現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > タイプRのアイコン「デッカイ羽根」を捨て去った大人のシビックタイプRが存在! 欧州限定の「スポーツライン」とは

ここから本文です

タイプRのアイコン「デッカイ羽根」を捨て去った大人のシビックタイプRが存在! 欧州限定の「スポーツライン」とは

掲載 46
タイプRのアイコン「デッカイ羽根」を捨て去った大人のシビックタイプRが存在! 欧州限定の「スポーツライン」とは

 この記事をまとめると

■欧州向け「スポーツライン」はFK8シビックタイプRの過激な外観を抑えた特別仕様

「最新こそ最良だろ!」「やっぱりNAでこそR!」 ファンが紛糾するシビック・タイプRは「どれが最高か」論争を考える

■小型リヤスポイラーや19インチホイールや防音材追加などで快適性も向上

■日本導入はなかったが「控えめなタイプR」を求める層には魅力的なモデルだった

 見た目をトーンダウンしたオトナなタイプR

 歴代シビックタイプRのなかでも、シリーズ5代目となるFK8型のデザインは突出して「主張が強い」と評されてきた。ボディのロワー部分を囲う赤いライン、あと付け感すら漂うフェンダーアーチの張り出し、ボンネットのエアスクープ、そして巨大なリヤウイング。遠くからでも「タイプRが来た」とわかるド派手な存在感は、好き者にはたまらないかもしれないが、普段使いのクルマとして選ぼうとすると踏み切れないという層を確実に生んでいただろう。その反動が、次世代モデルであるFL5型の売れ行きが極めて好調な遠因となっていると見ることもできる。

 さて、そのFK8型シビックタイプRをベースとしながら「やりすぎ感」を幾分和らげたモデルが欧州に存在した。2020年3月に発表された「スポーツライン」である。

 最大の変更点は、高くそびえるリヤウイングを廃し、小さなダックテール型スポイラーへと置き換えたことだろう。新スポイラーの下側にはボルテックスジェネレーターの突起が並び、単純に小さくしただけではなく空力的な機能も果たす設計になっている。加えて、ボディ下部に沿うレッドのアクセントラインも捨て去られたことも見逃せない。

 ホイールは20インチから19インチへサイズダウン。タイヤはコンチネンタル・スポーツコンタクト6(標準タイプR)に対してミシュラン・パイロットスポーツ4Sを採用した。サイドウォールがソフトで高いグリップ力をもつこのタイヤへの変更が、乗り心地の改善に大きく寄与している。また、軽量化のために省かれていた防音材の一部がトランクルームとテールゲートに追加されており、NVHの改善も図られたほか、真紅のセミバケットシートはブラックをベースとしたものに置換された。

 それでも、スポーツラインがゴルフGTIのような「おとなしいスポーツカー」に見えるかといえば、そうはならない。3本出しマフラーもフェンダーアーチも残っている。タイプRがタイプRであることは、ウイングを外しただけでは消えないし、攻撃的なエアロパーツが残されるだけに、大型のリヤウイングがあったほうが全体としてのルックスではバランスに優れるという見方もできるだろう。欧州ホンダの仕事をどう評価するかには評価がわかれそうだ。

 エンジンは標準タイプRと共通の2リッターVTECターボで、320馬力を発生する。車重は防音材が追加されているにもかかわらず1380kgで変わっていない。足まわりのチューニングも同一で、シャシーの素性はそのままだ。新たに追加された「アクティブ・サウンド・コントロール(ASC)」は、スポーツモードや+Rモードでエンジンサウンドをスピーカー経由で強調する機能で、「車内の音響環境もモードで切り替えられる」という発想はスポーツラインならではの装備といえる。

 スポーツラインは欧州市場向けのグレードであり、日本への正規導入はなかった。FK8世代のタイプRは現在生産を終えているが、「外見がもう少し控えめならば」という理由でFK8に踏み切れなかった人にとって、このスポーツラインはひとつの正解だったのかもしれない。

文:WEB CARTOP WEB CARTOP
【キャンペーン】お得に給油!第1・3金土日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

