SHIMAの奈良裕也が信頼を置く３つのパーツ＆インナーケアアイテム──連載_プロがリアルに推す愛用プロダクト

SHIMAのアートディレクター／クリエイティブスタイリストで、SNSでも高い影響力をもつ奈良裕也が、髪と体、手元を整える3つのプロダクトを紹介してくれた。

1. 髪の内部を補修して扱いやすくするSHIMAのシークセラム「シャンプー後タオルドライした髪になじませて使う乳液タイプのトリートメントは、10年以上売れているロングセラーです。健康的な髪に欠かせないCMC類似成分を髪が濡れている間に内部に補うことで、必要なタンパク質や水分の流出を防いで指どおりのいいまとまる髪に。ドライヤーの熱や睡眠中の摩擦からも守ってくれるので、夜に使うと朝のスタイリングが楽になります。カラーリング後のダメージも補修して、ゴワつた髪を柔らかくしてくれる効果も。よりダメージが気になる髪にはオイルタイプのシークエッセンスを混ぜて使うことをおすすめしています」

2. 体を内側から整えるネロリハーブのオリジナルブレンドティー「ネロリハーブを主宰する菅原あゆみさんは、英国式植物療法、漢方、和漢、アーユルヴェーダを総合的に取り入れたブレンドハーブティーなどを調合している信頼の置ける方。本当にいいものだけを皆に届けたいという思いにも共感しています。ハーブティーは個別カウンセリングでその時の体の状態などを相談して、今の自分に必要なものをブレンドしてもらいます。ハーブティーのほか、オン・オフを手軽に切り替えられるアロマミストのSwitch Mist / ONとOFFも気に入っています。表参道にあるCafe Bar NeRoLi herbはさまざまなブレンドティーはもちろん、素材にこだわって作られたナポリタンもおいしいのでおすすめです」

3. 年齢が出やすい手肌をケアするべリュマンのハンドモイスチャライザー「べリュマンのハンドモイスチャライザーは、職業柄頻繁に洗う手肌のケアに欠かせないアイテム。乳液タイプのモイスチャライザーのほか、ハンドミストもあってどれも無香料で使いやすく、男女問わず年齢が出やすい手元に潤いを与えてキープします。モイスチャライザーは肌の常在菌に着目した発酵成分も配合されているので、サロンワークが終わったときに欠かさず使っています」

美容医療が手軽な時代だからこそ“必要な美容”の見極めが大切サロンワークで男性のお客様と接していると、10年・20年前と比べて男性の美容意識がかなり進んできている気がします。メイクをしている方も増えていますし、30～40代のお客様で眉のアートメイクをされている方も。今の自分の年齢になって、日々の生活であまり細かいことは気にしなくなりましたが、清潔感のある見た目を維持しようとか、疲れた体を整えようという意識は高まった気がします。肌も体もある程度のメンテナンスは大切だけれど、顔の印象を大きく変えるほどの美容医療は男性こそいい塩梅で留めておかないと、周囲に違和感を与えてしまうことも。今の自分に何が必要なのかを客観的に見極め、美容医療はほどほどにして、不調が起きないように体を整えることに意識を向けると、見た目も自然と整ってくるのかなと思います。

YUYA NARA2000年、SHIMAに入社。現在はSHIMAアートディレクター、クリエイティブスタイリストとしてサロンワークのほか、ファッション誌や国内外のセレブリティのヘアメイクも手がける。東京のファッションアイコン的存在で活動はヘアメイクだけにとどまらず、モデルやDJなど多岐にわたる。

文・菊池琢也　 編集・橋田真木（GQ）