現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 今では激レアなモデルもアリ!? 高性能かつスタイリッシュなSUV3選

ここから本文です

今では激レアなモデルもアリ!? 高性能かつスタイリッシュなSUV3選

掲載 更新 6
今では激レアなモデルもアリ!? 高性能かつスタイリッシュなSUV3選

■高性能なエンジンを搭載して見た目もイケてたSUVを振り返る

 2021年も数多くの新型車が登場しましたが、やはり世界的にSUVに人気が集中した結果、各メーカーともSUVを主力モデルとして展開しました。

「ヴェゼルよりイケてる!」ホンダ新型SUV「N7X」に「カッコ良い」の声多数!

 2022年もSUV人気は衰えることはないと予想され、さらに電動化も加速しそうな勢いもあって、一層の多様化が進むことでしょう。

 一方、往年のSUVのなかにも、スタイリッシュなボディにハイスペックなエンジンを搭載した魅力的なモデルもありました。

 そこで、高性能で見た目もイケてたSUVを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「スカイライン クロスオーバー 370GT」

 日産「スカイライン」といえば、かつては2ドアクーペと4ドアセダン、現在は4ドアセダンのモデルをイメージさせますが、2006年には異色のモデルでSUVの「スカイライン クロスオーバー」が登場しました。

 スカイライン クロスオーバーは12代目スカイライン(V36型)の派生車として開発され、海外向けのインフィニティ「EX37」をベースに国内向けに仕立てられたクロスオーバーSUVです。

 外観ではフロントフェイスはスカイラインの意匠をアレンジしており、流麗なシルエットのグラマラスなボディが特徴で、リアハッチの傾斜を寝かせたクーペSUVの先駆けともいえるデザインを採用。

 エンジンは最高出力330馬力とパワフルな3.7リッターV型6気筒自然吸気「VQ37VHR型」を搭載し、トランスミッションは7速ATが組み合わされ、駆動方式はFRの2WDと4WDが設定されていました。

 なお、VQ37VHR型エンジンは「Z34型 フェアレディZ」などにも搭載された、高回転型かつアクセルレスポンスが優れたスポーツユニットです。

 スカイライン クロスオーバーは高性能なプレミアムSUVというコンセプトでしたが、スカイラインのイメージとは離れていたためか、日本ではヒットすることなく2016年に生産を終了しました。

●スバル「フォレスター STiバージョン」

 スバルは1997年に、他メーカーに先行されていた都市型クロスオーバーSUV市場に参入するため、初代「フォレスター」を発売しました。

 フォレスターは初代「インプレッサ」のプラットフォームをベースに開発され、ボディはボクシーなステーションワゴンタイプを採用し、高い走行性能と優れたユーティリティから一躍人気車種となりました。

 そして、2002年には初代からキープコンセプトとした2代目がデビュー。エンジンは2リッター水平対向4気筒の自然吸気とターボの2種類で、全車フルタイム4WDとなっています。

 オンロード性能にウエイトを置いていた2代目フォレスターですが、2004年にはさらに高速性能と運動性能を高めた「フェレスター STIバージョン」が登場しました。

 エンジンは専用となる2.5リッター水平対向4気筒ターボの「EJ25型」で、大型のインタークーラーが装着されて最高出力は265馬力を発揮。トランスミッションは6速MTのみが組み合わされました。

 外観では「インプレッサ WRX」でお馴染みの「WRブルー・マイカ」を専用色として設定し、フロントグリルとフロントバンパーも専用デザインとし、STiバージョンならではの迫力あるスタイリングを実現。

 シャシはフロント/リアクロスメンバーへの補剛部材の追加による剛性アップに、足まわりはローダウン化とリアスタビライザー径のアップ、ジオメトリの最適化がおこなわれました。

 ほかにもブレンボ製ブレーキシステムや、ステアリングギアボックスは15.0:1のクイックギアレシオ化、前後のデフにトルク感応型LSDを搭載するなど、高いコーナリング性能を発揮しました。

