この記事をまとめると
■近年のダカールラリーではダチアのサンドライダーが活躍している
パジェロにポルシェ959にゲレンデとか激熱! ダカールラリーの旧車限定クラス「ダカールクラシック」に昭和オヤジ感涙必至!!
■ダチア・サンドライダーは日産のVR30DDTTを搭載している
■砂煙をあげて疾走する姿は終末世界を彷彿とさせる
ダカールラリーのダチアに注目
もっとも過酷なラリー競技といわれる「ダカールラリー」ですが、近年のエントリーマシンは市販車とは似ても似つかないスペシャルマシンが覇を競い合っています。基本的に4輪駆動で車高の高い2シーターという枠組みながら、魔改造のピックアップトラックや、ラリーを新たに解釈したSUVなど千差万別。
なかでも、世紀末感というかポストアポカリプス感をアピールしているダチアのサンドライダーはダントツのカッコよさ。耳慣れないメーカーのマシンですが、じつはルノーと日産が協力している影の優勝候補だったりしたのです。
ダチアはルーマニアの自動車メーカーで、近年はSUVに力を入れているほか、ヨーロッパ圏では積極的にレースに参戦しています。ルノーの資本が入り、日産との協力体制もあるとなると、ルノースポールやNISMOといった力強いバックアップも期待できそうです。実際、VR30DDTT、すなわちZが搭載する3リッターV6ツインターボはサンドライダーでも使用されており、チューニングには日産のエンジニアも携わっているという噂です。
そんなダチアが2021年に発表したコンセプトSUVが「マニフェスト」で、フロントスクリーンが省かれていたり、自然回帰型の素材で構成されていたりなど、かなりの個性派モデルでした。このマニフェストをベースとして、イギリスのレーシングコンストラクター、プロドライブが作り上げたのが、今回のサンドライダー。EVだったマニフェストから、ガソリンエンジン搭載のラリーカーに仕立て直すのに、これほど最適なファクトリーはないでしょう。
スバルファンにはお馴染みのプロドライブが担った仕事は、鋼管フレームづくりに始まり、4WDパワートレイン、そしてサスペンションまわりのセットアップ。ここにルノースポールが細かなチューニングを施し、前述のV6ツインターボをセレクトといった具合。もちろん、ダチアもラリー競技に適したインテリアや、デザイン変更を担うなどしっかりとコミットしています。
たとえば、マニフェストの形状では視界の確保に問題があったのですが、ダチアのデザイナーはシート、ペダル、そしてダッシュボードの最適化によってクリア。さらに、乗員の快適性や疲労軽減に対するノウハウが注ぎ込まれ、ただでさえ過酷なダカールラリーの負担を和らげることに成功したといいます。
また、カーボン製ボディパネルに塗られた赤外線防止顔料は、砂漠の陽射しを遮断する効果があり、キャビンが耐えられない暑さになること防ぐとか。
WRC界の伝説的ドライバーセバスチャン・ローブがドライブ
完成したサンドライダーは、まずは小手調べとばかりに2024年10月にラリー・デュ・モロッコに参戦。このラリーは2500kmに及ぶ広大な砂漠を横切り、未舗装路はもちろん、砂や石、そして砂丘とダカールに等しい過酷なもの。ですが、ダチアはここで1-2フィニッシュを遂げ、戦闘力の高さを見せつけたのでした。
そして、2025年のダカールラリーには名手セバスチャン・ローブを筆頭に、モロッコの優勝ドライバー、ナセル・アル・アティヤ、スペインの女性ラリースト、クリスティーナ・グティエレスらを擁して参戦。
その結果、アル・アティヤ選手が総合4位入賞というリザルトをゲット。ローブ選手は第3ステージで派手なロールオーバーをしてしまいリタイヤという残念なことに。
ちなみに、3台のサンドライダーをサポートする陣容も凄まじく、5台の専用トラック、3台のバン、9台のキャンピングカー、ダスター、日産ナバラ、そしてもちろん、信頼できるトヨタランドクルーザー、総勢62人のスタッフが同行。そこには仮設ガレージ、タイヤ、ふたつの巨大な発電機、350リットルの水タンクといった機材に加え、寝具や2台の洗濯機まで含まれるとか。やはり、砂漠のレースは一筋縄ではいかないようです。
むろん、サンドライダーはこの成績に甘んじることなく、今後も参戦を続けるとのこと。砂煙をあげて疾走する姿は、マッドマックスとか終末世界を彷彿とさせるものでしょうから、ひと目でいいからそのシーンを見てみたいものです。
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