専門店のノウハウと卓越したレストア技術でユーザーをサポート!
カプチーノ好きにとっては“聖地”だ
「世にも珍しいカプチーノ専門店トイガレージ・ピューパに潜入!」スタッフ全員がカプチ乗り!?
いわゆるABCトリオの中では最も長期間に渡り販売が続けられてきたカプチーノだが、気づけばすでに生産中止から22年という時間が経過。ネオクラシックと呼ばれる領域に足を踏み入れている。しかし、ABCトリオの中では唯一オーソドックスなFRレイアウトが採用されたことで、チューンドベースとしての人気は今なお健在だ。
そんなカプチーノの専門店として、15年以上の歴史を誇る福岡県『トイガレージ・ピューパ』代表の白澤さんに、中古車市場の現状について話を聞いた。
「ご年配の方から若者まで、安定した需要をキープしていますが、残念ながら程度の良い個体は減る一方。走行距離が少なく、内外装が綺麗な“極上車”というのはごく稀で、仮に見つけられても200万円前後は必至。逆に、極端に安い車両も見かけますが、価格面だけで飛びつくと、後でそれなりに苦労します(笑)。できるだけサビが少なく、機関部分がしっかりしたものを選びましょう」とのこと。
と、文字にするのは簡単だが、素人がひと目見て車両の状態を見極めることは、まず不可能だ。
特にエンジン以上にネックとなるのがボディ。画像は、サビが発生する定番ポイントとされているシート背面部だが、それ以外にもバックバネルの錆やフロア周りの劣化は内張りを外したり、リフトに上げなくては判断ができない部分。車両を求める際にはやはり同店のように、専門的なノウハウを持ったショップを選ぶことが、購入後の思わぬ出費を防ぐ近道と言えるだろう。
なお、カプチーノの前期モデルはF6A(EA-11R)、後期モデル(EA22R)にはアルミブロックのK6Aツインカムターボが搭載されている。普通に考えれば設計が新しい後期型の方が人気が高そうだが、カプチーノにはそのセオリーは当てはまらない。
「前期、後期ということより、走行距離やボディの状態の方が重視されます。ちなみに、K6は当時開発されたばかりのエンジンで、3年の間に数回改良が加えられ、最終的に3.1型(車体番号102780以降)が完成形と言われています」と白澤さん。
もちろん、ピューパはレストアも得意としている。同社が手がけるレストアは、ボディから全ての部品を外し、フルストリップにして地金からの作業となる。そして、シャーシの歪みはもちろん、サビや腐食に対して徹底的に板金修理を施した上で下地処理を行い、塗装で仕上げるのだ。
ボディカラーは純正に拘らず、オーナー好みの色に変えるケースが多いという。当然ながら、サビが発生しやすい箇所は防錆処理を行うなど、ウィークポイントを補う一手間が随所に施されていることは言うまでもない。
カスタムショップとしての技術も見逃せないポイントだ。このマシンはカプチーノファン垂涎のEVA ワイドボディ仕様。
当時、コンプリートとして製作された3台の中の1台で、レースカー風に改造されていたものをフルレストア。ビス留め風のフェンダーや、ピューパオリジナルのバンパーなど、ピューパエディションとして一新されている。エンジンはモンスタースポーツのF100キットでファインチューンが施されている。
板金オプションメニューのデモとして施されたグラインダータトゥ。ボンネットの塗装を剥離し、グラインダーでパターンを刻みながらキャンディクリアを塗り重ねて行くという高度な塗装テクニックだ。カプチーノのボンネットへの施工は12万円から。
フォルムにマッチした、小ぶりなデザインのリアスポイラーはピューパオリジナル。価格は2万3000円で取り付けに穴開けは不要。ショートアンテナもオリジナルで、こちらは5000円で販売されている。
ちなみに、こちらがピューパスタッフ陣の愛車。3名のスタッフ全員がカプチーノオーナーだというから、その熱量の高さとノウハウの量は疑う余地などない。
「幸い、メーカーからの部品供給については欠品を探す方が難しいほど、95%近くのパーツが現在でも入手可能です。先述したような極上車だけを最初から狙わなくても、購入後、少しずつ治療を進めながら、自分のペースでコンディションを維持して行くというスタンスこそ、このクルマを長く楽しむ秘訣だと思います」とは白澤さん。
納得のいく1台を探しているという未来のオーナーは、ぜひ一度ピューパに相談していただきたい。
●取材協力:トイガレージ・ピューパ 福岡県糸島市荻浦3-2-14 TEL:092-335-3366
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