先日行なわれたF1ベルギーGPを圧倒的な強さで勝利したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。そのレース中、フェルスタッペンは全力で攻めて後続とのリードを広げ、「ピットストップの練習をしよう」と無線で主張したが、エンジニアはこれを即座に拒否するシーンがあった。
この状況についてメルセデスのトト・ウルフ代表は、フェルスタッペンが生意気になるのは十分な理由があると語った。
■もし予選でトップ5に入れなかったら……レッドブル代表が交わしたペレスとの無線「効果があったから次も試そうか」
フェルスタッペンはF1ベルギーGPの決勝レースを、ギヤボックス交換のペナルティもあり6番グリッドからスタート。しかしそんなハンデをもろともせず、あっさり首位に立つと、そのままリードを広げ、最終的にはチームメイトのセルジオ・ペレスに22秒のリードを築き圧勝した。
そのレース中、フェルスタッペンはエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに対し、ペースを上げて後続とのリードを広げ、ピットストップの練習をしようを提案した。しかしランビアーぜは、「今日は必要ない」とそれを却下。この理由についてチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、そのピットストップで問題が起き、恥をかくのを避けたと説明した。
一方、余裕からくるフェルスタッペンの発言については、彼が少し”天狗”になっているのではないかとの指摘もある。しかしメルセデスのウルフ代表は、そのようには感じなかったという。
「彼には、少し生意気になるだけの理由がたくさんある。彼はその功績に基づいて、他のドライバーの周りでただ自分のクルマをドライブしているだけだ。面倒なことだが、一方では見守る必要があることだと思う」
ライバルチームはレッドブルとの差を縮めようと躍起になっているが、今シーズンはよりドライバーごとの戦いになっているとウルフ代表は考えている。というのも、フェルスタッペンとペレスの差も非常に大きいからだ。
「マックスを方程式から除外するだけだ」
そうウルフ代表は言う。
「もう1台のレッドブルは、我々と同じようなところにいる」
「もしフェルスタッペンがいなければ、今シーズンは素晴らしい接戦になっていただろう。ストップウオッチは決して嘘をつかない。誰よりも優れているのはたったひとり、たった1台だけなのだ。我々はそれに追いつけなければいけない。選択の余地はないのだ」
フェルスタッペンと他のドライバーたちの差は、1年前のベルギーGPと比べると拡大している。しかしそれは、F1の勢力図を正確に表したモノではないと、ウルフ代表は考えているようだ。
「昨年のスパは酷いレースだった。でも今回は最後のピットストップの前に、ペレス、ルクレール(シャルル・ルクレール/フェラーリ)、そして我々は6~8秒ほどの間の中にいた。2022年のスパは我々にとっては大惨事だったから、非常に大きな一歩だ」
「我々は大きな一歩を踏み出したと感じている。でもその先にもう一歩進んだドライバーがひとりいるんだ。この状況をひっくり返さなければいけない」
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メルセデスは明らかに開発に失敗し、今は失った時間を取り戻している途中だよ。