IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップGTDプロチャンピオンのジャック・ホークスワースとベン・バーニコートは、11月5日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるWEC世界耐久選手権の『ルーキーテスト』でトヨタGR010ハイブリッドをドライブすることになった。
最終戦決勝翌日に開催されることが恒例となっている、WECのルーキーテスト。テストにはシリーズが推薦する3名のドライバーが参加するほか、各エントラントはレギュラー以外のドライバーをエントリーさせることができる。2023年のルーキーテストに向けては、10月24日にWECがエントリーリストを発表したことで、参加するチーム・ドライバーの顔ぶれが明らかとなった。テストには3クラス・18台がエントリーしている。
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■シュワルツマンとワドゥがフェラーリ499Pをドライブへ
トヨタGAZOO Racingからは7号車1台のみがエントリーしており、ホークスワースとバーニコートは、レギュラードライバーのホセ・マリア・ロペス、そしてWEC推薦枠によりテストドライブの機会が与えられたジョシュ・ピアソンとともに、この車両をドライブする。
同じくWEC推薦枠のニコ・バローネは、先週ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2王者に輝いたばかりのカイフィン・シンプソンとともに、キャデラックVシリーズ.Rをドライブすることになった。
また、既報のとおり、ヴァンウォール・バンダーベル680を、ヨブ・バン・ウィタートがテストドライブする。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは1台のポルシェ963で参加する。第1ドライバーは未定となっているが、第2ドライバーとしては今年DTMドイツ・ツーリングカー選手権王者となったトーマス・プライニングをエントリーさせている。
また、ピエトロ・フィッティパルディはハーツ・チーム・JOTAのポルシェ963陣営に加わり、同じくポルシェ963カスタマーのプロトン・コンペティションからは、レネ・ビンダーとジュリアン・アンドロウアーが参加することになった。
フェラーリAFコルセからは、LMGTEアマクラスで活躍している女性ドライバー、リル・ワドゥと、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップのドライバーであるロバート・シュワルツマンが、51号車フェラーリ499Pのステアリングを握る。
なお、ワドゥは2022年のルーキーテストで推薦枠に入り、トヨタGR010ハイブリッドをドライブした経験を持ち、ハイパーカーをドライブするのはこれが2度目となる。
プジョー・トタルエナジーズは、ストフェル・バンドーン、ミケル・イェンセンに加え、ジュニアドライバーのマルテ・ヤコブセンをエントリーさせ、2台のプジョー9X8を走らせる予定だ。
LMP2には5チーム(プレマ・レーシング、ユナイテッド・オートスポーツ、JOTA、インターユーロポル・コンペティション、チームWRT)がエントリーしているが、そのほとんどがまだドライバーを確定していない。
WECの広報担当者によると、当初LMP2クラスの推薦ドライバーとなっていたバローネだが、オレカ07・ギブソンをドライブすることはなく、キャデラックのLMDhマシンのみをドライブすることになるという。
プレマはブロンズドライバーのPJ・ハイエットのほか、ポール・ループ・シャタンとハリー・ティンクネルを迎え入れ、ユナイテッド・オートスポーツは、ブロンズドライバーのダニエル・シュナイダーを乗せる予定だ。
現役FIAフォーミュラ2ドライバーのクレモン・ノバラックはインターユーロポル34号車のステアリングを握る。
GTEアマチームからは4台がエントリーしている。コルベット・レーシングから参戦するアントワーヌ・ドキンはWEC推薦のドライバーだ。ここに、ニッキー・キャッツバーグが加わることになる。また、フェラーリ488 GTE Evoは3台がエントリーしており、AFコルセ21号車はクリストフ・ウルリッヒ、同54号車はインターナショナルGTオープンのウイナーであるニコラ・マリナンジェリ、そしてリシャール・ミル・AFコルセはロレンツォ・パトレーゼを走らせる。
WECルーキーテストは11月5日の午前に2時間、午後に3時間のセッションが行われる予定だ。
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