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ホンダが3戦連続表彰台&3台入賞「高速サーキットでのこの成績はポジティブ」と田辺TD【F1第4戦決勝】

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ホンダが3戦連続表彰台&3台入賞「高速サーキットでのこの成績はポジティブ」と田辺TD【F1第4戦決勝】

 2020年F1イギリスGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位、アレクサンダー・アルボンは8位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはリタイア、ピエール・ガスリーは7位となり、ホンダ勢3台がポイント獲得を果たした。

 フェルスタッペンは3番グリッドからミディアムタイヤでスタート。クビアトのクラッシュによるセーフティカー出動時の13周目にハードに交換、52周のレースの49周目までメルセデス2台に続く3番手を走行していたが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のタイヤトラブルにより2番手に浮上。その際、前のルイス・ハミルトン(メルセデス)とも後ろのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とも大きなギャップがあったため、チームはファステストラップを狙うために50周目にフェルスタッペンをピットインさせ、ソフトタイヤに交換した。

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 最終ラップではハミルトンにもタイヤトラブルが起きてスロー走行になったため、フェルスタッペンは急激に差を詰めるが、届かず2位でフィニッシュした。フェルスタッペンは、狙いどおりファステストラップを記録し、追加の1ポイントを獲得。なお、レッドブルは、最後のタイヤ交換は、タイヤトラブルのリスクを避けるためでもあったと説明している。

 アルボンは12番グリッドからミディアムタイヤでスタート。オープニングラップの最終コーナーでケビン・マグヌッセン(ハース)と接触、このアクシデントによるセーフティカー明けの6周目にハードタイヤに交換し、最後尾に落ちる。接触の責任ありとしてアルボンに5秒のタイムペナルティが科され、30周目にミディアムタイヤに交換する際に、このペナルティを消化。その後、アルボンは順位を上げていき、最後から2周目にポイント圏内に入り、8位を獲得した。

 ガスリーは11番手からミディアムタイヤでスタート。序盤はその位置を保って走行、12周目にハードタイヤに交換し、13番手に落ちるものの、そこからオーバーテイクを繰り返し、7位でフィニッシュした。

 クビアトはギヤボックス交換により5グリッド降格ペナルティを受けて19番グリッドからミディアムタイヤでスタート。1周目に14番手に上がり、11周目には12番手を走行していたが、高速のターン10からターン13にかけてのセクションでマシンのコントロールを突然失い、コースオフし、クラッシュを喫した。クビアトに幸いけがはなかった。チームは、このアクシデントについて調査を行っており、レース終了直後の時点では、リヤタイヤのパンクが原因ではないかと述べている。

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のイギリスGP決勝ではアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が安定した走りを見せ、2位でフィニッシュし、3戦連続となる表彰台を獲得しました。ライバルがトラブルを抱えたレース最終周にはトップに詰め寄るエキサイティングな展開となりました。最終的には2位で終わりましたが、高速サーキットでこの成績を得られたことは前向きにとらえています。

 7位に入賞したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も素晴らしいオーバーテイクを見せて、ポイント獲得を果たしました。序盤の接触により苦しい展開になったレッドブル・レーシングのアルボン選手は、チームのタイヤ戦略が功を奏し、終盤に素晴らしいペースでいくつものオーバーテイクを見せました。他車のトラブルに助けられたところもありますが、ポイントを獲得できたことはよかったと思います。

 スクーデリア・アルファタウリのクビアト選手は、トラブルにより突然マシンのコントロールを失いクラッシュを喫し、唯一のリタイアとなりました。いいペースを見せていただけに非常に残念です。

 セーフティカーの導入や終盤のタイヤトラブルなど、波乱含みの展開ではありましたが、昨日の予選結果を大きく挽回して3台が入賞できたことは、この先のシーズンに向けてポジティブな結果だったと思っています。

 来週はまた同じサーキットでのレースになりますので、今週得られたデータを分析し、さらなるパフォーマンス向上を目指して準備を進めます。

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みんなのコメント

5件
  • メルセデス・レッドブル・フェラーリの三つ巴戦が見たいのに
    メルセデスが強すぎて面白くない。
  • 追い付くべく開発したいのだが
    禁止されてて何も出来ない
    田辺さんは今どこに目標置いているのか
    何を開発してるのか知りたい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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