●トヨタ「ヴォルツ」

 かつて、日米間の貿易不均衡を改善するために、日本企業とアメリカ企業の合弁事業が数多く立ち上がり、そのひとつの事例だったのがトヨタとGMの協業です。

 両社は北米と日本で販売するクルマの共同開発をおこない、2002年にはコンパクトSUVの「ヴォルツ」を日本で発売しました。

 トヨタとGMは共通のカローラ系プラットフォームを用いてトヨタがショートワゴンの「マトリックス」を発売し、GMはクロスオーバーSUVのポンティアック「ヴァイブ」を発売。

 このヴァイブを右ハンドル化してトヨタディーラーで販売したのがヴォルツで、「スプリンター カリブ」の実質的な後継車というポジションを担っていました。

 ボディはやや背の高いミドルサイズの5ドアハッチバックで、スラントノーズのフロントまわりにルーフが後ろに向かって傾斜したフォルムは、斬新かつスポーティな印象でした。

 また、ラゲッジフロアはリアシートバックを含めて樹脂製とし、デッキフロアレールやフックも装備。多少の濡れた物でも気兼ねなく積載できるなど、SUVとしての実用性も考慮されていました。

 搭載されたエンジンは2タイプの1.8リッター直列4気筒DOHCで、なかでも「Z」グレードには最高出力190馬力を誇るスポーツユニットの「2ZZ-GE型」エンジンを搭載。トランスミッションは4速ATと6速MTが設定され、駆動方式はFFとスタンバイ式の4WDがラインナップされました。

