サインツJr.、ハジャーのアタック妨害でQ1敗退。失望隠さず「トップ8を争うはずだったのに、週末が台無しだ」

　ウイリアムズのカルロス・サインツJr.は、アイザック・ハジャー（レーシングブルズ）の妨害を受けてF1カナダGP予選Q1敗退を喫し、怒りを露わにした。

　フリー走行から高いパフォーマンスを発揮していたウイリアムズ。それだけにサインツJr.は走行妨害によって週末を台無しにされたと感じ、無線でハジャーを非難した。

　一方でハジャーは、サインツJr.がアタックを中止したと考えていたと主張したが、後にこの件で3グリッド降格ペナルティが科せられている。

　0.02秒差でQ1突破が叶わなかったサインツJr.は、予選後のメディアとのインタビューでまだ不満を漏らしていた。

「正直、僕が速かったかどうかは関係ない。Q1でコースの真ん中にいるドライバーが予選を台無しにし、週末の計画が崩れてしまったんだ」と彼は述べた。

「今日はQ3とトップ8を争うべきところだったのに、17番手にいるので、非常に失望している」

「僕はターン3から4のところですでに彼のことを確認していたんだ。そこで彼が道を譲らなかったことに驚いた。ダーティエアの影響ですでにコンマ1～2秒失っていたが『ああ、彼は単に僕にダーティエアを与えるゲームをしているだけだ』と思った」

「それは妨害ではないけど、彼はカットラインにいて、故意にダーティエアを僕に食らわそうとしていたのかもしれない」

「ターン5の進入時に彼が道を譲らないことに気づき、アクセルを緩め、6コーナーの内側で彼を抜き去らなければならなかった。これがレースなら、明らかにターン6やターン7への進入角度が悪くなる」

「そこでさらにコンマ2～3秒を失った。つまりそのラップだけでコンマ3～4秒を失ったんだ。そしてそのラップはQ2進出まで0.020秒だった。それが今日僕たちが持っていたマージンだ」

「正直とてもフラストレーションが溜まるけど、それが現実だ」

　レースを後方からスタートする中で何ができるか尋ねられたサインツJr.は、「明日はどうでもいい。今、僕の頭は今日の結果への失望でいっぱいだ」と答えた。

「Q2で0.020秒差で及ばず、妨害を受けたからだ。要するに、コーナーでウエットラインを走らざるを得なかった」

「正直今は気にしていない。週末を通して速かったし、レースペースも速かったが、まだ目指す場所には到達していない」

Comments

[hanazawafudousan]

予選のやり方を変えればよいのに、といつも思う。誰もいないトラックに1人でアタック。一発勝負でやれば誰も邪魔できない。アタックは5周だけ。トウを使うこともできないから有利不利もない。時間が経過すればラバーが乗ったりドライやウェットで有利不利にはなるが、それは運次第。分かりやすくて良いのになー

[てつ]

運が無い。
今年のサインツはパッとしない上に運も味方していない気がする。
頑張ってほしい。