伊マセラティは9月26日、電動化、自動運転への対応を含む新たな事業プランを発表。新型車の導入計画も明らかにした。
今回の発表は親会社のFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)が実施するイタリア国内での50億ユーロ(約5,900億円)投資計画の一環として発表されたもの。その中で、まず言及されたのはメイド・イン・イタリーへのこだわりで、今後発表されるマセラティの新型車は100%イタリア国内の3工場(モデナ、カッシーノ、トリノ)で生産されるという。
また、来年投入される「ギブリ」のハイブリッドバージョンを嚆矢として、将来的にすべてのモデルがハイブリッドかピュアEVになるとのこと。もちろん、電動化が進んでもトライデントにふさわしい動力性能はこれまでと同様で、内燃機関モデルとは異なるドライビングモードが与えられるほか、航続距離の長さや超高速充電への対応もアピールポイントになる。
同時に、自動運転技術も積極的に取り入れ、新型車だけでなく現行モデルへもアップデートの機会に採用を拡大していくとアナウンスされた。当初の自動運転レベルは、高速道路で追い越しなどを車両側が行うレベル2、および一定の条件下で手放し運転が可能となるレベル3とされ、ドライバーが車両をコントロールすることができなくなった場合、速やかに路肩で停車する機能も搭載するとのことだ。
登場が噂される新たなコンパクトSUVについては、2020年第1四半期にカッシーノ工場の生産ラインが完成し、2021年にはプリプロダクションモデルがラインオフする予定と明かされた。また、長年生産されている「グランツーリスモ」と「グランカブリオ」も、時期の明示はないもののフルモデルチェンジし、トリノ工場で生産するという。
電動化、自動運転という自動車界の新潮流にアジャストしながら、イタリア車というアイデンティティは決して蔑ろにしないマセラティ。今後のニューモデルもファンの期待を裏切ることはなさそうだ。
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