 高性能なコンパクトクロスオーバーSUVというコンセプトだったヴォルツですが、日本での販売は極端に低迷し、発売からわずか1年8か月で販売を終了。

 今では中古車市場でもわずかな台数が販売されるに留まり、稀代の珍車となってしまいました。

※ ※ ※

 自動車市場で急激なニーズの変化が起こることはあまり無いことから、2022年も世界的なSUVイヤーになると予想されます。

 また、日本ではトヨタ新型「ノア/ヴォクシー」とホンダ新型「ステップワゴン」の発売が控えており、ミニバン市場のさらなる活性化も期待できます。

 2022年はどんな新型車が登場するのか、大いに期待しつつ待つことにしましょう。

こんな記事も読まれています

【ポイントランキング】2024スーパーGT第1戦岡山終了時点
【ポイントランキング】2024スーパーGT第1戦岡山終了時点
AUTOSPORT web
完勝のビニャーレス、3メーカーでの勝利達成に「アプリリアに移籍した日から達成できると確信していた」/第3戦アメリカズGP
完勝のビニャーレス、3メーカーでの勝利達成に「アプリリアに移籍した日から達成できると確信していた」/第3戦アメリカズGP
AUTOSPORT web
ホンダ、中国で次世代EV3モデルを発表。北京モーターショーで一般公開へ
ホンダ、中国で次世代EV3モデルを発表。北京モーターショーで一般公開へ
月刊自家用車WEB
メルセデス・ベンツ日本、EV「EQA」を一部改良 航続可能距離を591kmに延長
メルセデス・ベンツ日本、EV「EQA」を一部改良 航続可能距離を591kmに延長
日刊自動車新聞
メルセデス・ベンツ新型「EQS」欧州登場 フラッグシップ電動セダンの表情が大きく変更 航続距離もさらに延長
メルセデス・ベンツ新型「EQS」欧州登場 フラッグシップ電動セダンの表情が大きく変更 航続距離もさらに延長
VAGUE
【MotoGP2024第3戦アメリカズGP】アプリリアのビニャーレスがスプリント・決勝レースの双方を制覇
【MotoGP2024第3戦アメリカズGP】アプリリアのビニャーレスがスプリント・決勝レースの双方を制覇
バイクのニュース
三菱「5ドアハッチ」どんな人が買う? スポーティな「ミラージュ」地位確立も今後は? 軽アルファード風も存在のタイ、コンパクト市場の現状は?
三菱「5ドアハッチ」どんな人が買う? スポーティな「ミラージュ」地位確立も今後は? 軽アルファード風も存在のタイ、コンパクト市場の現状は?
くるまのニュース
【試乗】ホンダの新型車WR-Vは「コスパ最強」なだけじゃない。乗ってみたら分かった、いま売れている理由とは?
【試乗】ホンダの新型車WR-Vは「コスパ最強」なだけじゃない。乗ってみたら分かった、いま売れている理由とは?
Webモーターマガジン
スコイコのレディース用新アイテム「メッシュライディングジャケット/肘膝プロテクター」が Baico にて4月下旬発売!
スコイコのレディース用新アイテム「メッシュライディングジャケット/肘膝プロテクター」が Baico にて4月下旬発売!
バイクブロス
日産がフォーミュラEサウンドをモチーフにしたサウンドトラック「エレクトリック・レガシィ」を公開
日産がフォーミュラEサウンドをモチーフにしたサウンドトラック「エレクトリック・レガシィ」を公開
THE EV TIMES
都心環状線「地中化」計画が具体化へ!? 首都高の京橋~汐留が「巨大緑地」に大変貌!? 銀座の「半地下区間」丸ごとフタする巨大計画とは
都心環状線「地中化」計画が具体化へ!? 首都高の京橋~汐留が「巨大緑地」に大変貌!? 銀座の「半地下区間」丸ごとフタする巨大計画とは
くるまのニュース
クルマ好きのためのLINEサービス『クルマら部』、友だち登録数2万人突破記念のキャンペーン開催
クルマ好きのためのLINEサービス『クルマら部』、友だち登録数2万人突破記念のキャンペーン開催
レスポンス
メルセデス・ベンツ、新型『EQA』を導入。容量70.5kWhのバッテリーで一充電走行距離は591kmに
メルセデス・ベンツ、新型『EQA』を導入。容量70.5kWhのバッテリーで一充電走行距離は591kmに
AUTOSPORT web
ファミリーで楽しめるバイクのお祭り!「まるごとバイクフェスティバル2024」がファインモータースクール上尾校で4/29に開催
ファミリーで楽しめるバイクのお祭り!「まるごとバイクフェスティバル2024」がファインモータースクール上尾校で4/29に開催
バイクブロス
SMZ の特定小型原付「V-Lite」がビックカメラ・ヨドバシカメラで店頭販売を開始!
SMZ の特定小型原付「V-Lite」がビックカメラ・ヨドバシカメラで店頭販売を開始!
バイクブロス
12サイズから選べる「女性ライダー専用ブラックスキニー」4月下旬より一般販売を開始!
12サイズから選べる「女性ライダー専用ブラックスキニー」4月下旬より一般販売を開始!
バイクブロス
ヤマハ:クアルタラロが猛追の末にポイント獲得「ペースは良くはないが、グリップの低下はひどくなかった」/第3戦アメリカズGP決勝
ヤマハ:クアルタラロが猛追の末にポイント獲得「ペースは良くはないが、グリップの低下はひどくなかった」/第3戦アメリカズGP決勝
AUTOSPORT web
経験豊富なドライバー、それとも新進気鋭の若手? メルセデスF1の不調、ハミルトン後任獲得にも影響か
経験豊富なドライバー、それとも新進気鋭の若手? メルセデスF1の不調、ハミルトン後任獲得にも影響か
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

6件
  • この頃のスバル車と今のCVTのみに固執するスバル車とは基本的に全くの別物
    昔は良かったのにとしか言いようがない
  • スバルじゃなくていいけど、初代フォレスターみたいな車高低くて角ばったSUV出してくれないかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5374.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8444.1万円

中古車を検索
フォレスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5374.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8444.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村