレームにおさめられペラペラしないようになっている)。番号をみると一般的な金属製のナンバープレートと数字やアルファベットの配列が異なるのが確認できる。
この紙のナンバープレートの正体はというと、“Temporary License Plates”と呼ばれるもので、わかりやすくいえば仮ナンバープレートとのこと。
アメリカでの新車販売は、お客がディーラーへ行き、そこに置いてある在庫車のなかから気に入ったものを購入する在庫販売が主流。そして、気に入って無事契約が済めば、そのまま乗って帰ることができるので、日本でたとえると自転車屋さんに自転車を買いに行き、そのまま乗って帰るノリと同じといっていいだろう。
ただし、各新車ディーラーに金属製の正規ナンバープレートがストックされているわけではない。新車を購入してからしばらくして郵送にて正規のナンバープレートが届くようである。
ちなみにハリウッド映画などで、刑務所でナンバープレートを作っているといったやりとりを筆者は見かけたことがあるのだが、現地で話を聞く限りでは、やはり刑務所でナンバープレートは作られている様子。
そして、日本のように“封印”というものがないので、自分で取りつけることになる(封印がないので盗まれることも珍しくないようだ)。そのため、新車購入後ナンバープレートが届くまでの短期間だけ有効な仮ナンバープレートが紙ベースで発行されるのである。先の写真のプレートは2023年11月19日まで有効となっている。
ちなみにこの仮ナンバープレートの装着義務は2019年1月からとなっており、それまでは仮ナンバーを装着しなくても一般公道を走ることができた。ちなみにカリフォルニア州では前後に正規ナンバープレートを装着することになっている。
電子ペーパーを使用したナンバーも登場
また、南カリフォルニアでもニューヨークやフロリダなどカリフォルニア以外のアメリカの州のナンバープレートを見かけるのだが、そのなかに交じってメキシコのナンバープレートを見かけることがある。
アメリカとメキシコは陸続きで国境を接している事情もあるが、メキシコではオペルやルノーなどアメリカで販売されていないブランドも多く走っているほか、アメリカでも販売しているブランドでも、アメリカでは販売していない車種がメキシコでは販売されている。
なので、アメリカで売っていないクルマにメキシコナンバーがついていると、異彩を放っているのですぐに「メキシコからきたクルマ」ということがわかってしまう。ちなみにアメリカ国内で借りたレンタカーで国境を越えてメキシコに入ることはできない。仮に入れたとしてもすぐに盗まれるだろうとのことであった。
なお、カリフォルニア州では2022年より全米初となる、一般車両向けにも電子ペーパーを活用したデジタルナンバープレートが解禁となっている。
報道によると、スマートフォンアプリからの登録や情報更新のほか、白黒反転の操作、メッセージ表示、停車中には広告表示など多彩な機能を有している。また、オプションでGPS機能も付加することが可能とのこと。ただし一般的な金属製プレートに比べ導入コストがネックになっているようで、筆者が今回滞在していた間では見かける機会はなかった。
日本はデジタル後進国と言われているが、アメリカではいよいよナンバープレートまでデジタル化の波が押し寄せているようである。
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