2月3日、BMWアルピナの日本総代理店であるニコル・オートモビルズは、新型「B5リムジン/ツーリング」の日本仕様を発表した。
巡航最高速度は330km/h!
新型B5リムジン/ツーリングは、もとになる5シリーズのフェイスリフトに伴い各所が進化した。
アルピナ独自のエアロパーツを多数装着した外装は、フロントのキドニー・グリルのサイズを拡大し、フルLEDの灯火類やエグソースト・パイプのデザインも新しくなった。
ちなみにこれまでのベースモデルは、フロントグリルやバンパーがクローム仕立てになるラグジュアリー志向のグレード「ラグジュアリー」だったが、この新型ではスポーティな「Mスポーツ」であるという。
内装ではAI(人工知能)機能付きの音声対話システム「BMW・インテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載した。フルデジタルのメーターは、最新の「3シリーズ」や「7シリーズ」とおなじ意匠になり、ステアリング・ホイールもデザインを変更、運転支援機能スウィッチの配列などが変更された。日本仕様は、レザー張りのダッシュボードが標準になる。
搭載する4394ccのV型8気筒ガソリンターボ・エンジンは、621ps/5500~6500rpmと800Nm/2000~5000rpmを発揮する。最大トルクは先代とおなじだが最高出力は13psアップしている。ZF社と共同開発したアルピナ独自の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを介して4輪を駆動、静止から100km/hまでの加速タイムは、セダンが3.4秒、ツーリングが3.6秒という。巡航最高速度はセダンが330km/hで、ツーリングは322km/hだ。
日本仕様は先進安全装備も充実している。本国ではオプションの高度運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備した。
価格は以下の通り。右ハンドル仕様は左ハンドルより42万円高くなる。
BMW ALPINA B5 Limousine(左ハンドル): 1898万円
BMW ALPINA B5 Limousine(右ハンドル): 1939万円
BMW ALPINA B5 Touring(左ハンドル): 1977万9000円
BMW ALPINA B5 Touring(右ハンドル): 2018万9000円
どれを選ぶか?
5シリーズのハイパフォーマンスモデルは、新型B5を入れて4機種が日本で販売中だ。いずれもチューニングの異なる4394ccのV型8気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載する。
B5以外はBMW M社が手がけた、Mハイパフォーマンスモデルの「M5」「M5コンペティション」、そしてMパフォーマンスモデルの「M550ixDrive」の3機種。M5はサーキットで、M550ixDriveは公道で、それぞれより高い性能を発揮することを主眼に開発された。
スペックは以下の通りである。
新型B5:621ps/5500~6500rpmと800Nm/2000~5000rpm
M5:600ps/6000rpm、750Nm/1800~5600rpm
M5コンペティション:625ps/6000rpm、750Nm/1800~5860rpm
M550ixDrive:530ps/5500rpm、750Nm/1800~4600rpm
最高出力はM5コンペティションが、最大トルクは新型B5がトップだ。トルクについてはMモデルを50Nmもうわまわる。
加速タイム(0-100km/h)/最高速度は以下の通りである。
新型B5:3.6秒/330km/h
M5:3.4秒/305km/h
M5コンペティション:3.3秒/305km/h
M550ixDrive:3.8秒/249km/h
加速タイムはM5コンペティションが、最高速度は新型B5がトップだ。新型B5とM5コンペティションの性能はきわめて近似的だ。
価格は新型B5が1898万円、M5コンペティションが1877万円。差は約22万円しかない。いずれもオリジナルデザインの内外装パーツを多数装着するし、快適&安全装備にもほとんど違いはない。悩ましい選択になりそうだ。ちなみにM5/M550ixDriveの価格は1792万円/1319万円。
文・稲垣邦康(GQ)
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