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日産マイクラのホットな兄弟 アルピーヌA290(1) 5 ターボを彷彿 EV期待の星のハードを解説

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日産マイクラのホットな兄弟 アルピーヌA290(1) 5 ターボを彷彿 EV期待の星のハードを解説

日産マイクラの兄弟といえるホットハッチ

新しい日産マイクラ(マーチ)の兄弟モデル、ルノー5(サンク)のホットハッチ仕様がアルピーヌA290。フィアット500eとアバルト500e、ヒョンデ・アイオニック5とアイオニック5 Nの違いと近いといえる。いずれも、電動化時代の期待の星だ。

【画像】日産マイクラのホットな兄弟 アルピーヌA290 電動のホットハッチたち ルノー 5も 全129枚

A290のプラットフォームは、5と同じくルノーのAMPRで、前輪駆動。駆動用モーターの最高出力は、180psか220psを選べる。サイズは全長3990mm、全幅1820mm、全高1520mmと、5より僅かに大きい。

駆動用バッテリーはフロア部分に敷かれ、容量は52kWh。強固なケースで包まれ、ボディ剛性を高めることにも役立っている。機械式のリミテッドスリップ・デフは備わらず、ブレーキ制御。前後の重量配分は57:43で、車重は1500kgを切る。

お値段は、英国のエントリーグレードとなるGTで3万3500ポンド(約653万円)から。試乗車のGTSグレードでは3万7500ポンド(約731万円)と、お安くはない。258psのミニ・ジョン・クーパー・ワークス・エレクトリックに、並ぶ価格帯ではある。

往年のルノー5 ターボを彷彿とさせる見た目

スタイリングは、明らかに往年のルノー5 ターボを彷彿とさせるもの。ボンネットのラインや、サイドのコの字のエアインテーク風プレスなどは、見ていてワクワクさせる。

アルミホイールは、複数のデザインから選べるものの、共通で19インチ。タイヤはミシュランで、パイロットスポーツEVかS5が、グレードによって組み合わされる。技術者がチューニングした操縦性のバランスを、正しく味わって欲しいのだろう。

その奥で光るブレーキは、前が320mm、リアが288mmのディスク。フロントのキャリパーは、ミドシップ・スポーツのA110と共通だという。

サスペンションの構成は5と変わらず、前がストラット式で、後ろはマルチリンク式。だがスプリングとダンパー、アンチロールバー、油圧バンプストッパーは独自アイテムとなり、前側にはアルミニウム製のサブフレームも組まれる。

高級感に唸らされる内装 0-100km/h計測も可能

インテリアは、5のアップグレード版。試乗車はレザー内装を得るGTSだった。小さなハッチバックでありながら、車内の高級感には唸らされる。随所に散りばめられた、ブルーの差し色が効いている。安っぽい部分は、探さないと見つからない。

ダッシュボード上部には、メーター用とインフォテインメント用が一体の、大きなモニターパネル。システムはグーグルベースで、反応は素早く扱いやすい。

A290ならではの機能が、0-100km/h加速を図るストップウォッチ。コーナリング・スキルのチュートリアルも、インストールされている。

前席側のシートはゆったり快適。もう少し彫りの深い、バケットシートが良いと感じるドライバーはいるかもしれない。後席側は正直狭め。5ドアだから、乗降性は悪くないが。荷室容量は326Lと同クラスでは広い方で、開口部は大きい。

デジタルとアナログのベストバランス

ステアリングホイールは、下辺がフラットなタイプ。ブルーにレッド、ブラックのボタンがボスを囲むように配されている。それぞれ、回生ブレーキとオーバーブースト、ドライブモードに割り当てられている。

エアコンやドアロック、運転支援システム、ライト、スタビリティ・コントロールなどにも、実際に押せるハードスイッチが用意されているのが美点。デジタルとアナログの、ベストバランスではないだろうか。エアコンは、ヒートポンプ式が標準だ。

ただし、センターコンソールにカップホルダーは見当たらない。フロントのドアポケットは狭く、ペットボトルは入らない。リアのドアには、そもそもポケットがない。純正のアクセサリーとして、追加予定ではあるという。

走りの印象とスペックは、アルピーヌA290(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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