免許返納と共にマツダへと寄贈された極上の個体! 日本一有名なRX-7に乗ったら「ロータリーの灯火を消しちゃダメ」を改めて感じた
免許返納と共にマツダへと寄贈された極上の個体! 日本一有名なRX-7に乗ったら「ロータリーの灯火を消しちゃダメ」を改めて感じた
WEB CARTOP
ガチガチのスポーツカーじゃないフツーのMTって最高! 性能を使い切る楽しさが味わえるおススメのMT車5選
ガチガチのスポーツカーじゃないフツーのMTって最高! 性能を使い切る楽しさが味わえるおススメのMT車5選
ベストカーWeb
純正でここまでゴツくていいのか!! エクストレイルの「ソトアソビパッケージ」は買いか?
純正でここまでゴツくていいのか!! エクストレイルの「ソトアソビパッケージ」は買いか?
ベストカーWeb
レクサス『RX』に「モリゾー仕様」登場か!? シャコタン&極太タイヤの開発車両の正体は
レクサス『RX』に「モリゾー仕様」登場か!? シャコタン&極太タイヤの開発車両の正体は
レスポンス
純正アクセサリーで「本気のオフローダー」に変身! シュノーケルやプロテクションバーを装着したガチ仕様の新型パジェロがカッコよすぎだった
純正アクセサリーで「本気のオフローダー」に変身! シュノーケルやプロテクションバーを装着したガチ仕様の新型パジェロがカッコよすぎだった
WEB CARTOP
【JLR】635PSは何のためにあるのか 最強のディフェンダー「OCTA」に乗ってわかった、その異次元の走破力
【JLR】635PSは何のためにあるのか 最強のディフェンダー「OCTA」に乗ってわかった、その異次元の走破力
Auto Prove
【試乗】8550回転の高回転で646馬力を発生するV8ユニット! コルベットZ06が見せた楽しさ溢れる走り
【試乗】8550回転の高回転で646馬力を発生するV8ユニット! コルベットZ06が見せた楽しさ溢れる走り
WEB CARTOP
よっ、待ってました! 7年ぶり三菱新型「パジェロ」登場に熱視線 「やっぱりカッコいい」「早く実車を拝みたい」とネットでは復活を待ち望んでいた声続々
よっ、待ってました! 7年ぶり三菱新型「パジェロ」登場に熱視線 「やっぱりカッコいい」「早く実車を拝みたい」とネットでは復活を待ち望んでいた声続々
VAGUE
90年代、絶大的な人気を誇ったオフローダー「三菱パジェロ」が帰ってきた!
90年代、絶大的な人気を誇ったオフローダー「三菱パジェロ」が帰ってきた!
AutoBild Japan
スーパーカーの始祖「ミウラ」誕生60周年! 血統を受け継ぐ最新V12モデル「ランボルギーニ・レヴエルト ミウラ60°オマージュ」の全貌
スーパーカーの始祖「ミウラ」誕生60周年! 血統を受け継ぐ最新V12モデル「ランボルギーニ・レヴエルト ミウラ60°オマージュ」の全貌
WEB CARTOP
電力を得たジャイアントキラー ポルシェ911 ターボS(1) カレラGTS譲りの3.6Lフラット6 アナログとデジタルが理想的に共存
電力を得たジャイアントキラー ポルシェ911 ターボS(1) カレラGTS譲りの3.6Lフラット6 アナログとデジタルが理想的に共存
AUTOCAR JAPAN
ポルシェ色に仕上げた1.5L。2名乗車公認とGRMN内装のGRヤリス
ポルシェ色に仕上げた1.5L。2名乗車公認とGRMN内装のGRヤリス
Auto Messe Web
小型軽量オープンのBMW Z3にV12をぶち込む狂気! BMWが自ら作った幻の魔改造車
小型軽量オープンのBMW Z3にV12をぶち込む狂気! BMWが自ら作った幻の魔改造車
WEB CARTOP
レクサスRX用21インチを装着。バルサリーニとTRDを融合したトヨタC-HR
レクサスRX用21インチを装着。バルサリーニとTRDを融合したトヨタC-HR
Auto Messe Web
コックピット中央の1人乗りで車重600kg未満。250馬力のロータスS1エリーゼ
コックピット中央の1人乗りで車重600kg未満。250馬力のロータスS1エリーゼ
Auto Messe Web
新型パジェロでファンが賞賛する「ラダーフレーム」! 先代&先々代の「ビルトインラダーフレーム」と違う点とは
新型パジェロでファンが賞賛する「ラダーフレーム」! 先代&先々代の「ビルトインラダーフレーム」と違う点とは
WEB CARTOP
「ご、5億円ん?!」…ディーノ206ベルリネッタ『プロトタイプ』ピニンファリーナが出現! 量産車で断念したエンジン搭載方法とは?
「ご、5億円ん?!」…ディーノ206ベルリネッタ『プロトタイプ』ピニンファリーナが出現! 量産車で断念したエンジン搭載方法とは?
Webモーターマガジン
大型ミニバンなのに“どこまでも運転していたくなる”! 日産新型「エルグランド」はなぜ峠道でも気持ちよく曲がるのか?
大型ミニバンなのに“どこまでも運転していたくなる”! 日産新型「エルグランド」はなぜ峠道でも気持ちよく曲がるのか?
VAGUE

みんなのコメント

46件
  • ben********
    アコードユーロRみたいな大人しい外観だったらいいなあと思う。何もかもガンダムチックになりすぎ。
  • stogawa
    いま、煽り運転の犯人の車いう悪いイメージが付いてしまった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

618 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98 . 8万円 1100 . 0万円

中古車を検索
ホンダ シビックタイプRの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

618 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98 . 8万円 1100 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村