初期型特有の砂型鋳造!限定生産の希少バイク!
アメリカのオークションにおいて、ホンダ「CB750」の1969年式モデルが発見されました。
【画像】ホンダCBシリーズはここから始まった! 1969年式「CB750」を写真で見る(34枚)
この車両はいくらで落札されたのでしょうか。
量産前に限られた方式で製造された「サンドキャスト」仕様であり、その希少性が高く評価されています。
CB750は1969年に登場しました。量産バイクとして世界で初めて直列4気筒エンジンを採用し、最大出力は67馬力を発揮します。
当時の他社製モデルと比較して高出力かつ滑らかな走行性能を備え、長距離ツーリング向けに開発されたこともあり、北米市場で特に高い人気を得ました。
その後、CB750は世界中で販売され、ホンダを代表するモデルとしてシリーズ化が進みました。
CBシリーズは現在に至るまで継続されており、その源流をなす初代CB750の評価は非常に高いものとなっています。
今回の出品車はエンジン番号「1005218」が刻印されており、CB750の中でも特に希少な初期生産分に該当するサンドキャスト仕様です。
これは本格量産に先駆けて採用された砂型鋳造による製造方式で、クランクケースに特有の粗い鋳肌が見られます。
この方式は約7000台のみに適用されたとされており、以降は金型鋳造(ダイキャスト)に切り替えられました。
車両はキャンディブルーグリーンに再塗装されています。
クロームフェンダーやブラックビニール製の2人乗りシート、センタースタンドとサイドスタンドも備わっており、当時の雰囲気を忠実に再現した外観が印象的です。
ハンドル周辺にはデンソー製のメーターが装着されています。
さらに、150mphスピードメーターと8500rpmのタコメーターが備えられており、視認性に優れたレイアウトとなっています。
ホイールは前19インチ、後18インチのスポーク仕様で、タイヤにはダンロップ製K70を装着しています。
サスペンションは通常型フロントフォークとリア2本ショックで構成され、フロントはディスク、リアはドラムブレーキを採用しました。
気になる落札金額は
搭載されるエンジンは736ccのSOHC直列4気筒で、ケイヒン製の4連キャブレター、4本出しマフラーを備えています。
始動方式はキックとセルの併用で、トランスミッションは5速、駆動方式はチェーンドライブとなっています。
走行距離はレストア後にわずか1マイル(約1.6キロメートル)のみであり、未使用に近い状態です。
2006年にカリフォルニア州でレストアが実施され、2020年以降は展示車両として保管されてきました。
装備面では、灯火類やスタンド、計器類などが純正状態に近く維持されています。
付属品としてはオーナーズマニュアルと工具キットが揃っており、ワイオミング州発行のクリーンなタイトルも付属していました。
オークションページのコメント欄には、この車両に対する評価が多様な切り口から寄せられていました。
ある投稿者は「過去に5万ドルで売られたものよりずっといい」と述べ、別のコメントでは「カラーリングが再現されていてよい」という率直な感想が見られました。
レストアを手がけた出品者は「現在はNOSフォークイヤーやNOSヘッドライトバケットなどを使い、以前とは比較にならない精度に変わっている」と語っており、パーツ選定と復元技術の精度に対する自信が示されていました。
このCB750は、希少なサンドキャスト仕様であることに加え、保存状態や装備内容が極めて良好であったことから、4万500ドル(日本円で約640万)という落札価格に至りました。
コレクター市場において、初期仕様の価値が認められた結果と言えそうです。(Peacock Blue K.K.)
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みんなのコメント
そうしても「が」を使いたいなら「ホンダ「CB750」がオークションで発見される」だよ。
ただでさえネット記事は内容が薄いんだから、せめて読みやすいようにもうちょっと校正をきちんとして欲しい。
初期型ですが、最前期ではないですし、試作でもない
HM300の刻印だろうし
古いけど珍しくはないな