1968年以来、初の自社製エンジン
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】アストン マーティン・ヴァルハラ、DBSスーパーレッジェーラ、ヴァンキッシュ【高性能モデル比較】 全47枚
アストン マーティンは、自社設計の新しいハイブリッドV6パワートレインの詳細を、初めて明らかにした。
このエンジンは、2022年からヴァルハラの中型スーパーカーに搭載予定となっており、すでに広範な動力計試験を受けている。
1950年代から1960年代のアストンの有名なエンジニアである、タデク・マレックにちなんで、TM01というコードネームが付けられている。
この、ターボチャージャー付き3.0L V6は、同社にとって1968年以来、初の自社製エンジンとなる。
通常のハイブリッドと、プラグインハイブリッドの両方を含む「新しいハイブリッドシステム」に採用される。
現段階の情報では、725psを発生するDBSスーパーレッジェーラの最上級モデル以上のパワーを発揮する、同社の最も強力なエンジンとなると言われている。
極めて高いパフォーマンス
6つのシリンダーヘッド内のターボ取り付け部分の「ホットV」構造と、ドライサンプを特徴としている。
コンパクトなため、フロントマウントとミドマウントの両方のアプリケーションに、適応可能となっている。重量は200kg未満。
アストンは、パワーとトルクのレベルは「それぞれのモデルに求められる特性によって決定します」と述べており、ほかのモデルにも、この新しいユニットが採用される可能性を示している。
また「ミドエンジンのスポーツカーの極めて高いパフォーマンス」を提供し、将来のユーロ7 CO2規制に適合するとのことだ。
このエンジンは、2023年型ヴァンキッシュにも搭載される予定となっているが、ハイブリッドDBXへの採用については、まだ明らかにされていない。
アストン マーティンのCEO、アンディ・パーマーは、新しいエンジンについて「パワートレインの自社開発という大きな課題に、チーム一丸となって挑戦しています」
「今後、このパワーユニットは多くのプロジェクトに必要不可欠なものとなります。大きな成果をあげることが出来ると確信しています」と述べている。
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みんなのコメント
どっちにしても高くて買えないけどw