2026年5月28日より、発売前の事前予約を開始した新型日産 エルグランド。正式発表&発売は7月の予定となっているが、その前に新型エルグランドの魅力をもう一度おさらいしておきたい。元祖ミニバン帝王の久々の王座奪還なるか!?
※本稿は2026年6月のものです
【画像ギャラリー】3列目がアルファードより快適だと!? 新型「エルグランド」の広々室内をじっくりチェック(20枚)
文:ベストカー編集部、渡辺陽一郎、小沢コージ、岡本幸一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年7月10日号
登場直前! 16年ぶりのフルモデルチェンジ
2026年5月28日より事前予約が開始された4代目となる新型エルグランド。3代目のデビューは2010年なので、実に16年ぶりのフルモデルチェンジだ。
ボディサイズは全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mm。Lサイズミニバンの雄、アルファードと比べると、全長は同じだが全幅は45mmワイドで全高は40mm高く、存在感ではまったく見劣りをしない。ホイールべースはアルファードと同じ3000mmだ。
価格はボトムが「X」グレードの689万7000円。アルファードにはハイブリッドXの510万円、2.5Lガソリンエンジン「Z」グレードの555万円があるため、ちょっとお高く見えるかもしれないが、e-POWER、そして4WDのみということを考慮すればけっしてアル/ヴェルよりも高価だということはない。
【チェック1】第3世代e-POWER 直3、1.5Lターボ+モーター
新型エルグランドのパワートレーンは第3世代e-POWER。新開発された直3、1.5Lターボエンジン(ZR15DDTe)は可変圧縮比機構を廃して発電用に特化したトルク特性にチューニング。前後輪2モーターに効率よく電気を供給し、最大トルク500Nm(約51kgm)超を発揮する。
これにより発進加速はもちろんのことだが、電動車が不得手とする100→120km/hの高速域での中間加速もグイグイと力強い。ドライバビリティの高さも自慢のポイントだ。
【チェック2】アクティブノイズコントロールで快適な室内
第3世代e-POWERは5 -in- 1一体設計で剛性を高め振動を抑制。車体も高性能遮音ガラスなどを採用。さらにアクティブノイズコントロールにより静粛性を高める。加速時の騒音はライバルに対し5dB低減。これはiPhoneのボリューム3クリック分に相当する音圧だ。
【チェック3】インテリジェントダイナミックサスペンションで乗り心地良好
全グレード標準装備の電制ショックアブソーバーに加え、加減速時のモータートルク配分と、停車時のブレーキ圧制御により前後ピッチングを抑制。滑らかで心地よい乗り心地を提供。前後モーターの駆動力制御により、スムーズなコーナリングを演出する。
【チェック4】オーテックモデルもカッコいい!
プレミアムな佇まいと高級感漂うインテリアが魅力の「オーテック」に加え、「オーテックライン」、ショファードリブンニーズに応える「VIP」などもラインナップする。
渡辺陽一郎氏はこう評価
ミニバンの最大の特徴は、多人数で乗車できることだ。そこで大切になるのが3列目シートの座り心地。
先代エルグランドは天井が低く、床と座面の間隔も不足して、足を前方へ投げ出す座り方だった。
しかし新型は、全高を160mm高めたから、3列目の床と座面の間隔も広がり着座姿勢が改善された。身長170cmの大人6名が乗車した時、2列目に座る乗員の膝先空間を握りコブシ3つ分に調節すると、3列目に座る乗員の膝先空間は、新型エルグランドが握りコブシ3つ分でアルファードは3つ半だ。
エルグランドは少し狭いが、床と座面の間隔は、アルファードよりも余裕がある。乗員の体重が加わる背もたれの下側と座面の後方も入念に造り込んだ。3列目の総合的な座り心地はアルファードよりも快適だ。
ドライブモードをコンフォートにすると、路上の細かなデコボコも伝わりにくい。国産ミニバンでは、3列目の快適性が最も優れている。
小沢コージ氏はこう評価
走りは確かにアル/ヴェル超え。だが、今回驚いたのは開発チーフの「燃費ですか? 競合に負けてません」という予想外のお答え。
正直ハイブリッド燃費でトヨタTHSIIに勝つ方式はないと思っていた。
まず効率のいいアトキンソンサイクルエンジンを開発し、両端をふたつのモーターで挟み、発進加速はモーターパワーで補い、エンジンパワーが余れば発電で電気を貯める。パワーが必要な高速域ではエンジンを使い切る。トヨタTHSIIの凄さはエンジンパワーをトコトンしゃぶり尽くす点にある。
かたや日産e-POWERは発電・駆動別々のシリーズ方式なので、エンジンパワーを一度電気エネルギーに変換せざるを得ない。そこで多少なりとも絶対にロスする。
しかし新エルグランドはロスがあってもトヨタに勝つという。よほどエンジン、発電効率が高いのだろう。ちと信じられないが、ウソは言わないはず。公道での試乗日が実に楽しみなのだ。
岡本幸一郎氏はこう評価
走りの仕上がりがよくて感心している。
まず動力性能が高い。発電特化型エンジンと最大トルク500Nm以上という大トルクのモーターによる第3世代e-POWERの気持ちいい加速は、大きな特徴のひとつだ。
すばやく加速Gが立ち上がり、力強さがなめらかに持続する加速を提供してくれる。3気筒の音がどうなのか気になっていたが、それほど悪いものじゃなかった。それに圧倒的に静かだ。
足まわりもいい。インテリジェントダイナミックサスペンションにより振動や上下動を効果的に抑えることができていて、乗り心地がとてもいい。
さらには進化したe-4ORCEがクルマの向きと姿勢を自在にコントロールし、ミニバンなのに意のままに操れるようになっている。
プレミアム感がわかりやすく仕立てられたインテリアもポイントが高い。
今のところ気になるところがどこにもない。こりゃよくできてるわ。
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みんなのコメント
今やアルヴェルは低民度な連中が残クレ乗りして自己陶酔マウントしてるイメージが定着してるからそういう下品な車にならないことだけ祈るよ
価格が