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“ケニーロバーツ仕様”の特別なカラーリングをまとった1台! 伝説の名を冠した40年前のヤマハ「RZ350」がオークションに登場 ネットに寄せられる熱い思いとは

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“ケニーロバーツ仕様”の特別なカラーリングをまとった1台! 伝説の名を冠した40年前のヤマハ「RZ350」がオークションに登場 ネットに寄せられる熱い思いとは

純正の外観とカスタムが織り交ぜられた本車両

 1985年式のヤマハ「RZ350」ケニーロバーツエディションが、アメリカのオークションに登場しました。ネットではこの魅力的な車体に反響が集まっています。

【画像】「え...」これがネットで反響を呼ぶ1985年式のヤマハ「RZ350」です!(20枚)

 かつて「ナナハンキラー」として注目されたRZ350は、1981年に登場した2ストロークのピュアスポーツマシンです。

 当時すでに排ガス規制の影響が広まりつつある中で、「2ストロークの集大成」としてヤマハの情熱を注ぎ込んで開発されたのがこのモデルでした。

 今回発見されたのは、そんなRZ350の中でも1985年式の北米仕様で、ケニーロバーツ仕様と呼ばれる特別なカラーリングをまとった1台です。

 コンペティションイエローにホワイトとブラックのグラフィックを組み合わせ、伝説のレーサー、ケニー・ロバーツ選手のシグネチャーデカールがフロントカウルを飾ります。

 この個体の走行距離は8000マイル(約1万2800km)で、そのうち約2000マイルは現オーナーのもとで走行されたものです。

 クラッチは2010年に交換されており、燃料ペットコックやバッテリーも過去に交換歴があります。

 エンジンは水冷347ccの2ストロークパラレルツインで、YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)を搭載。

 ミクニ製キャブレターや拡張チャンバータイプのマフラーを備え、鋭いレスポンスと独特のサウンドがライダーを魅了します。

 細部を見ると、リアグラブバーやフェンダーは取り外され、リアターンシグナルは交換済み。さらにアフターマーケット製のハンドルバーやミラーも装着されています。

 足まわりは18インチのゴールドキャストホイールにブリヂストンのBT45を組み合わせ、サスペンションはプリロード調整可能なモノショックと、エア調整式35mmフォークを採用。

 ブレーキはフロントにデュアルディスク、リアにはシングルディスクを装備しています。

 ハンドルまわりには120マイルスケールのスピードメーター、9500rpmのレッドゾーンを持つタコメーター、クーラント温度計、各種インジケーターを装備。視認性の高いオレンジ照明も特徴です。

 全長2080mm×全幅740mm×全高1085mmで、ホイールベースは1365mm。

 状態はおおむね良好とされ、販売者による整備記録やオーナーズマニュアル、部品カタログなども付属。

 なお、このバイクは1996年に盗難に遭い、その後回収された経緯がカーファックスに記録されていますが、損傷の報告はありません。

※ ※ ※

 RZ350は、レーシングDNAを受け継ぐ2ストロークマシンの象徴的存在です。今回の個体は純正の美しさとオーナーの個性が交錯したことが評価されたためか、2025年4月22日に7000ドル(日本円で約109万円)で落札されています。

オークションに出品された1985年式のヤマハ「RZ350」ケニーロバーツエディションに対するネットの反響は?

 そんな1985年式のヤマハ「RZ350」ケニーロバーツエディションについて、ネット上ではさまざまな反響が見て取れます。

「ケニー・ロバーツのコーナーでのライディングフォームの美しさにほれました」、「オークションに参加していたらもう少し出してでも落札したかも」、「日本ならもっと高く落札されたのでは」、「ケニー・ロバーツの華麗な走りにも憧れたなぁ」、「10年前落札できなかったのが悔しい」といったポジティブな意見が多くあり、沢山の人が興味を持っているようです。

 2ストロークの終焉が迫っていた1980年代後半に、ヤマハが放った最後の情熱とも言えるRZ350。

 そのケニーロバーツエディションという希少な仕様、加えてアフターマーケットパーツで絶妙に味付けされた今回の個体は、過去の名車を愛するファンの心を動かす存在だったといえるでしょう。

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