7月3日よりいよいよF1開幕戦オーストリアGPの走行が開始される。アップデートを投入するチームもあり、プレシーズンテスト仕様からの変化がどれ程のものなのかといった点などにも注目が集まっている。
しかし、トップチームの一角であるフェラーリは、第3戦ハンガリーGPまでアップデートを投入しないことが既に明らかとなっている。2月のプレシーズンテスト後の段階で、チーム代表のマッティア・ビノットがライバルに対する遅れを認めていたこともあり、特にオーストリアGPでは苦戦を強いられる可能性がありそうだ。
■「開幕戦はテストと同じ仕様で挑む」フェラーリ、アップデートはハンガリーまでお預け
さらにアップグレード投入が遅れれば、ライバルのメルセデスとレッドブルにポイントレースで先行されることになり、タイトル挑戦への希望を傷つける可能性もあるだろう。
チームの状況が厳しいモノであることは、ドライバーのシャルル・ルクレールも認識している。彼は2勝を挙げた昨シーズンよりも99%苦戦するだろうと予想している。
「今季は僕らにとってとてもチャレンジングなシーズンとなるだろうと思っている。間違いなく簡単には行かないだろうね」
ルクレールは今季の展望をそう語った。
「僕らの頭には依然として“クエスチョンマーク”が浮かんでいる。ただそれについて確実にするためには予選を待たないといけない。たとえ去年より99%確実に苦戦するだろうと考えていてもね」
フェラーリはシーズン開幕が延期されている間にプレシーズンテストのデータを分析し、マシンに修正を加える決定を下したと、ルクレールは言う。
「テスト後、僕らは自分たちが望んでいた場所にたどり着いていないと、多かれ少なかれ理解していたと思う。特に予選ペースではね」
「それからコロナウイルスの件があって、全てが封鎖された」
「そういったものが再開されてから、僕たちは短時間でデータの再分析を行なった。そして一歩立ち戻って、問題がどこから来ているのかを最初に分析して、それらに対処することにしたんだと思う」
「今のところはそういう状況だ。僕らはブタペスト(ハンガリー)に向けて、異なる方法を試しているんだ」
またチームメイトのセバスチャン・ベッテルはプレシーズンテストでの残念な結果の後、実際のレースでの立ち位置を確認したいと考えている。
「バルセロナでのテスト後、自分たちが望んでいたような結果を得られていないことは明らかだったと思う」と、ベッテルは言う。
「言うまでもなく、僕らはオーストラリアに行って、それが本当なのかどうなのかを確認したいと思っていた。ある意味、それはここでも同じだと思う」
「自分たちはどのあたりにいるのか、その答えを確認するのは興味深い。話はそこからだ。それに現段階ではシーズンがどれくらい長く続くのかもわからないからね」
「今のところ、8戦が予定されている。それだけなのか、それ以上のレースが予定されているのか、まだ多くのことが未知数なんだ」
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