『モーガン・プラス・フォー』75周年記念モデルが発売。全世界75台の限定車が日本でも

　エスシーアイは、10月8日から全国の正規販売代理店において、『MORGAN PLUS FOUR 75（モーガン・プラス・フォー・セブンティファイブ）』の販売を開始した。同社は2018年より、モーガンカーズ・ジャパンとしてモーガンの正規輸入販売、部品販売、アフターセールスを手掛けている。


■内外装カラーの選択オプションが無償

　1950年10月27日にアールズ・コートでデビューした『モーガン・プラス・フォー』は、2025年で生産開始から75周年を迎えた。同車は近代的なエンジニアリングと古くから受け継がれてきたコーチビルド技術のバランス、そして軽量で魅力的な走りで多くのファンを魅了してきた伝統的なスポーツカーだ。

　1962年には“世界三大レース”のひとつであるル・マン24時間レースに参戦したクリストファー・ローレンス／リチャード・シェパード・バロン組のモーガン・プラス・フォー・スーパースポーツが2.0リッターGTクラスを制し、スポーツカーとしての地位を確固たるものとしてきた。

　エクステリアこそ伝統的な姿が保たれているが、2025年現在のモーガン・プラス・フォーはCXジェネレーション・ボンデッド・アルミニウム・プラットフォームにBMW製2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。アナログ的でありながらも現代のテクノロジーによってドライビングエクスペリエンスが高められている。

　また1950年以来、世に送り出されたモーガン・プラス・フォーはいずれも個性に富み、ほとんど無限とも言える仕様のオプションとカラーバリエーションで製造されてきた。

　生誕75周年を記念したプラス・フォー75は、全世界で75台限定発売となる。この限定車ではパール、マット、2トーンのカラーを除くエクステリアペイントや、エクステンデッドレザーを除くインテリアレザー、カーペット、イージーアップフード、ウイングビーディング（パイピング）が、通常10～50万円ほどするところ無償で選択可能に。さらにリヤには特別感を演出する75周年のバッジも装着されるという。

　日本での価格はマニュアル車、オートマチック車ともに1755万6000円（税込）。デリバリーは2026年の夏以降の予定だ。限定車の詳細はモーガンカーズ・ジャパンの公式サイトから確認することができる。

[オートスポーツweb 2025年10月09日]