2016年のチーム創設以来ハースのドライバーとしてF1を戦ってきたロマン・グロージャンは、2020年を最後にチームを去ることになっている。
そんなグロージャンについてチーム代表であるギュンター・シュタイナーは「扱いづらいがチームにとって素晴らしい人材」と表現。「我々が適切なタイミングで彼を獲得できた時、彼はチームにとって大きな財産となった。彼が我々のためにしてくれたことに感謝しなければいけない」と付け加えた。
■“財政上の理由”でハースを追われたグロージャン、勝利を目指せるカテゴリーに転向?
かつてはルノーやロータスに所属した経験を持つグロージャンは、自身を“扱いづらい”と評したシュタイナーのコメントについて尋ねられ、motorsport.comに対してこう語った。
「あまり詳しいことは話したくない」
「僕はチームに多大な貢献をしてきた。確かにミスも犯したこともある……でもミスをしない人なんているのか?」
「それに、マシンが酷い時は105%の力で走らないと良い結果を残すことはできないし、そんな走りをしていたらミスをする可能性も上がってくる」
「逆に良いマシンがあるなら、99.8%の力で走ればいいから、安定性も増す。僕の両方の状況を知っているからこそ、そう言えるんだ」
「僕は扱いづらいのか? それは僕には分からない。でも過去に僕ととてもうまくやっていた人たちがいる訳だから、そうすることは可能だと思うけどね」
ハースは今季ここまでわずか3ポイントしか獲得できておらず、コンストラクターズランキングで9番手に沈んでいる。昨季もコンストラクターズランキング9位に終わったハースだが、その時は28ポイント獲得していることを考えると、2020年はチーム史上最悪のシーズンと言っても過言ではない。
“過去最低のシーズン”という点では、グロージャンも同じだ。ここまでグロージャンは入賞1回、2ポイントの獲得にとどまっており、このままポイントを加算することなく終えれば、フル参戦シーズンでは最低の記録となる。
しかしグロージャン本人は、今シーズンがここまで「とても良い」と語った。
「ウエットでどうしようもなかったトルコを除けばね」とグロージャン。
「僕は基本的に、可能な限りマシンの限界を引き出していた。ドイツ(アイフェルGP)が良い例だし、モンツァでのレースもとても良かった。ムジェロでもそうだ」
「だからこのシーズンには満足している。マシンがマシンだからどのくらい良いシーズンだったか言うのは難しいけど、本当に良いシーズンだったと思っている」
また、同じく今季限りでハースを離れるケビン・マグヌッセンは、ここまでの2020年シーズンをこう評価した。
「とても満足している。でも常に改善の余地はある」
「悪いシーズンだったとは言わない。振り返ればもっと良い仕事ができたと思うことは常にあるけど、僕は良い感じだったと思うよ」
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みんなのコメント
本人知らんのかな
多分放送側もまたグロが喚いてるとネタにしてるんだと思うんだが
あれだけでも上司視点で見たら
面倒臭そうとは思う