車種別・最新情報 [2026.04.27 UP]
こだわりの“技アリ!”SUV・CX-60
マツダ 新型CX-60の改良点をオーナー目線でチェック!【工藤貴宏】
ここに技あり! こだわりのSUV選び
今や愛車選びの大本命で車種も豊富なSUV。今回は多彩なSUVの中から個性派を選抜。“ならでは”の魅力を掘り下げてみた。
●文:渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年5月号制作時点(2025年3月中旬)のものです。
MAZDA CX-60
●価格:326万7000~646万2500円 【2.5ℓガソリン・FR/4WD】【3.3ℓディーゼルターボ・FR/4WD】【3.3ℓディーゼルターボHEV・4WD】【2.5ℓPHEV・4WD】
今や希少なFR車が値頃な価格で手に入る
国内で販売されているマツダ車はOEMを除くとSUVが圧倒的に多い。その上級クラスに位置する車種がCX‐60だ。注目すべき特徴は駆動方式。後輪駆動が中心で、これをベースにした4WDを設定する。後輪駆動はエンジンを横向きに搭載する前輪駆動に比べて、ボンネットが長くなり、全長に占める有効室内長は減る。つまり外観がカッコ良くなる代わりに空間効率は下がるが、前後輪の荷重バランスを50対50に近づけられる。走行安定性を向上させやすく、エンジンを縦向きに搭載するから、直列6気筒も採用できる。
そこでCX‐60は、個性的なパワーユニットとして直列6気筒3・3ℓクリーンディーゼルターボを用意する。ノーマルタイプと併せてマイルドハイブリッドも選べる。ガソリンエンジンとしては、直列4気筒2.5ℓとこれをベースにしたPHEV(プラグインハイブリッド)もある。パワーユニットは合計4種類だ。主力のディーゼルは、ノーマルタイプでも5ℓのガソリンエンジンに相当する駆動力を1500~3000回転で発生させるため、発進直後から力強い。6気筒だからディーゼルでも吹け上がりは滑らかだ。
乗り心地は、発売当初は硬く感じたが、その後に改良された。段差を通過した時のショックの伝わり方は、以前よりも穏やかに改善されている。それでも20インチタイヤを装着した売れ筋グレードは、路上の細かなデコボコを伝えやすい。販売店の試乗車で路面の荒れた街中を時速40km以下で走った時に、不快に感じないか確認したい。乗り心地の感じ方は個人差が大きいため、ファミリーカーを買う時は家族全員で試乗すると良い。
ステアリング操作に対する反応は乗り心地の改善とともに少し穏やかになったが、SUVとしてはステアリングホイールを回し始めた時から車両の進行方向が正確に変わる。峠道を走ると、ボディの傾き方が以前よりも少し大きくなったが、挙動の変化が穏やかで、下りカーブでは後輪がしっかりと接地して不安を感じにくい。パワーユニットは前述の4種類が用意され、その中でマイルドハイブリッドを装着しないノーマルタイプのディーゼルは、機能の割に価格を抑えていて、2WDも選べる。
買い得グレードはXDドライブエディションだ。実用装備が充実してシート生地も本革になり、2WDの価格を427万200円に抑えている。なお前席のシートベンチレーション機能や上質な内装などが欲しい時は、上級のナッパレザーパッケージやプレミアムスポーツも検討したい。
ココが“技アリ!”→多彩な選択肢でFRを体感できる
現代の乗用車はFFベースが主流で、クロスオーバーSUVも当然その流れの中にある。ところがマツダは敢えて希少なFRのCX-60を新開発。長めのボンネットにはマツダが注力してきたSKYACTIVテクノロジーによるガソリン&ディーゼルエンジンに加え、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドまで多彩なパワートレーンが収まる。
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