●地球悠久の時と宇宙の星たちのドラマを一日で体感
オーストラリア国土の1/3の面積を占める西オーストラリア州へは、2024年秋に成田・パース空港間のANA(全日空)の直行便の運航が再開。遠く離れた南半球でありながら、約10時間のフライトで到着し、時差も1時間という気軽さも注目される大きな理由となっています。
【画像】「えっ…これが!?」 絶景スポット「ピナクルズ」を画像で見る(26枚)
西オーストラリア州には雄大な自然が満喫できるスポットが数多く存在しますが、今回紹介する「ピナクルズ」は、数万年単位の地球の営みと宇宙の神秘を同時に体感できる稀有な場所なんです。
パースを出発したツアーバスはインディアン・オーシャン・ドライブと呼ばれる海沿いの道を北上しながら、両側に広がるオーストラリアらしい風景のなかをひた走ります。
およそ2時間半かけてたどり着いたのが、ピナクルズのあるナンバン国立公園です。月面を思わせるゆるやかな斜面に、ユニークな姿を見せるピナクルズの奇岩群ですが、誕生のプロセスもかなりのややこしさ。
ピナクルズができた理由にはいくつかの説があります。いまのところ有力なのは、現在のピナクルズ一帯が海の底だった10万年ほど昔に、生息していた貝のカラが石灰岩として堆積。
そして、気候変動などで海面が下がった後に長い時間をかけて雨や風で削られ、硬い部分だけが柱のような形で残っていまから1万年ごろ前に地表に露出したというものです。
また、多くのピナクルの先端が尖っていますが、その独特な形状は植物の根が石灰石を固めて、そのまわりの砂が侵食されて柱になったからという説もあるそうです。
かなり端折りましたが、それでもけっこうややこしいですね。少し意外だったのは、ピナクルズが世界遺産に登録されていないこと。
その理由は、「古代の生物と植物の活動、そして自然の営みのすべてが重なることで生まれたピナクルズは、いまも風雨に晒され侵食されることでごく僅かですが形状の変化が進むから」だとガイドのモモコさんが説明してくれました。
たとえ数百年後であろうとも、姿を維持できなければ世界遺産の登録対象にはならないというわけですが、たとえ世界遺産でなくとも、インド洋を望むピナクルの風景は唯一無二であることに変わりはありません。
●月面のような非日常スポットで味わう最高の星空体験
太陽がインド洋の水平線に沈み奇岩が闇に包まれていくと、ピナクルズのもう一つのハイライトがスタートします。
頭上の空が青から深い藍へ、そして水平線がオレンジ色から紫やピンクなど複雑に変化していきます。
太陽が沈んだあたりの水平線には明かりがわずかに残りますが、空に星がまたたき始め、いつのまにか半球の空を埋め尽くした星々のまだら模様が天の川だということに気がつきます。
取材当日は満月の月明かりで星空観測には不利なはずですが、日本では緯度の関係でごく一部の地域でしか見ることのできない南十字星や大マゼラン雲をはじめ、悠然とした速度で天の川を横切る人工衛星の軌跡がくっきりと目視できます。
普段から星空を眺めるのが好きな筆者ですが、なにやら猛烈な違和感を感じます。その正体は、北半球の日本で見るのとは空の天地が逆ということ。例えば見慣れたオリオン座なんかが逆さまに見えるというわけなんです。これは南半球でしかできないレアな体験でした。
スマホのカメラをナイトモードにして夜空に向けると、思いがけなく小さな星まで描写していることに驚かされます。
今回ピナクルズへは、パースから地元のガイドが案内してくれるツアーで訪れました。夜空の星を楽しむスターゲイザーツアーは深夜までかかるため、慣れない夜道をレンタカーで運転するよりも安心なツアーを利用するのがオススメ。
帰路では暗闇からカンガルーがクルマの前に飛び出すなど、「運転をプロに任せてよかった!」と納得する場面も。
南十字星や石炭袋は、宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』にも登場する、ファンなら一生に一度は見てみたい星。ピナクルズでの1日は、目にするものすべてが忘れられない想い出となりました。
ガイドツアーでは夕方からピナクルズを楽しめるよう、朝パースを出発してランセリン砂丘など他の必見スポットも組み入れたものもあります。
フォトギャラリーではピナクルズ周辺の魅力的な自然やアクティビティ、名産のロブスター料理なども紹介しているのでぜひチェックしてください。
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