■インターネットとリアルで楽しみを共有
2021年は恐らく混沌の中で幕を明け、全くどうなるのかはわかりませんが、あえて、と言われれば「バイク女子元年」になるのでは? と筆者(藤村のぞみ)は予想します。
私もよくバイク女子を取材しますが、バイクショップの店員さん、メーカーの社長さん、バイクに対応できるタレントさん、レーサー……などなど、これまでもたくさん活躍されています。 以前は「ウーマンリブ(古い!)」などと言われ、自立しすぎると男性から毛嫌いされることもありました。しかし時代が変わり、ジェンダーの意識も浸透し、最近は女性に対してかなり気にかけてくれたり、敬意を持って接してくれる印象です。その代わり、当然ですが女性にも対等な知識や技量が求められます。そこをクリアし活躍している女性が増えてきたのではないでしょうか。
以前より取材しているフェイスブックの「バイク女子部」は結成から8年、今や3200人を抱える巨大グループで、参加資格はバイクを愛する女性であること。「バイク女子部通信」という情報サイトも立ち上げ、ツーリング企画やイベント、取材などを女性中心で運営しています。
バイク女子部の代表のひとり、松崎祐子さんに最近の動向を聞くと、バイク女子部ができた当初はSNSでの交流がメインでしたが今はイベントなどでのリアルな交流も増え、その動画をまた参加者がYouTubeやSNSで発信したりと上手くインターネットとリアルを使い楽しんでいる姿を感じるそう。そんな身近な露出の増加もバイク女子の勢いを感じる理由の一つです。
また、チャンネル登録者数20万人以上を誇るキンガ・タナエフスカさんのYouTube「ON HER BIKE」では男性顔負けの度胸と走りで世界中を旅する姿が視聴者を魅了。しかもどんな時でも美しく、同じ女性として憧れずにはいられません。日本でもマットモーターサイクルズで冒険家GARUchanが縦横無尽に日本中を旅している様子がインスタグラムに綴られています。もちろん、グラビアを彩るタレントやモデルの皆さんの存在は必須。ステキな女性がバイクに乗っている姿を見るのは、実は女性だって楽しいのです。1970年代を彩った三好礼子さん、堀ひろ子さん、腰山峰子さんなどの往年のバイク女子DNAを脈々と受け継いだ令和のバイク女子たちは、着々と触手を伸ばしています。
そして2021年。とうとう「バイク女子元年」と言わざるを得ないほどの大活躍が見られるかもしれません。バイク女子部がCMに起用されるとか、AKBのメンバーがオートレーサーに転向して優勝するとか、バイク女子ユーチューバーがTVを席巻するとか、女子大生にオフロードが流行るとか?
もちろん! その影にはジェントルな男性の存在も欠かせません。実はバイク女子部もたくさんの男性スタッフが陰で支えています。すべてはBOY MEETS GIRL、男性の優しい眼差しが女性をリラックスさせ輝かせます。お互いを補い合いながら、2021年も引き続き「バイク女子」に優しくしていただけますようお願いいたします。
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みんなのコメント
SNS YouTubeでも多いし、芸能人の方も。
ま、古参と言われる一部のマウントライダーは何かと言いますが
そもそも女子はダメってわけじゃないですから。
楽しく安全に楽しんで欲しいですね。