ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは第8戦アラゴンGPの決勝で3位を獲得。苦境からは抜け出したようだが、まだ勝利を争えると断言できる状態ではないという。
バニャイヤは今季、最新型GP25のフロントエンドのフィーリングを上手く掴めないことが問題となりチームメイトのマルク・マルケスと比べて苦戦してきた。第6戦フランスGPでは0ポイントとなり、さらに続くイギリスGPでも決勝で転倒と散々なレースが続いてしまった。
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アラゴンGPでバニャイヤは予選4番手とまずまずの位置につけたものの、スプリントレースでは12位ノーポイントと大苦戦だった。このまま決勝も苦しむかと思われたが、大型のブレーキディスクに交換したことがきっかけとなり速さを取り戻すと、アレックス・マルケス(グレシーニ)と2位を争った末に3位表彰台を獲得した。
そしてアラゴンGPの翌日には公式テストが居残りで行なわれたため、バニャイヤはブレーキディスクの変更によるフィーリングを確かめる非常に良い機会となった。
テストでは総合9番手タイムとなったバニャイヤ。ひとまず良い方向に進んでいるという。
「昨日の決勝レースの後、また同じフィーリングでやれることが大事だったんだけど、ちゃんとできたよ」
公式テストでバニャイヤはそう語った。
「基本的にはより多くの事が理解できたし、今日は昨日よりも少し自信が感じられたからハッピーだ。これまでに厳しかった点も理解が深まったんだ」
「今年はどのテストでも自信を持てていなかったんだ。でも今回はフェアリングやスイングアームなど、いくつかのモノを試すこともできた」
ドゥカティは今回新しいエアロパッケージをテストしていたが、バニャイヤによると次戦イタリアGPでホモロゲーションを受けてアップデートするにはまだ改良点があるため難しいだろうと語った。またスイングアームに関しても、結論は出し辛いという。
「(新エアロは)ポジティブなところとネガティブなところがあるから、ムジェロには持ち込まないと思う。いいところの方が多かったと思うけど、100%機能させるためにはセットアップも変える必要があるし、今はまた不安定な形に戻りたくはない」
「だから安定を維持して、自分自身の改善を続けていきたいんだ。いずれにしてもバルセロナでのプライベートテストでピッロ(ミケーレ・ピッロ/テストライダー)が試すから、彼の意見も聞いて理解する事が大事になる」
バニャイヤがブレーキディスクを変えたことで復調した姿は、過去にホルヘ・ロレンソがドゥカティ移籍後に苦戦していたものの、燃料タンクのカバー形状を変更した途端に好調となった時のことを思い起こさせる。
バニャイヤは僅かなタイムを争っているスポーツでは、フィーリングの違いで大きな違いを生み出す事ができると語っている。しかし、フィーリングが良くなったとはいえ、アラゴンGPで圧勝したチームメイトのマルク・マルケス相手にすぐに勝ちを争えるとは断言できないようだ。
「僕らのスポーツが0.1秒を争うスポーツであることを考えれば、些細なことが、あなた達から見れば本当に小さなことが大きな負担になることもあるんだ。そして少しでもフィーリングが良くなり、自信を持つことができれば、ライダーは大きな違いも生み出せるんだ。些細なことだけどね」
2024年のような自信を取り戻したのか? そう問われたバニャイヤは「まだ何も言いたくない」と答えた。
「昨日は良いレースができたし、トップグループでマルクが100%プッシュしてはいなかったとはいえ、大きすぎないギャップで速い走りを見せられた。ただ、今のところ自信について語るのは時期尚早だ。100%に戻ったとはまだ思っていないけど、様子を見てみよう」
「現実的であることが必要だ。現時点では勝利を争えるといった感じではない。今はマルクがこのバイクでもっと自信を築いているからね。だからムジェロは勝ちを競いにいくと言うのは難しい」
「でもムジェロは僕のホーム戦だから、ちょっとしたアドバンテージがあるだろうというのは事実だ。だから可能な限りベストな結果を目指して頑張るよ」
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みんなのコメント
分かりやすい部分をかいつまんでいるだけで、ここ最近のアンコントローラブルな感じの原因のすべてを話してるとは思えないし。
ただ確実にわかるのはこの御仁、端正で腺病質なお顔とは裏腹に実に執念深く大胆。レース観てるとまざまざと感じるわ。
だから多くの事、ひっくり返す可能性は大よな。
澄ましたお顔でエグーーいペッコを見せてくり。