雪上のワインディングで際立つ1.8ターボの武器とは
2025年に登場した現行型のスバル「フォレスター」は、「2025-2026日本・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたほか、セールス面でもスマッシュヒットを記録するなど、人気モデルとなっています。
【画像】超カッコいい! 雪上でも安定した走りを披露するスバル「フォレスター」を写真で見る(30枚以上)
筆者(西川昇吾)はこれまで何度も試乗の機会を得てきましたが、今回初めて本格的なスノーロードで試乗することができました。1.8リッターのターボエンジン車と人気の“ストロングハイブリッド”というふたつのパワートレインは、雪上でどんな乗り味を見せてくれたのでしょう?
まずは1.8リッターターボエンジンを搭載する「スポーツEX」グレードから。結論からいうと、スノーロードで好印象だったのはコチラのパワートレインでした。
スノーロードのワインディング走行時は、SUVとは思えないほど軽快感にあふれておりコントローラブル。その理由は多々挙げられますが、恩恵が大きいと感じたのは軽さです。グレードによっても異なりますが、駆動用バッテリーを搭載する“ストロングハイブリッド”車に比べて約100kg軽くなっているのです。
「フォレスター」は全車AWDなのでトラクションや走行時の安心感にあふれているのは当然のことですが、スバル独自の“シンメトリカルAWD”ならではの左右対称に近い重量バランスも、コントローラブルな特性につながっているものと思われます。
また今回は、走行中、悪路やすべりやすい路面で走りをサポートしてくれるスバル独自の電子制御システム“X-MODE”を変更しながらドライブしてみました。
「ノーマル」モードでも問題はありませんが、「SNOW・DIRT」モードを選ぶと一段と安心感のある乗り味となりました。旋回性能がより高まるフィーリングで、「ノーマル」モード以上に曲がるのが楽しく感じます。
ブレーキフィールも良好です。ペダルの踏み始めはもちろんですが、リリースする際のコントロール性も高いため荷重移動がしやすいのです。コントローラブルだと感じた要因は、このブレーキも大きな役割を果たしているようです。
売れすぎて“B型”は受注終了! 気になる新グレードとは?
そんな好印象だった1.8リッターターボ車から、人気の“ストロングハイブリッド”を搭載する「Xブレイク S:HEV EX」へと乗り換えます。
コチラの方が重さを感じるシーンが多いため、コントローラブルな領域は必然的に小さい印象です。単純に重いだけでなく、駆動用バッテリーという重量物がどこにレイアウトされているかも重要なポイント。“ストロングハイブリッド”車はレイアウト上、駆動用バッテリーがリアのオーバーハングにも搭載される形となっており、慣性バランスの面で不利となっているのは明白です。
また、ハイブリッド特有の回生ブレーキが介入するため、ブレーキのコントロール性も1.8リッターターボ車に軍配が上がります。
このように表現すると、「“ストロングハイブリッド”車はスノーロードだとダメ」と思うかもしれませんが、こうしたシチュエーションだからこそ分かる美点も見えてきました。それは、トラクション性能です。
モーター駆動車らしく初動時のトルクが大きく、また、そのトルク制御を緻密におこなえていることも“ストロングハイブリッド”車の魅力。そのため発進時は1.8リッターターボ車より力強く、確実にクルマを前へと進めてくれます。雪上など低μ路における脱出力や登坂力といった部分では、コチラの方に分がありそうです。
このように現行「フォレスター」は、1.8リッターターボ車も“ストロングハイブリッド”車もハイレベルな雪上性能を誇ります。
今回はクローズドコースでの走行だったため、比較的ハイペースで走ることが可能でしたが、いずれのパワートレインも安心して余裕を持って走行することができました。
ただし、そこからさらに一歩、踏み込んでスピードレンジが上がった場合や、クルマを振り回すようなドライビングの楽しさを求めたときには、1.8リッターターボ車のよさが光る……という印象。もちろん“ストロングハイブリッド”車も、同セグメントの他のSUVに比べると、スノーロードでの性能はかなり高いところにあるといえます。
そんな現行型「フォレスター」ですが、デビュー以降、好調なセールスが続いており、すでに現行モデルは生産上限に達しているとのこと。そのため販売店からの情報によると、商談時はすでに次の年次改良モデル“C型”の先行予約がスタートしているようです。
ちなみに、現行「フォレスター」はアメリカ市場で先行発売されたため、2025年に日本市場へ投入されたモデルは“B型”、そしてまもなく登場する商品改良モデルは“C型”になるといいます。
今度の年次改良では、装備類や機能面の向上などが図られる見込みですが、なかでも最大の注目は、これまで「スポーツ」系グレードのみのラインナップだった1.8リッターターボ車に、新グレードとなる「ツーリング(Touring)」が追加される点。
「ツーリング」は装備を吟味したエントリーグレードという位置づけですが、ナビゲーションやETCなど「標準装備だとうれしい」装備類はしっかりと標準で備わる見込みです。
さらにスバル車らしく、見えない部分ですが走り味を向上させる細かい改良も施される模様。好調なセールスが続く現行型「フォレスター」は、さらに魅力的なモデルへと成長しそうです。(西川昇吾)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【CX-5では大きい?】全高1540mmのマツダ「CX-30」が“日本向けSUV”すぎた…デビュー7年目の試乗で分かった強みと弱点
京都市バスが踏み込む“二重運賃”の聖域――「毎日通うのに400円なのか」 市外通勤者を観光客と同列に扱う“差別”的格差とは
イランの珍しい“双胴艦”も撃沈扱いに 米軍の攻撃を受け激しく炎上する様子が公開される
【国産スポーツカーが高すぎる】「タイプR」は617万円超&受注停止、「スイスポ」も高騰…300万円でお得度も満足度も高い現実解は?
400馬力を大幅に超える出力!新型4気筒エンジン「トヨタ G20E」がメルセデスAMGを震え上がらせる
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント