7月5日(日)、アメリカ・オハイオ州レキシントンにあるミドオハイオ・スポーツカーコースにて、2026年NTTインディカー・シリーズ第11戦の決勝が行われ、アロウ・マクラーレンのパト・オワードが優勝を飾った。
シーズン後半戦に突入している2026年のインディカー。迎えた第11戦ミド・オハイオは、土曜日の予選でクリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン)がポールポジションを獲得し、僚友パト・オワード(アロウ・マクラーレン)も2番手に続いた。決勝レースは雨予報こそあったものの、曇り空のもとでスタートした。
【順位結果】2026年インディカー第11戦ミド・オハイオ 決勝
スタート以降、レースは2台のマクラーレンのマシンを先頭に順調に進行。先頭ルンガーに僅差でオワードが続き、デイビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー)とアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が追いかける。狭いコース幅によって各地でバトルが難航するなか、10周目にさしかかる頃から、パロウを含むオルタネートタイヤ(ソフト)勢が早速ピットへ向かい、1回目のタイヤ交換を行った。
27周目、プライマリー(ハード)を履く2番手オワードは、ルンガーよりも早く1回目のピット作業へ。翌周にルンガーも反応し、ポジションキープで第2スティントへ向かう。
レースも折り返しを迎えようとしていた42周目、トップを走行していたルンガーがコーナーリング中にバックマーカーに詰まり、わずかに姿勢を乱した。ここで僅差の背後につけていた2番手オワードはすかさずルンガーに並びかけ、アウト側からサイド・バイ・サイドのバトルに持ち込むと、2台は並んでコーナーを切り返し、オワードは次ぐコーナーでイン側へマシンをねじ込んでトップを奪った。
48周目、2番手に下がったルンガーが2回目のピットへ向かってアンダーカットを仕掛けたが、オワードがすぐにカバーしポジションをキープした。レースはここまでフルコースコーション等の中断なく進行し、終盤戦へ突入していった。
3番手マルーカス(チーム・ペンスキー)もオワードと同時にピットへ向かい、トップ3がほぼ同タイミングでルーティン作業を終了すると、マルーカスの前にはカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)とリナス・ヴィーケイ(フンコス・ホーリンガー・レーシング)が浮上。オルタネートスタート~早めのピット戦略で走っていた2台が割って入る展開となる。
64周目、またも2番手のルンガーが先に仕掛けて最後のピットに入る。それでも後半のオワードのペースは強力で、2ラップ後にピット作業を終えると、約2秒のリードをキープして最後のスティントへ向かった。
首位をひた走るオワードは、バックマーカーをスムーズに攻略していきながらレース終盤へ。追う2番手ルンガーも、ラストスパートでオワードの背後まで迫ったが、バトルに持ち込むまでは至らず、そのままの順位でレースはフィニッシュを迎えた。
オワードは昨年のトロント戦以来、約1年ぶりの美酒で今季初優勝を飾った。2位ルンガーでアロウ・マクラーレンとしては前回のレースに続き2連勝、インディカー参戦以来初のワン・ツー・フィニッシュという最高の形でレースは幕を閉じた。
3位にはカークウッドが入り、パロウとのポイント差を縮める表彰台フィニッシュを獲得。ランキングトップのパロウは5位でレース終えており、ランキング首位をキープしているものの、2番手のカークウッドとの差は『56』となった。
2026年インディカー次戦は、7月18~19日にテネシー州ナッシュビルに位置するオーバルコースのナッシュビル・スーパースピードウェイにて行われる予定だ。
[オートスポーツweb 2026年07月06日]
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