アウディのフォーミュラEシートを失ったダニエル・アプトは、フォーミュラEの2019-2020シーズン残りの6レースに、NIOから出走することになった。
アプトは、フォーミュラEのバーチャルレースシリーズ『レース・アット・ホーム・チャレンジ』において“替え玉”行為を働き、プロのeスポーツ選手を代わりに出走させていた。この行為に対し、アウディはシートの剥奪という厳しい処罰を下した。
■アプトの“替え玉事件”、実はアウディにとって好都合だった? グロックが持論を展開
アプトは自身のYouTubeチャンネルに謝罪動画をアップロードし、アウディとの関係終了を認めた。一方、アウディはアプトの後任として、DTM王者のレネ・ラストを起用することを発表している。
しかし、アプトはフォーミュラEでのセカンドチャンスを手に入れることができた。NIOの空いたシートに収まることができたのだ。
新型コロナウイルスの影響で大きくスケジュールが変更された結果、フォーミュラEはドイツのテンペルホーフ空港で3つの異なるレイアウトを使用し、3つのダブルヘッダーイベントを開催してシーズンを締めくくることを決定した。
NIOのドライバーを務めている中国人ドライバーのマー・チンホワは、渡航制限のためこの6レースへの参戦を断念せざるを得なかった。そのため、彼らは代役を必要としていたのだ。
「僕はレースとフォーミュラEが大好きなので、ホームのドイツで行なわれるシーズン最後の6レースに参戦し、フォーミュラE全戦出場という記録を更新できる機会を得て、とても興奮している」
そうアプトは語った。
「私はこれまで、大手メーカーと協力してきた。だから、僕は多くの経験と情報をチームに提供できる」
「僕はオリバー(ターベイ)と一緒に結果を出すために、できる限りのことをする」
アプトの元チームメイトであるルーカス・ディ・グラッシと、サム・バード(ヴァージン)、そしてアプトは、フォーミュラEの創立からこれまでの全63レースに出場している。
NIOは「チームは慎重に検討し、フォーミュラEパドックの重要な人物に問い合わせ、決定を下した」と声明で述べた。
NIOのCEOであるヴィンセント・ワングは次のように付け加えた。
「ことわざでもあるように、『戻ってきた天才は金よりも貴重』なのだ。しかしレース・アット・ホーム・チャレンジにおいて、彼を巡って巻き起こった論争は、ふたつの正反対な意見を生んだ」
「パドックの主要人物たちと話をした後、我々は最終的にダニエルにフォーミュラEに戻る機会を与えることにした」
「我々は、両手を広げて彼をチームに歓迎する。地元のヒーローが、この異常なシーズンをスタイリッシュに終わらせるために、我々の力になってくれることを願う」
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