8月4日から開幕した鈴鹿8耐。5日に行なわれたトップ10トライアルでは#33 Team HRC with 日本郵便の長島哲太が見事なアタックを決め、ポールポジションを獲得した。しかし本人としては、完璧なアタックからは程遠かったと感じている様子だ。
長島はトップ10トライアルに出走すると、2分5秒320のラップタイムを記録。#7 YART YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCのカレル・ハニカが記録していた暫定トップタイムを0.19秒上回り、HRCにポールポジションをもたらした。
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しかし、その走り自体は長島にとって高く評価できるものではなかったようだ。トップ10トライアル終了後、長島は事前の取材ではリップサービス含みながらも2分4秒台や2分3秒台も可能だと口にしていたため、2分5秒台で終わった今回の走りについてどうだったか、改めて尋ねられることとなった。
その際に長島は「正直に点数をつければ40~50点」になると語り、身体を含めたコンディション面で準備ができていなかったのだろうと説明した。
「今週を通してというか、怪我をしてからになっちゃうんですけど、セクター1まではしっかり走れて、実際に去年のセクターベストを超えていたんですが、ダンロップコーナー(現在の名称はNIPPOコーナー)でどうしても少し踏ん張りが効かなくて、ちょっとロスしちゃうんです」
「それをリカバリーしようと、ヘアピンから先を頑張ろうと思っていたんですけど、ヘアピンでフロントが切れ込んでしまい、MCシケインの2つ目から3つ目でフロントが暴れて、スプーンカーブの2個目でインにつけなくて……もうミスだらけで、正直本当恥ずかしくなるぐらいダメダメ走りでした」
「ですがその中でもセクター1は頑張ったおかげで多分タイムが残ったので、正直に点数をつけるとしたら多分40~50点だと思います。2分3秒台は狙いたかったですけど、まあ(怪我の影響も残る)身体的に狙える状態ではなかったかなと思います」
「それ(路面コンディション)もあってヘアピンでフロントが切れ込んでしまいました。そしてリカバリーをさらに頑張って、またミスを犯して、『スプーンで全部取り返してやろう!』と思ったら、またミスって……多分、コンディション的に4秒を切るプッシュができる状況ではなかったんだと思います」
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みんなのコメント
残して廻るかが肝だったんですが、今どきのマシンは凄いんですね。
今乗らせてもらったら多分十秒落ちでも走れない気がする。